「ゴロゴロさんが鳴ってるから、ちゃんとおへそをしまっておかないとられちゃうよ~」
「お空の上でけんかしてるのかな」
どんな根拠があったのか、こうした言葉を言われたり、また、子どもたちに言った記憶があります。急に雨が降り出すとき、涼しい風が吹き、ひやーっとすることがありますが、お腹を冷やさない用心でしょうか。わかりません。
昼前から空が暗くなり出しました。雷鳴が大きくなり、やがてどしゃぶりの雨に。
昨日も黒い雲がありましたが、風が吹き、枯れた落ち葉がカサカサと転がる久しぶりの“音”を楽しんでいたくらいです。
雷は午後7時近くまで続きました。こんなに長時間しかも激しくなり続けることはめったにありません。
真夏日続きで、程よい夕立かとの思いもどこへやら、“雨降り”の半日となり、さらには各地の被害に驚いた次第。
雨も上がり静かな夜になっています。
ピンクの小さめの自転車でしたから、小学校の3年生ぐらいだったでしょうか。
学校から帰った後、どこかへ遊びに出かけた娘。
ゴロゴロとなり出したのでいずれ帰ってくるだろうと、雨の降り出しだけを気にしながら玄関先で様子を見ていました。
帰ってきました!
ものすごい勢いで自転車で門の下まで乗りつけ、そこに放り出してくるかと思いましたが、なんとちゃんとスタンドも下ろして固定していました。
泣きもせず無言ですが、形相がちがいます。
駆け込んできます。察しました!怖かったのです。
私の姿に気がつくと、ただただものすごい力でしがみついてきたのでした。
「おかえりー」といった声が届いたかどうか…。
怖くて怖くて!怖さにおののきながら、ただただ必死に家に向かって自転車をこいでいたに違いありません。
その小さな胸の内を思い遣ると、懐かしさを通り越しジーンとした熱いものを感じる「あの日」です。
ひやーっとした風と共に、急激な気温の変化に不思議とコンコン咳込んだりする弱さのある子でした。しかも人一倍怖がりの子で。
異国で暮らしながら、スケールの大きな雨の降りように驚き、雷様のダイナミックな大喧嘩に耳をふさぐのは、あの頃のままのようです。
静かで涼しい夜になりました。
「お空の上でけんかしてるのかな」
どんな根拠があったのか、こうした言葉を言われたり、また、子どもたちに言った記憶があります。急に雨が降り出すとき、涼しい風が吹き、ひやーっとすることがありますが、お腹を冷やさない用心でしょうか。わかりません。
昼前から空が暗くなり出しました。雷鳴が大きくなり、やがてどしゃぶりの雨に。
昨日も黒い雲がありましたが、風が吹き、枯れた落ち葉がカサカサと転がる久しぶりの“音”を楽しんでいたくらいです。
雷は午後7時近くまで続きました。こんなに長時間しかも激しくなり続けることはめったにありません。
真夏日続きで、程よい夕立かとの思いもどこへやら、“雨降り”の半日となり、さらには各地の被害に驚いた次第。
雨も上がり静かな夜になっています。
ピンクの小さめの自転車でしたから、小学校の3年生ぐらいだったでしょうか。
学校から帰った後、どこかへ遊びに出かけた娘。
ゴロゴロとなり出したのでいずれ帰ってくるだろうと、雨の降り出しだけを気にしながら玄関先で様子を見ていました。
帰ってきました!
ものすごい勢いで自転車で門の下まで乗りつけ、そこに放り出してくるかと思いましたが、なんとちゃんとスタンドも下ろして固定していました。
泣きもせず無言ですが、形相がちがいます。
駆け込んできます。察しました!怖かったのです。
私の姿に気がつくと、ただただものすごい力でしがみついてきたのでした。
「おかえりー」といった声が届いたかどうか…。
怖くて怖くて!怖さにおののきながら、ただただ必死に家に向かって自転車をこいでいたに違いありません。
その小さな胸の内を思い遣ると、懐かしさを通り越しジーンとした熱いものを感じる「あの日」です。
ひやーっとした風と共に、急激な気温の変化に不思議とコンコン咳込んだりする弱さのある子でした。しかも人一倍怖がりの子で。
異国で暮らしながら、スケールの大きな雨の降りように驚き、雷様のダイナミックな大喧嘩に耳をふさぐのは、あの頃のままのようです。
静かで涼しい夜になりました。