「映画の『百日紅』って知ってる?」
友人とメール交換している中で、こんなことをたずねてみたら、こう返ってきた。
「知らないなあ、いいの?」
「杉浦日向子さんの原作があるんだって。それをアニメにしたものらしいわ。葛飾北斎の娘を主人公に、江戸の町人の生活とかよ。アニメ映画は見ることなくって、だから、どうかなーって思ってるの」
「うーん、アニメか。むずかしいね。マンガにする必要があったんやねえ」
「アニメにする必要性? そんなん考えたこともなかったけど…」
杉浦日向子さんが江戸風俗研究家であることは知っていたが、漫画家だと知らずにいた。原作の『百日紅』がマンガであることも知らずは友もだったけれど、その二人でトンチンカンなやりとりを繰り返して――。 見に行くことになった。
龍の動き、人の手が伸びたり首が伸びたりなどアニメならではの表現とわかってはいても、実感に乏しい。が、お栄と生まれつき目の見えない妹との関係にはしみじみとした世界。妹が口にする死後の世界に漂う死生観。文学性も感じられないことはない。
どうだったのか、自分でもよくわからないけれど悪くはなかった。つまらないと思うこともない。でも中途半端な気分が残ったのはどうしてなのか。
もう一度見て確かめたいとは思わないが、アニメ観賞デビューとなったこの作品、悪くはなかったのです。
友人とメール交換している中で、こんなことをたずねてみたら、こう返ってきた。
「知らないなあ、いいの?」
「杉浦日向子さんの原作があるんだって。それをアニメにしたものらしいわ。葛飾北斎の娘を主人公に、江戸の町人の生活とかよ。アニメ映画は見ることなくって、だから、どうかなーって思ってるの」
「うーん、アニメか。むずかしいね。マンガにする必要があったんやねえ」
「アニメにする必要性? そんなん考えたこともなかったけど…」
杉浦日向子さんが江戸風俗研究家であることは知っていたが、漫画家だと知らずにいた。原作の『百日紅』がマンガであることも知らずは友もだったけれど、その二人でトンチンカンなやりとりを繰り返して――。 見に行くことになった。
龍の動き、人の手が伸びたり首が伸びたりなどアニメならではの表現とわかってはいても、実感に乏しい。が、お栄と生まれつき目の見えない妹との関係にはしみじみとした世界。妹が口にする死後の世界に漂う死生観。文学性も感じられないことはない。
どうだったのか、自分でもよくわからないけれど悪くはなかった。つまらないと思うこともない。でも中途半端な気分が残ったのはどうしてなのか。
もう一度見て確かめたいとは思わないが、アニメ観賞デビューとなったこの作品、悪くはなかったのです。
とても上品な、笑顔のいい江戸風俗研究家であったように覚えています。
葛飾北斎の娘さんが主人公ですか、興味をそそられます。
アニメ観賞、まだ本格的デビューを果たしていません。
江戸風俗には大いに興味があります。
杉浦日向子さん、テレビに出演されていた時私も観ていました。
可愛いお顔でいつも和服姿だったように覚えています。
あっけなく逝かれてしまいましたね。残念でした。
いつも行く映画館では上映されていません。
たまにはアニメもいいですよね。
マンガ家だとは全く知らずのぼんやりでした~。
当時の絵師の交流も垣間見えました。
お栄さんが、「もりもり咲いてわさわさ散る百日紅、長い人生だ」とか言ってました。
江戸後期の町人文化、私にとっても悪くはないアニメ作品でした。
マンガ家だとは知らずにいて、恥ずかしい限りです。
孫がいますとレンタルしたDVDでアニメも覗くのですが、
「アナ雪」でさえ見たい気もちになれませんでした。
江戸の町人の日常、北斎の娘、が魅力でした。
地震の揺れも大きかったのではないでしょうか。びっくりなさったことでしょう。
百日紅はしりません。
杉浦日向子さんはいろいろな場面で時代考証などもされていますね。
私はアニメは喰わず嫌いかもしれません。
悪くはなかったのです。>ならば私もアニメ観賞デビューしてみましょうかしら?
何が中途半端な気分にさせているのか、よくわからないのですが…。
もっと北斎の深みを求めているのか、でも町人の日常はほほえましくもしみじみしたり、活気を感じたり。
お栄さんももっと掘り下げてほしいなあとか、あれこれ思います。
彼女、父に依頼の絵を代わって描いていたのですね。
もし行かれるようでしたら感想などお聞かせいただきたいです~。
結構座席が埋まっていました。
百日紅みてみたいです。北斎を支えた同じ絵師で娘のお栄のことは聞いたことがありましたけど、盲目の娘がいたことなどは知りませんでした。ほんと見てみたいと心惹かれております。
せめて杉浦日向子の百日紅アマゾンで検索して読んでみたいです。
子どもが小さい頃はテレビでアニメ番組を一所に見ていました。
私自身は山岸涼子さんの『日出処の天子』にはまり、
息子とは一所にサッカーマンガの『オフサイド』を。数巻づつ買いそろえてしまいました。
選手権出場をかけた高校最後の試合前夜、一人この漫画本を開く息子の姿がありました。
この妹が実在したのかはわかりません。
原作本で読んでみる方法がありました~。