6月22日 タルチェンからツァンダ
旅のハイライト、カイラス巡礼は終わったが旅はやっと折り返し点。これから自分的にはさらなるハイライトであるグゲへ向かう。
薄雲の中のカイラスを惜しみつつ道を行くと、チベット・ガゼルがお見送り。
一段と広々とした景色の中をすすみ、メンシという小さな町で西への公路をはずれ南に入り、ティルタプリへ。グル・リンポチェも、アティーシャも、ミラレパも訪れたという由緒ある聖地だ。
このゴンパは80年代に再建された新しいもの。
奥にはたくさんの洞窟、門前には長ーいマニ壁や無数のチョルテンがあって、なるほど聖地らしい雰囲気がいっぱい。
崖下の川をまたいでタルチョが何本も掛けられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/d6/8497feaf42d89b5d1b02632ab1901c6f.jpg)
川の脇にはかなり熱い温泉が湧き出している。なにやら工事中だったので、そのうち宿泊、入浴施設ができるのだろう。温泉の縁には白い沈殿物がたまっていて、その白いコロコロしたものを酒に漬けておくと薬になるのだとチベット人ドライバー達が一生懸命集めていた。何にどういいのかは今ひとつわからず。
また公路に戻り、パルでツァンダへの道に入る。高度が一気に上がり、道はがたがただ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/4d/58a069667774129719dd3f9a2486d9c1.jpg)
緑はほとんどなく、人はおろか動物の姿も見かけない。
荒涼とした高地をしばらく行くと、やっと峠の上に出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/e5/c42907ace715f5b82acc915d4dd3c903.jpg)
眼下には土林と呼ばれる渓谷が広がり、その向こうにはヒマラヤの山々。写真ではとても捕らえきれない、すごい景色。
道を下っていくと、まるで粘土が解けたような崖が両側に迫る。雨が降ったらこの道がどうなるか、容易に想像がつく。恐ろしい。
川沿いにわずかな緑が見え出したら高台にやっとツァンダの町が姿を現した。
これから3泊する古格賓館。
3人一部屋だが広い。
中国軍の駐留する町のメインストリート。いろいろなところからやって来た人たちが飲食店を開いている。中国人の町で食べるものには困らない。
早速ウイグル人の店でシシカバブをつまみ食い。このお兄さんのシシカバブはおいしかった!
6月23日
朝食の前に町をお散歩。メインストリートの裏にはチベット家屋が並び
その奥にトリン寺がある。
ホテルのすぐ裏のそのトリン寺へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/b6/1e10893406a8fee31f276873a3b3da6a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/74/2df2e664e3dc98bcf75996411b2de1cb.jpg)
ラカン・カルポ(白殿)とラカン・マルポ(紅殿)の内部には15世紀グゲ様式の壁画がきれいに残っていてすばらしい。壁にびっしり描かれた絵を懐中電灯で必死に見る。
内部は写真撮影禁止だし、暗くて照明なしには到底無理なのだが、入り口外の美女達だけ盗撮してしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/40/9f530603041faa7c1115aa3be1f92f95.jpg)
ふくよかな美女たちの衣装はインド風だ。
ラカン・マルポの裏にはギャセル・ラカンという建物があるが、こちらは文革中に徹底的に破壊されたとのことで現在修復中。中を見ることができたが、破壊された仏像の頭だけ残っていたりして、涙が出る。永久に残るものなどもちろんないが、人間の非寛容によって美しいものが壊されるのは悲しい。
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旅のハイライト、カイラス巡礼は終わったが旅はやっと折り返し点。これから自分的にはさらなるハイライトであるグゲへ向かう。
薄雲の中のカイラスを惜しみつつ道を行くと、チベット・ガゼルがお見送り。
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川の脇にはかなり熱い温泉が湧き出している。なにやら工事中だったので、そのうち宿泊、入浴施設ができるのだろう。温泉の縁には白い沈殿物がたまっていて、その白いコロコロしたものを酒に漬けておくと薬になるのだとチベット人ドライバー達が一生懸命集めていた。何にどういいのかは今ひとつわからず。
また公路に戻り、パルでツァンダへの道に入る。高度が一気に上がり、道はがたがただ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/4d/58a069667774129719dd3f9a2486d9c1.jpg)
緑はほとんどなく、人はおろか動物の姿も見かけない。
荒涼とした高地をしばらく行くと、やっと峠の上に出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/e5/c42907ace715f5b82acc915d4dd3c903.jpg)
眼下には土林と呼ばれる渓谷が広がり、その向こうにはヒマラヤの山々。写真ではとても捕らえきれない、すごい景色。
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道を下っていくと、まるで粘土が解けたような崖が両側に迫る。雨が降ったらこの道がどうなるか、容易に想像がつく。恐ろしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/56/f546f1694ee9006e5f8b440582d43be5.jpg)
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6月23日
朝食の前に町をお散歩。メインストリートの裏にはチベット家屋が並び
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ホテルのすぐ裏のそのトリン寺へ。
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ラカン・カルポ(白殿)とラカン・マルポ(紅殿)の内部には15世紀グゲ様式の壁画がきれいに残っていてすばらしい。壁にびっしり描かれた絵を懐中電灯で必死に見る。
内部は写真撮影禁止だし、暗くて照明なしには到底無理なのだが、入り口外の美女達だけ盗撮してしまった。
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ふくよかな美女たちの衣装はインド風だ。
ラカン・マルポの裏にはギャセル・ラカンという建物があるが、こちらは文革中に徹底的に破壊されたとのことで現在修復中。中を見ることができたが、破壊された仏像の頭だけ残っていたりして、涙が出る。永久に残るものなどもちろんないが、人間の非寛容によって美しいものが壊されるのは悲しい。
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