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とりわけ厳しい夏の陽射しを受けて、夕刻にはくたんと萎れうなだれてしまう朝顔の葉も、水遣りひとつで精気を取り戻す。
一人で蕾を数えつつ、明日の朝を一足先に楽しだ。
亡き弟の庭からもらい受けたまま、播くのを忘れてしまいこんでいたタネ。昨年、17ヶ月ぶりにやわらかな青い花びら広げ、真っ白な花芯の奥から「ねえさん」と呼ぶ声を耳にした…。
新しく手にしたタネから新たな命を紡ごうと、今年は倍ほど蒔いたのだった。
多い日には40に近い花が咲いた。
去年のように、「お花が咲いたぁ!」と歓声を上げ「ひとぉつ・ふたぁつ…」と数えるJessieの声はなかったけれど、なかなかのたくましさで、私の思いに寄り添ってくれた。
絡みからんで、上へ上へと伸び上がったつる。
その先のほうで小ぶりな花が横並びに咲くことが多くなってきた。
どの花も空へ向かって、上を向いて花弁を広げている。
一日と持たない短い命を、どんな夢見て咲いているのだろうか…。
いろいろな思いを抱えせわしげに生きる日々も、
できることならこともなげに涼しげに、何食わぬ顔で私も咲いていたいものだ。
水遣りしながら、心中そっとつぶやいてみる。
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'07.10.21円山公園で 2歳児の寝顔
秋には色付いた木の葉やどんぐりを拾って、どんな遊びができるだろう。
Jessieは2歳だった2007年10月にひと月ほど日本に滞在した。5歳児となっては、また少し異なることだろう。
どうやら再び日本の秋を楽しみにやって来ること濃厚に…。