京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

こんな日はお昼寝を

2008年07月25日 | 日々の暮らしの中で
河原町通りにある書店にでかけた帰り道、草木も眠る、“午後2時”の静けさ。

いつもの道筋、賑やかな子供たちの声もない。
お昼寝だろうか。

風の通り道を求め、ごろりと横になる。
子どもを寝せようと一緒に横になって、ひと眠りしたのは親だけだったという、笑えるような懐かしさ。
体にまとわりついてくる幼い子が、疲れて?眠りに落ちるまでじっと我慢のお母さん。
「ねんね、ねんね」なんて言う声が聞こえてきそうです。

じゃれあうような時間を共に過ごすのも、生涯のうちのほんの“ひとこま”です。
言い知れぬ懐かしさとともに、感慨深く思い出すのは年月がたったからでしょう。

地下鉄のホームで、ベビーカーに座ったまま、激しく泣き続ける子。車内でもそれは続いていて…。
両手に荷物を提げ、抱っこひもで寝入った赤ちゃんを連れたお母さん。
子は真っ赤な顔して、首が後ろにのけぞっていて…。
幼い子にこの暑さはさぞかしこたえることだろう。
早く涼しいところで、体を自由にしてあげてと思わずにはいられない光景でした。

『京、25日連続真夏日』
見出しの文字に汗のしずくがかかっています。
市内は正午前に、35.4度。

      金魚の昼寝
  赤いべべ着た、
  可愛い金魚。
  御眼々をさませば
  御馳走するぞ。

  赤い金魚は
  あぶくを一つ。
  昼寝うとうと
  夢からさめた。
 
コメント (4)
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