三が日が明けて仕事始めとなった今日。
人の気持ちを気付いていくれる、優しいおせっかいな友人たちとペチャクチャペチャクチャ。それだけで何か刺激があり新しいことを学んでいる。ここにはここだけのなんともあたたかな、安らげるわたしの居場所がある。
見えないけれどあるもの、ってやっぱりあるのよ。ほっとする、といった満足感、心地よさ。見えないけれど価値があるもの。精神的満足感は必然優先順位が高くなる。
広げ忘れたカレンダーを飾っていた「はなむすび」。
一本の紐を手で結んで作り上げる伝統の結び。今は実用と装飾を兼ねて多様な結び方が工夫されている。日常身の周りに見ることができ、「飾り結び」という呼び方のほうが知られているのだろうか。
「結ぶ」。古来、その行為の背景には霊力を封じ込め、その絆によって、その場を離れた者が再び無事に帰るように願う、という信仰があったという。
人は心を結ぶ。姿もない、つかまえどころのないものだが、結ぶことで思いがけない強い絆が生まれることだってある。
今日のぶん一つ、美しいおせっかい力に感謝してくり~っとひと巻き弧を描き、結わえておこう。歩いた道が模様になればいいのだけれど…。