6月19日 カイラス巡礼1日目
いよいよ巡礼開始。朝食をしっかり食べて、車でタルチェンから5キロほどのタルボチェまで行く。今回は平均年齢がいささか高い(!)ということで、ちょっとずるをしたわけ。
タルボチェとはタルチョのつけられたポールのことで、ここはつい数日前に付け替えられたばかりで旗が真新しくきれいだ。この出発点で標高4630メートル。
川を下に見ながらしばらく行くと
雲をまとったカイラスの南西面が見えてきた。
歩き始めてすぐに1つ目のチュク・ゴンパ。高い崖の上にあるこの寺に寄る余裕はない。
一日目の巡礼路はインド人でいっぱい。厚着をした彼らの多くは歩くのがいかにもしんどそうで、馬に乗った人たちもいる。一日目はそれほど高低差もなく、今からこれで大丈夫かいな、と思ったら二日目以降はまったく見かけなくなった。どうもインド人はコルラ(周回)をすることには興味がないようで、山の北面を見たら来た道を引き返すようだ。川原にはランドクルーザーがずいぶん入っていたし、北面まで自動車道ができるのは時間の問題だろう。
それに比べてチベット人、
この巡礼路を五体投地でまわるのだ。
実は自分もカイラスの姿が見えたら一度ぐらいは五体投地礼で拝もうと密かに思っていた。が現実はとてもとても、そんな余裕はまったくなく、手を合わせるのがやっと。こんな所で五体投地をしたら酸素不足で死んでしまう。
お昼は川原でおにぎりを食べ、
山の西面を回って
テントでお茶休憩。
なかなか男前のおにいさんにお茶を入れてもらい、ここら辺まではまだ大丈夫だった。
出発地から15キロほどで2番目のディラ・プク・ゴンパ。
ここへのちょっとした登りがもうつらい。
しかし寺の正面こそ絶景。
カイラスの北面が目の前に。自分の目で見られた幸せを噛み締める。
お寺を降りたらすぐ宿泊地と聞いていたがもう疲労困憊。添乗員が場所を確認する間、また茶店で暖を取る。ひどく寒いのは気温のせいばかりではないようだ。
チベット人の巡礼は渋くてかっこいい。
ようやくキャンプ地到着。
標高4980メートル。高度にもかかわらず、温かいご飯をもらった後は疲れですぐにぐっすり眠ってしまった。
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いよいよ巡礼開始。朝食をしっかり食べて、車でタルチェンから5キロほどのタルボチェまで行く。今回は平均年齢がいささか高い(!)ということで、ちょっとずるをしたわけ。
タルボチェとはタルチョのつけられたポールのことで、ここはつい数日前に付け替えられたばかりで旗が真新しくきれいだ。この出発点で標高4630メートル。
川を下に見ながらしばらく行くと
雲をまとったカイラスの南西面が見えてきた。
歩き始めてすぐに1つ目のチュク・ゴンパ。高い崖の上にあるこの寺に寄る余裕はない。
一日目の巡礼路はインド人でいっぱい。厚着をした彼らの多くは歩くのがいかにもしんどそうで、馬に乗った人たちもいる。一日目はそれほど高低差もなく、今からこれで大丈夫かいな、と思ったら二日目以降はまったく見かけなくなった。どうもインド人はコルラ(周回)をすることには興味がないようで、山の北面を見たら来た道を引き返すようだ。川原にはランドクルーザーがずいぶん入っていたし、北面まで自動車道ができるのは時間の問題だろう。
それに比べてチベット人、
この巡礼路を五体投地でまわるのだ。
実は自分もカイラスの姿が見えたら一度ぐらいは五体投地礼で拝もうと密かに思っていた。が現実はとてもとても、そんな余裕はまったくなく、手を合わせるのがやっと。こんな所で五体投地をしたら酸素不足で死んでしまう。
お昼は川原でおにぎりを食べ、
山の西面を回って
テントでお茶休憩。
なかなか男前のおにいさんにお茶を入れてもらい、ここら辺まではまだ大丈夫だった。
出発地から15キロほどで2番目のディラ・プク・ゴンパ。
ここへのちょっとした登りがもうつらい。
しかし寺の正面こそ絶景。
カイラスの北面が目の前に。自分の目で見られた幸せを噛み締める。
お寺を降りたらすぐ宿泊地と聞いていたがもう疲労困憊。添乗員が場所を確認する間、また茶店で暖を取る。ひどく寒いのは気温のせいばかりではないようだ。
チベット人の巡礼は渋くてかっこいい。
ようやくキャンプ地到着。
標高4980メートル。高度にもかかわらず、温かいご飯をもらった後は疲れですぐにぐっすり眠ってしまった。
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