Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

西チベットの旅 3

2007-06-09 11:37:48 | チベット文化圏
6月14日 ギャンツェからシガツェ。

朝は一番に町を見下ろす山の上の要塞、ギャンツェ・ゾンへ。
 
20世紀の始めにはイギリス軍も迎え撃った(そしてあっさり敗れた)という由緒ある要塞だが、最近修復されて、中にちっぽけな民俗博物館のようなものと保存状態の悪いマンダラ壁画がある他は何もない。

要塞だけあって城壁の上からの眺めは素晴らしい。
 町並みの向こうに
 パンコル・チューデ

どうもお祭りらしく、寺の奥の壁にタンカが広げられているのが見える。ということであわててゾンを降りてパンコル・チューデへ。
 
タンカは夜明け前に広げるものなので、着いたころには半分以上降ろされてしまっていた。

タンカには間に合いそうにないのでクンブムの壁画を撮ることに専念する。
 8階建ての仏塔の中が小さな部屋に細分されていて、そのすべてが壁画や仏像で覆われている夢のような場所。下の階から右回りにぐるぐると上に登っていくとより上位の教えにたどり着くようになっているそうだ。
 
 
15世紀の壁画は保存状態の良いものも多くてほれぼれする。
が部屋の中は暗いし、小さな部屋が多いので、三脚を使ってもへぼいコンパクトカメラでは苦労する。チベット人のおじさんがおもしろがってしばらく一緒に回ってくれた。
 
仏画は屋根の裏にもある。人懐っこい女の子たちが勝手にポーズを取ってくれた。
 門前で見かけた親子。はじめて見るおくるみ。

もっと見たいと思いながらも、ツアーの悲しさ、ギャンツェを離れて畑の中のお寺、シャール寺へ。

小さな寺だがこの中にも保存のいい壁画が。

ネパールの影響が強い仏画はギャンツェとは雰囲気が違う。

このバター・ランプの香りを嗅ぐと興奮する(病気)。

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コメント
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