京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 Good chemistry / よい人間関係

2009年11月14日 | 日々の暮らしの中で
教義を一にする、女性ばかりの寄り合い。午前十時から午後三時半までの長丁場に、足がしびれ、耳は疲れる、頭も痛くなる。この頃どういうわけかやけに頭痛がする日が多い。

楽しいことも悲しいことも失敗談も、行き着く先は皆一緒。右へならえの美文調。
「信仰心」がそう言った言葉を吐き出させるのだろうか。みんな一緒なら怖くない。人間の根のところでは個々に違いがあるはずだと思うのにね。
やめて…と、何年経っても不快に感じる自分に気づく。

とぼけたように、言いよどむそぶりでわずかに口をはさまれた老老坊守。にっこり笑う穏やか~な威厳。そして、言葉と言葉の間の少しの沈黙に、その笑顔に、その人となりを見ることとなる。
さすがだ。雄弁より寡黙…、いやいや、そういう次元の問題ではない。

様々なキャラクターがぶつかり合うことで、化学反応が生じ、何かが生まれる、と。書店で立ち読みして得た[Good chemistry]という言葉を思い出す。
[よい・化学反応]、まさに「よい人間関係」、となるようだ。

少しだけ自分とは異質なものとのぶつかりもほしい。人間関係を深めるのに、少々の摩擦はつきものだろう。
いまだに同化しつくせない余所者の強がり?それでもいいのだ。
コメント (12)
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