「SHIROH」
島原の乱を題材にした劇団☆RX新感線のミュージカル。そのシネマ化の上映をみに大阪まで。
キリシタンや重税に苦しむ農民たち女子供含め、37000人が集結。逃亡者わずか20余人、たった一人の背信者(絵師 山田右衛門作 えもさく)を除けばみな殉教者として全滅したというのが“史実”であるらしい。
奇跡を起こす能力は失われているのに、聖人・神の子と流布される天草四郎(上川隆也)。そうした彼の苦悩が表現されていたが、山田寿庵(背信する絵師の娘 高橋由美子)が彼に向けて、
♪「あなたの弱さが好き」
といった言葉が印象的だった。素直な人間性を見たシーンだ。
随所にコミカルな一面が入り笑いを誘う。
一つの舞台を作り上げていくことの喜びがあふれているようで、親しみを感じるものだった。
ただ、宗教観、キリシタンの人たちの「信仰」と言うものには考えが及ばず、「殉教」という観念も実のところはいまひとつ。
ちょっとすっきりしない。そんな状態で記録するのもおこがましいが…。 (ゴメンナサイ)
1960-61年にかけて、「朝日ジャーナル」に連載されたという『海鳴りの底から』(堀田善衛著)。同題材での歴史小説です。
手元にある変色しかけた新潮文庫、はるか昔に恩師の勧めで手に取ったもの。その後、遠藤周作著『沈黙』・『深い河』・『「深い河」をさぐる』、やがては『生き上手 死に上手』などへと続く流れとなった第一作目でした。
当時のキリシタンの人々の信仰には、日本の仏教の死生観が根底にあった…とか。???
リピーター割引があり、半券提示で当日券2500円が500円引きでした。頭の中がモヤモヤなので、マイナス500がちょうどいい結果です。
島原の乱を題材にした劇団☆RX新感線のミュージカル。そのシネマ化の上映をみに大阪まで。
キリシタンや重税に苦しむ農民たち女子供含め、37000人が集結。逃亡者わずか20余人、たった一人の背信者(絵師 山田右衛門作 えもさく)を除けばみな殉教者として全滅したというのが“史実”であるらしい。
奇跡を起こす能力は失われているのに、聖人・神の子と流布される天草四郎(上川隆也)。そうした彼の苦悩が表現されていたが、山田寿庵(背信する絵師の娘 高橋由美子)が彼に向けて、
♪「あなたの弱さが好き」
といった言葉が印象的だった。素直な人間性を見たシーンだ。
随所にコミカルな一面が入り笑いを誘う。
一つの舞台を作り上げていくことの喜びがあふれているようで、親しみを感じるものだった。
ただ、宗教観、キリシタンの人たちの「信仰」と言うものには考えが及ばず、「殉教」という観念も実のところはいまひとつ。
ちょっとすっきりしない。そんな状態で記録するのもおこがましいが…。 (ゴメンナサイ)
1960-61年にかけて、「朝日ジャーナル」に連載されたという『海鳴りの底から』(堀田善衛著)。同題材での歴史小説です。
手元にある変色しかけた新潮文庫、はるか昔に恩師の勧めで手に取ったもの。その後、遠藤周作著『沈黙』・『深い河』・『「深い河」をさぐる』、やがては『生き上手 死に上手』などへと続く流れとなった第一作目でした。
当時のキリシタンの人々の信仰には、日本の仏教の死生観が根底にあった…とか。???
リピーター割引があり、半券提示で当日券2500円が500円引きでした。頭の中がモヤモヤなので、マイナス500がちょうどいい結果です。