Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ソウル 国立中央博物館

2007-06-05 13:38:28 | 東アジア
昨年の11月に行ったソウルの国立中央博物館。
 
2005年の10月にできたばかりで、世界で6番目の大きさとか。
細長い建物の中央が吹き抜けのガラス天井になった、ショッピングモールのような構造。明るくて清潔感がある。

当初は予定に入れていなかったこの博物館、行きの機内の案内ビデオを見て興味を持ち、チャングム・ツアーのガイドやホテルのフロントで行き方を聞いてみたがどちらも「さあ、よく知りません。タクシーで行けば」。仕方ないのでロビーのPCで検索、なんのことはない、地下鉄の二村駅から歩いてすぐだった。

入ってすぐの1階には考古学室。百済、新羅、高句麗など、学生時代を思い出す。
 これは新羅の宝冠。ヒスイが埋め込まれている。

その他、武器、仏具など素晴らしい工芸品がたくさんあるのだが、あちこちに「この技術は日本に教えてやった」と書かれているのがご愛嬌。まあ、本当のことですからね。

 中央廊下の最奥には十層の石塔。
 9メートルの仏画も建物の構造を生かしたうまい展示だ。

韓国の自慢の一つは陶磁器。ここには国宝がゴロゴロしていて眼福。
 李朝白磁に
 高麗青磁
 
酒瓶の姿が美しくてうっとり。さすが酒飲みの国。

不思議な動物型容器。何に使ったものやら。

韓国家具も渋くていい。


そして仏像。
 国宝、弥勒半跏思惟像。
これだけは個室で特別展示で、写真撮影も禁止なのでこの写真は博物館のHPのもの。
日本の広隆寺の弥勒菩薩のご先祖様というのがよーく分かります。

 
その他の仏像もりりしくてなかなか素敵。とても切れ長の目がやはり日本のものとは一味ちがう。

とても見所の多い博物館で予想よりもずいぶん時間をかけてしまった。が、日本人の観光ルートにはまだ入っていないらしく、ツアーは1組しか見かけなかった。もったいない。

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コメント (1)
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