Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

西チベットの旅 10

2007-06-17 15:08:44 | チベット文化圏
6月21日 カイラス巡礼3日目

朝、目を覚まして外を覗くとまた雪でテントが埋まっていた。
 
でも空は快晴、周りの山がきれいだ。

歩き出してしばらくして逆方向から回ってくるチベット人とすれちがう。
 ボン教徒だ。

すぐに巡礼路3番目の寺、ズトゥル・プク・ゴンパに到着。
 
 ミラレパゆかりの寺で、奥に彼が開いたという石窟がある。

このお寺を出る頃には早くも雪は消えてきた。今日は道も割合に平坦だし、ゴールまでの距離も短いので気が楽だ。
 顔を出したマーモット。
体長50センチほどのこいつらはチベットで一番よく見かける。東チベットでもザンスカールでも道端をのそのそしていた。
 お尻もかわいい。

本日のお昼はチベット・パン。
 昨日は何も食べられなかったが、今日は何とか食べられる。もそもそしたパンだが、噛み締めるとおいしい。

 ランガク・ツォが見えればゴールは間近。
 そしてゴール!

思わず同行者と抱き合ったが、達成感というよりは「ああ、やっと終わった~」という安堵感。標高5000メートルで50キロを歩き通したという自信や満足感より、こんなにしんどいものだったか、というのが正直な感想。山を3日歩いたぐらいで人生観が変わるわけもない。

荷物を運んでくれたヤクくん、お馬さんたち、

ご苦労様。

タルチェンに戻ってから町の美容院(!)に洗髪に行った。中国人のお姉さんがガシガシ洗って、びしょ濡れで解放してくれる。荒っぽいが久しぶりにさっぱりした。

夕食のレトルトカレーがおいしかった。

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コメント (2)
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