京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

“くずきり” を心に秘めながら

2008年07月15日 | 日々の暮らしの中で
この暑い暑い昼日中、友人と祇園祭のせめてもの雰囲気を楽しもう?ということになりました。

御池通りから入って室町通りを南下、四条通りを東に進み八坂神社でお参りして帰ろうという長~い行程。
“暑いときは暑さを楽しんで”、そんな風流なことばかり言ってられませんでしたが。
駒形提灯に入ったそれぞれの紋を見ながら…

繊維関係の会社が多い室町通りは山が4基、そして菊水鉾と並び、露店も多い。
各山鉾に深い知識があるでもなく、説明書を見ながらです。中国や日本の伝説、謡曲にちなんだ山。懸装品には、ベルギー製のコブラン織り、中国伝来品(明の時代の逸品があるという)があるかと思えば、前田青邨、丸山応挙・長谷川等伯などの名も見受けられる。

「よろしーおすなあ」と言う老婦人の声の先には、ご夫婦で浴衣を召された老カップルの姿がありました。  「....身に沁むばかり藍浴衣」
歩みは遅々としたもの。提灯にあかりがともるころには更なる人出でしょう。けれど、この暑さにもかかわらず沢山の人です!
まさか地下を歩こうともいえず、ビル入り口のひんやりした空気で一息つき、またブラブラ、ブラブラと東へ東へ。
途中、厄除けちまきと“メールうちわ”を購入。

私的にはもう充分でしたが(ひそかに一人計画を立て)、八坂さんでお参りを済ませ、「鍵善」に引っ張り込むことにしました。
くず切りがとってもおいしいのです。黒蜜をつけて。おいしかったこと!!
   葛切を食べて賢くなりしかな  (今井 杏太郎)   さて!?

宵宵宵宮の昨夜。夕立ちがありました。
宵宵宮の今宵。夕刻やはり雷鳴とともにかなりの雨。昨日よりは涼しさを感じます。
むろん夕立までには帰宅しました。

うちわにはメッセージを添えて、JAYのもとへ送りましょう。







コメント (5)
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