京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

私って、まだつぼみなの?

2008年07月09日 | こんなところ訪ねて
「こんな昼下がりに暑いでしょうに~?」という私の声をしり目に、バスを途中下車。大徳寺に立ち寄ることにしました。近くてもなかなか機会がありません。 本坊はじめ、普段は、数多い塔頭もほとんどは非公開です。広い境内、石畳の上を歩きながら耳を澄ませば、確かに!あれは蝉の声でした。
時折、雲が日射しを遮ってくれますので、いっそう吹き抜ける風は心地よく、清涼剤となってくれます。                        細川忠興の妻、細川がラシャ夫人の墓がある高桐院への参道です。苔むし、竹藪が囲い、松に、モミジの青葉が美しく静かな別天地のようです。                  細川家の菩提寺、額縁入りの一枚の絵を見るごとき感覚の門前です。 高校の修学旅行できた大仙院。来年創建500年を迎えるに当たり本堂の屋根が修理中。枯山水のお庭に足組みができている状態でした。 枯山水の趣など味わうこともできず、ここのパンフレットの英文をそのまま利用して、旅行後の英語の宿題を仕上げた思い出があります。あのセンセイ、ちゃんと見たのかしら…。 ここの和尚さんのお言葉が壁に【五十六十は花なら蕾 / 七十八十は働き盛り/ 九十でお迎えが来たら/ 百まで待てと追い返せ】 和尚さん、にこやかなお顔で近くに座って折られました。 ここは禅寺、なるほど…。
コメント (4)
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