京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 偶然は公平か 

2011年02月01日 | 日々の暮らしの中で
             

先月は2回もおみくじを引いた。そのどちらもが「四」番、当然の「○」で大当たり~!!
おみくじはその籤引の引き方には公平感もある。いいとこ取りで楽しみを見つけてきたが、さすがに思わず自分を見失いそうになった。

どの項目も二回目は最悪の表現が並んでいた。
病 「回復遅いが治る」→「病にかかる。かかれば十中八九死す。」
そこのあなた、笑わないで! このような事は口外するも憚られ、書くほうも書くもんだと気分悪しきことこの上なし。

モヤモヤしていると悪いことは重なるものだ。
地下鉄の券売機の前で手袋の片方を落とした! そうに違いないと改札を抜けてすぐに気づいたが、階段を駆け下りねば電車に間に合わない状況には選択の予知なし。
仕方がない。約束の時間に遅れても取り戻したいほどの「片っぽ」でもない。帰りにあれば、ということにした。
手袋が戻って一安心、小さな商店で買い物を済ませやれやれで歩いていると、パン屋さんの袋を置き忘れてきたことに気づいた。

そんなときだった、お猿さんの縁起を担いだのも。有り難い難は去った、…と思い込むのは性急に過ぎるだろうか。一年に一度あるかないかの体験をしてしまったのだから、ストレスになるほどに抱え込みたくない「偶然の公平」。

豆を投げつけられても退散しないのに、「おかめ」さんが微笑むとしおらしく改心する千本釈迦堂の鬼。いたって女性に弱い鬼もいるようだ。強気に出るより一笑すれば退散いただけるにこしたことはない。
は~るよ来い!気の持ちよう一つ、ということで優しく豆さんで福を呼びたいものだ。
やはり笑って過ごそうふふふふふふふ、となるのかな。気分新たに二月を過ごそう。
                                
                                     (小林良正さんの「ほほえみ地蔵」)
コメント (6)
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