田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市近郊スキー場巡り №2 ダイナスティスキーリゾート(北広島市)

2023-01-31 16:20:56 | スポーツ & スポーツ観戦

 札幌清田区からは15分ほどの至近距離にあるダイナスティスキーリゾートは石狩平原スキー場と同様、広々とした中級ゲレンデが広がっていた。整備も行き届き、小中学生のスキー授業のゲレンデとしては最適ではないかと思われた。

   

   ※ スキー場ではいたるところで小中学校のスキー授業が行われていました。

 私のスケジュールを睨みながら好天のスキー日和を狙っていた。すると昨日朝(30日)空はきれいに晴れ上がっていたので「これはチャンス!」と私にしては朝早く8時30分に家を出た。というのも目指すダイナスティスキーリゾートには、「シニア平日午前割」という格安のリフト券(1,200円)を販売していたからだ。

   

 ダイナスティスキーリゾートへ行くには、札幌市内から羊ケ丘通りを清田へ向かって走り、羊ケ丘通り週末点近くに建つホームセンター「カインズ」のところから右折して10分くらい走ると左手に駐車場が見えた。月曜日ではあったが駐車場には予想以上に車が駐車していて、バスもたくさん駐車していた。駐車場とゲレンデがやや離れているのはいただけないが、仕方のないことか。

 ゲレンデ前のセンターハウスに着くと、ゲレンデにはスキー授業の児童・生徒たちがいっぱいに広がっていた。私が準備をしてスキーを付けた時、すでに10時少し前だった。リフト前はスキー授業の児童・生徒たちで大混雑だった。幸い、子どもたちとは別に「一般用」の待機レーンがあったのでそれほど待たなくてもリフトに乗ることができた。

   

   ※ ピンク色のセンターハウスです。事務室と休憩室になっていて、食堂は別棟でした。

   

  ※ リフトを待つ子どもたちの長い列です。一般用は別にレーンが設けられていました。

   

   ※ 2機のペアリフトはフル稼働でした。左の斜面は第2ゲレンデです。

 私に残された時間は2時間少々だった。私はその間に全てのゲレンデを滑ることを自分に課した。斜面はペアリフトを降りた第3ゲレンデの出だしのところがやや急斜面かな?と思われるところ以外は全体が中級斜面だったので、ガンガンと滑ることに徹した。

   

   ※ 最も広々とした斜面が広がっていた第2ゲレンデです。

   

   ※ こちらは上から見た第1ゲレンデです。

   

   ※ シングルリフトの横に広がる第3ゲレンデです。

 結局、「西林間コース」は閉鎖されていたようで滑ることができなかったが、他は全て2度以上は滑ることができた。結局、数えてはいなかったが20本くらいは滑ったのではないか?ゲレンデは先述したようにスキー場用の圧雪車によってきれいに整備されていた。こうしてゲレンデをきれいに整備することが最近のトレンドのようだ。逆に言うと、圧雪車が入れないような(上ることができない)斜面こそが上級コースということなのかもしれない。

   

   ※ シングルリフトを降りたところに東林間コースへ導く案内が出ていました。

 私にとって20本は、もう満足、満足の世界である。まだ12時にはなっていなかったがスキーを外すことにした。

   

   ※ センターハウスとは別棟のレストラン(食堂)です。

 ところが私はこの日、この後予定外の行動に出たのだった。そのことについては明日リポートすることにしたい。

【ダイナスティスキーリゾート 概要】

◇〒061-1267 北広島市仁別82番地4

       札幌市内から羊ヶ丘通りを走り、通りの終末地点近くのホームセンター「カインズ」のところを右折し、道なりに進むとスキー場に行き着く。

 ◇シングルリフト 2本

  チェアリフト  1本

 ◇リフト券(シニア)  シニア平日午前割 1,200円


荻原節炸裂!スキージャンプWCパブリックビューイング

2023-01-22 16:28:06 | スポーツ & スポーツ観戦

 荻原次晴さんはサービス精神旺盛だった。NHK札幌放送局の8K280インチの大ビジョンに映し出される男子スキージャンプWCの今季第15戦、札幌大会を観戦しながら、ユーモア溢れる荻原さんの解説に終始笑い声の絶えないパブリックビューイングだった。

          

       ※ NHKの玄関前に掲げられたパブリックビューイングの案内。

 昨日夕刻、午後4時から始まった男子スキージャンプWC第15戦、札幌大会のパブリックビューイングをNHK札幌放送局で観戦した。

   

   ※ 放送前の280インチの画面に映し出された荻原次晴氏の顔写真です。

 パブリックビューイングの解説を担当したのが、スキー複合競技で一世を風靡した荻原兄弟の弟の荻原次晴氏だった。次晴氏は競技引退後、スポーツコメンテイターとして活躍されていることは多くの人が知っているところである。彼のコメントはいつも前向きで、聞いている人の気持ちを明るくさせるところに特色があると思っていた。

   

   ※ 画面を観ながら解説やコメントを発している荻原次晴氏です。

 今回のパブリックビューイングは、その次晴氏の良さが満載だった。その上、意外にもといっては失礼だが、技術的な解説も非常に分かりやすく、彼のコメント力の素晴らしさを改めて認識させられた思いだった。

 曰く、ジャンプにおいて深い前傾姿勢は時代遅れで、身体をくの字型の姿勢の方が空気を捕らえやすいために距離が伸びる。

 曰く、最近のジャンプ台はクロソイド曲線の理論によって造られているため距離が出にくい。(国内では蔵王のジャンプ台だけがその理論に基づいたジャンプ台だそうだ)

 曰く、テイクオフが早すぎるとスキーの先端が下がり、遅いと先端が上がり、いずれも失敗ジャンプに繋がる。等々、これまでのテレビの解説では聞けなかったような技術的解説もたくさん聞くことができた。

 さらにはスキージャンプの世界は、選手の体力、トレーニングの方法などが年々進化することに伴い、競技の規定も年々変化・進展しているという。その一つの例として、選手のジャンプスーツの前面のジッパーがスーツよりさらに上部まで取り付けられていることに言及した。それはスーツの中に外気を1m㎥たりとも入れないための規定だそうだ。

 また、札幌五輪で優勝した笠井選手がもし今のルール(助走路の長さが圧倒的に短いそうだ。また、カンテの角度も違うという)で飛んだとしたらおそらく50m程度しか飛べないだろう、と言われたのには驚いた。それだけジャンプの技術、技量は進化していると次晴氏は語った。

 次晴氏は良さ(面白さ)は、単に技術的な解説に止まらない点である。例えば、選手の何気ない振る舞いの中に用具メーカーへの配慮があるといったことや、双子の兄弟の弟であることの悲哀などはいくらでも話せるよと語ったり、自身の競技経験を語る時に恋バナを交えたりと、サービス精神旺盛な点が彼の大きな特長である。

   

   ※ 小林陵有選手の2回目の完璧なジャンプです。

 あまりにも興味深いお話を次から次へと聞けるものだから、競技の方へ集中できないきらいもあったが、競技の方は今を時めく小林陵有選手が前日の優勝に続いて3位入賞を果たし会場を大いに沸かせた。小林選手はこの日1本目にやや失敗して11位と出遅れたのが響いたが、2本目に137.5mの大ジャンプを披露して8人を抜き去り3位に入ったのは見事だった。

 もう一つ気付いたことがあった。荻原氏のコメントを引き出す役のNHK札幌放送局の二人のアナウンサーのプロフェッショナルぶりである。笠井大輔アナの事前の取材の緻密は「さすがプロ!」と思えるほど徹底した選手たちへの取材をしていることをうかがわせる荻原氏とのやりとりだった。対して野原梨沙アナは、素人に徹して初歩的な質問を荻原氏にぶっつけ、ジャンプ競技観戦初心者への配慮を忘れなかった点は見事だと思えた。

   

   ※ 表彰台を確保した小林選手(右端)です。

 いずれにしてもこれまで何度か体験したパブリックビューイングの中では、最も楽しく、そして充実したパブリックビューイングだった。


札幌市近郊スキー場巡り  №1 石狩平原スキー場

2023-01-21 11:36:26 | スポーツ & スポーツ観戦

 広々とした3本の中斜面が広がり、町民スキー場としては理想的なスキー場の一つと思えるスキー場だった。私にはちょうど良い斜度で楽しく滑っている中で、ある滑りのコツを思い出していた。

 一昨日(1月20日)、予定していた講座が中止となり、天気も良かったので以前から考えていた当別町の石狩平原スキー場に走った。

   

   ※ 国道275号線脇に写真のような看板が立っている、その先から左折する。

 自宅から約1時間10分かけて、国道275号線から少し山側に入ったところに石狩平原スキー場があり、午前11時過ぎに着くことができた。スキー場に着くと、当別小と西当別小の子どもたちのスキー授業が行われていて、スキー場は賑わっていた。

   

   ※ 私が着いたときはご覧のようにスキー授業で賑わっていたのだが…。

 ところが私が着いて間もなくスキー授業はちょうど終わりの時刻を迎えていた。私がスキーを付け、ゲレンデに出た頃には子どもたちの姿が消えていた。子どもたちがいなくなると、スキー場は閑散としたものだった。   

 スキー場にはシングルリフトとペアリフトと二つのリフトが山頂に向かって伸びていたが、待ち時間もなく滑っては乗り、滑っては乗りの状態だった。野球でいうところのちぎっては投げ、ちぎっては投げ状態である。

   

   ※ シングルリフトと、その横に広がる上級コースの第2ゲレンデです。

 ゲレンデは三つのコ―スからなっており、第1ゲレンデは中級・上級者コース、第2ゲレンデは上級者コ―ス、第3ゲレンデは初心者コースとなっていたが、各コースともにそれほどの違いは感じられなく、中級程度のコースかなぁ、と思いながら滑っていた。一つだけ違いは、第1ゲレンデが他と比べてコースが長く、資料では620mと出ていた。

   

   

   ※ 第1ゲレンデの滑り出し部分からコースを俯瞰する図です。

   

   ※ 同じくペアリフトから降りて、当別市街地方面を望みました。

   

  ※ 反対側の周りで最も高い「阿蘇岩山」の山頂には航空自衛隊のレーダーが見えました。

 ゲレンデは良く整備されている上、斜度も適度だったこともあり、私は余裕をもって滑ることができた。そのことが私にある滑りを想い出させてくれた。それは外足にしっかり乗り込んでいくというスキー技術の基本を想い出させてくれたことだ。そうすることで滑りがとても安定してきたことを実感させてくれた。この歳で昔の滑りを想い出せたことが素直に嬉しかった。スキー技術を追及しなくなって久しい。私は久しぶりに遠い過去の記憶を呼び覚ましていた。

   

   ※ スキー場ロッジの前にひろがる第1ゲレンデです。

 ところで、石狩平原スキー場はブログを通じて交流のあるsyokannさんのホームゲレンデとして、syokannさんのブログに良く登場するスキー場だったのだが、この日は偶然にもsyokannさんの初滑りとバッティングしたらしいことが彼のブログから分かったのだが、お互いに面識がないのでお会いしたとしてもお互い分からずじまいだった。

 昼食を挟んで、私は何本滑ったのだろうか?20本は下るまいと思うが、購入したリフト券の時間を2時間残し、午後2時の時報と共にスキーを脱いだ。その時、疲れは感じていなかったが、もう十分に滑った思いだった。

 それにしてもスキー授業が終わった後のスキー場の寂しさが気になった。午後にスキー場で滑っていた人は多めに見積もっても20人いただろうか?スキーブームを知っている者としてはまさに昔日の感である。スキー場の経営が心配になるほどである。スキー場のどこにも掲示していなかったと思われるが、午後2時を期してシングルリフトが停止してしまったのも仕方がない措置と思えた。

【石狩平原スキー場 概要】

 ◇〒061-0208 石狩郡当別町弁華別3002番地

         当別市街地を抜け、深川に向かう国道275号線に乗ると、まもなく看板があり、そこを左折する。

 ◇シングルリフト 1本

  チェアリフト  1本

 ◇シニア券(65歳以上) 4時間券 1,700円

   

   ※ リフト券売り場、レストラン、売店などが入ったスキー場ロッジです。

《札幌市近郊スキー場巡りについて》

 札幌市、小樽市のスキー場は全て巡ってしまった。もちろんニセコの各スキー場も滑ってしまったなぁ…、と思っていた時に「あれっ?他にも札幌市の近郊にスキー場があるじゃないか!」と思い立った。スキー場の場合、スキー場毎に山の形状やゲレンデのレイアウトに違いがあり、それぞれに新鮮な発見がある。そこで私は、私の中での新企画として「札幌市近郊スキー場巡り」を思い立った。対象のスキー場としては◇石狩平原スキー場(当別町)、◇萩の山市民スキー場(岩見沢市)、◇グリーンランドホワイトパークスキー場(岩見沢市)、◇ダイナスティスキーリゾート(北広島市)、◇北長沼スキー場(長沼町)、などを思い浮かべた。当面、今冬はこれらのスキー場を巡ることができたら、と考えている。

 これらの他に千歳市のスキー場も視野に入ったのだが、あまりにも小規模ゆえにパスしようかな?と考えている。この他に札幌市近郊のスキー場はあるだろうか?お気づきの方がいらっしゃったらご教示願いたい。


残念!無念!クロカン大会の参加を辞退

2023-01-19 16:49:08 | スポーツ & スポーツ観戦

 来る1月22日(日)に参加を予定していた「HBCラジオ ハウス 歩くスキー大会」の参加を取りやめることにした。寂しいことであるが、自らの体力、気力が想像以上に衰えていることを自覚させられた。そこで私は過日、大会当局に以下のような「大会参加辞退のご連絡」と題するFAXを送付した。

        

大会参加辞退のご連絡

 「2023年 HBCラジオ ハウス 歩くスキー大会」関係者の皆さま、来る1月22日開催の大会に向けて準備等に奔走されていることと思います。

 今回、調べてみると私「〇〇〇〇」は実に12年ぶりにHBCの大会にエントリーし、張り切っておりました。実は2010年の大会を最後に無理はできないなぁ、ということですっかりクロスカントリー大会への参加を断念しておりました。ところが何を血迷ったのか、昔のあの苦しい思いを再びと思い、昨年末にエントリーを申し込みました。

 すると追って「大会参加可能」との連絡をいただきました。そこで年明け早々にクロスカントリースキーを持ち出し、まずは試し滑りにと真駒内公園に繰り出しました。私のスキーはいわゆる歩くスキーではなく、フリー滑走用のスキーです。真駒内公園はフリー滑走のコースは僅かしか設定されていないのですが、なんと私はそこを滑りきるどころか、僅かな距離ところをスケーティング滑走したところすぐに息が切れてしまう有様でした。がっくりときてしまいましたが、私が想像していた以上に自らの体力の衰えを自覚させられました。

 しかし、一度の滑走で諦めてしまうわけにはいきません。後日、今度は前田森林公園に出かけて再び試走してみました。こちらのコースはフリー滑走専用のコースがおよそ2キロの長さで設定されています。今度こそは、と思いで滑り始めたのですが、結果は同じでした。私には今や5キロを滑りきる体力が残存していないことを痛いほど感じさせられました。いわゆる歩くスキーで5キロを歩くことはあるいは可能かな?とは思いますが、フリー滑走で滑りきることはほとんど不可能と思います

 私は出場して大会関係者にもしかして迷惑をおかけするより、ここは潔く大会出場を辞退することの方が正解だと判断しました。

 大会当局には大変ご迷惑をおかけしますが、上記のような事情で大会参加を辞退させていただきますことをご連絡いたします。

 どうぞよろしくお願いいたします。そして大会が盛大に、そして無事に終了しますことをご祈念申し上げます。

 午前の部 5キロの部エントリー  〇〇 〇〇

 負け惜しみではないが、辞退の連絡の中でも触れているが、いわゆる歩くスキー(クラシカル走法)であればなんとかなるのではという思いは今もある。クラシカル走法の場合は適度に休みも入れられるので近年取り組んでいるスノーシューの感覚で5キロ程度なら歩き通せると思えるのだが、私の持っているスキーはフリー滑走用で、私自身もずーっとフリー滑走しかしてこなかった。そのフリー滑走はスピードスケートの要領で滑るのでスケーティング走法とも称されるのだが、絶えず全身を駆使して推進力を得る方法である。スピードはクラシカル走法とは比べものにならないくらい速いのだが、体力の消耗も激しい走法である。

 今年の入り2度ほど練習に赴いたのだが、とてもとても5キロを走りとおす自信を得ることはできなかった…。

 残念であり、無念であるが、参加辞退の決断も止むを得ないと判断した。私のクロカン用のスキーは早晩処分することで未練を断ち切りたいと思っている。ただ、クロカンスキーは諦めても、自分の体力に合った冬のスポーツはこれからも継続していこうと思っている。

 FAXを送付したところ、HBCの関係者からわざわざFAXを受領したという連絡をいただいた。嬉しかった…。


人生初!ダブル初滑り

2023-01-06 20:03:08 | スポーツ & スポーツ観戦

 3/4世紀生きてきて初めてのことである。一日に二つの初滑りを体験するのは…。しかし、この歳になって無理は禁物である。体力の老化、技術の劣化を自覚させられるというほろ苦い一日にもなってしまった…。

 “ダブル初滑り”…? なんのこっちゃ?と思われたのではないだろうか。スキーをする方だと「ははあ~ん」と思われた方もいるかもしれない。そうです!ゲレンデスキーとクロスカントリースキーの今シーズンの初滑りを一日でやってしまったのです。それには、それなりの理由があったのですが…。

 まずは体験した順にゲレンデスキーから…。

 江別市在住の知人で同世代のF氏が年末から盛んにゲレンデに繰り出しスキーを楽しんでいるのをFacebookに載せているのを拝見して大いに刺激を受けていた。「私も早く雪に乗らなきゃ」と…。まあ、私はF氏のように真剣にスキーに取り組もうという気持ちは薄いのだが…。

   

   ※ 私のゲレンデ用スキーです。かなりの時代ものです。

 そこで本日、スケジュールも空いていたので近間の「藻岩山スキー場」に繰り出した。藻岩山スキー場はシニアに優しいスキー場である。70歳以上だと5時間券が1,800円と非常に安い設定になっている。札幌国際とか、キロロのようなロングコースは望めないけれど、我々シニアには十分楽しめるスキー場である。

   

   ※ 今日はご覧のようにドピーカンのスキー日和でした。

 10時、固く強張ったスキー靴に足をねじ込み、ゲレンデに立った。スキーロッジの前に広がるファミリーゲレンデ、フレンドリーゲレンデは冬休み中の小学生のスキー教室が盛んに行われていたので、当初足慣らしに一本と考えていたが、そこを避けてパノラマコースという中級者用のゲレンデを滑った。そこを3本滑り終えると早くも私の中で「もういいかな?」という思いになってしまった。どうも近年はスキーを滑っていても楽しさをあまり感じなくなってしまっている。その後、一応全てのゲレンデを体験しておこうと思い、ダイナミックコース、クリスタルコース、からまつコース、うさぎ平コースと上・中級者コースを次々と滑った。といっても上級者コースに入ると昔日の感である。まったく初級者同然の滑りになってしまっている。自らの技術の劣化を否応なく自覚させられた。(これはここ数年、いつも感じさせられることなのだが…)

   

   ※ 私が最もスムーズにスキーを楽しむことができたパノラマコースです。

 時計を見たら2時間経っていなかったが、もう目いっぱいだった。次の予定(クロスカントリースキー)があったことも後押ししたが、私はスキーを脱ぐことにした。5時間券をわずか2時間使用しただけだったが、「これ以上滑っても楽しくはないな」という思いが私を支配した。 

   

   ※ 最大斜度38度の壁のような斜面が名物の「うさぎ平コース」の上部から札幌市内が見渡せました。

 続いて私は途中の昼食を挟んで「道立真駒内公園」に移動した。クロカンの初滑りをするためである。実は私は長い間クロスカントリースキーが離れていた。調べてみると、2010年にクロカンの大会に参加したのが最後だった。実に12年もの間クロカンスキーを履いていなかったのだ。その理由について、当時のブログで私は次のように記している。「昨年まで健康のことも考えて意識的にクロスカントリースキーに取り組んだ。しかし大会に参加することでついつい時計を意識して無理をしてしまう。それはふだん運動不足の自分にとっては体に大変な負荷をかけ、むしろ体に悪いのではないかと思ってしまった」ということで私はクロスカントリースキーからスノーシューに乗り換えて冬を楽しんできたのだ。

   

   ※ こちらは私のフリー滑走用のクロカンスキーです。こちらもかなりの時代ものです。

 それがなぜ突然に?と訝られるかもしれない。それが昨年末に「HBC歩くスキー大会」の告知を見た時に、突然「ちょっとやってみようか?」という思いが頭をもたげてしまい、大会参加の申し込みをしてしまった。その大会が今月22日(日)に予定されているのだ。

   

   ※ このコースではフリー滑走はできません。

 私のクロカンスキーは、いわゆるクラシカル走法のスキーではなく、フリー滑走用(スケーティング走法という)のスキーなのだ。このスキーは足を前後しながら進むのは難しく、スケートで進むように絶えずスキーを滑らせて進まねばならないので体力を相当に必要とする走法なのだ。「道立真駒内公園」はそのフリー滑走の練習ができるコースが少しだけ用意されているというので訪れたのだった。

   

   ※ こちらはフリー滑走ができるコースです。写真のようにやや幅が必要です。

 しかし、私にフリー滑走をするほどの体力は遠い昔にそぎ落とされていたようだ。ほんの2~300m進むだけでもう息切れし、立ち止まってしまう始末だった。湧別原野80kmコースを4度も完走した体力はどこへいったのか?と嘆いても仕方がない。「HBC歩くスキー大会」は5kmのエントリーであるが、これはピンチである。今日の状態では完走はとうていおぼつかない。「棄権」を申告せねばならないのではとの思いが頭をもたげている。

 私は悄然として帰宅したのだった…。体力の老化、技術の劣化は、加齢とともに自然の摂理かもしれないが、それにも増して自らの日常における運動不足を露呈してしまった思いである…。                                     


史上初!フィギア競技のラジオ生中継に立ち会う

2022-11-22 12:53:40 | スポーツ & スポーツ観戦

 アイススケートのフィギア競技をラジオで生中継するというのは史上初めての試みだという。NHK札幌放送局の船岡久嗣アナウンサーが挑む「ラジオ公開生放送」の様子を間近で見させてもらった。

          

          ※ 放送局の入り口には庫のような立て看板が。

 11月19日(土)午後、札幌市の真駒内アイスアリーナではNHK杯国際フィギアスケート競技大会」の女子フリー決勝が行われた。その様子をNHKではテレビで生中継したが、その生中継の画面を観ながらラジオ実況中継にいどむ「ラジオ公開生放送」に立ち会うことができた。(NHKラジオ第一放送で北海道内向けに放送されたそうです)

 私たち公開生放送に立ち会う者は、NHK札幌放送局が誇る8K 280インチの大画面で選手の演技を見ながら、船岡アナウンサーの実況に耳を傾けるという態勢だった。併せて解説に元五輪選手でプロフィギアスケーターの鈴木明子さんが名古屋から駆け付けていた。

          

          ※ 実況を担った船岡久嗣アナウンサーです。          

              

          ※ 解説を務めたプロフィギアスケーターの鈴木明子さんです。

 私は開場時間の前に会場に着いたこともあり、画面の最前列に座ることができた。そこから280インチの大画面を見ると、仰ぎ見るような角度で各選手の滑り(演技)を見ることができ、選手たちの息遣いまで伝わってくるような大変な迫力だった。

 午後2時、女子のフリー決勝開始とほぼ同時にラジオ実況中継も開始された。私たちは船岡アナの実況を聴きながら画面を見入っていたので、テレビ中継を見ている時とあまり変わらない感じで観戦していた。テレビとやや違うなと思えたのは、船岡アナの言葉がやや多いかな?という程度だった。というのも船岡アナの声質がとても耳に心地良かったこともあったかもしれない。絶叫調ではなく、むしろ淡々と伝える感じだった。唯一選手がジャンプを成功させたときに時折り絶叫するのがアクセントになっている感じだった。テレビ中継とやや違っていたと思えたのは、船岡アナが選手の動きを細かく伝えようとするためか解説の鈴木さんに問いかけることが少なく、鈴木さんの存在感がイマイチだったかな?と思えたことだった。

   

   ※ 放送局のロビーには日本が誇ったフィギア界のレジェンドたちの姿が展示されていました。

 結果は、第1位が韓国のキム選手、第2位が坂本香織選手、第3位が住吉りをん選手と日本選手が2位、3位を占めた。私が残念だと思ったのは第5位だった渡辺倫香選手が全参加者中、唯一4回転に挑んだのだが失敗してしまったことだ。もし、4回転を成功させたとしたら、ショートプログラム9位と出遅れたのをどこまで挽回できるか興味深かったのだが…。渡辺選手のこれからに期待したい。

   

   ※ 放送席の脇には鈴木選手が現役時代に身に着けていたユニフォームとスケート靴が置かれていました。

 さて、実況中継の方だが船岡アナは競技時間の2時間の間、一度も休憩を入れることなく中継をし続け務めをやり終えた。お話の中で、史上初めてのフィギアのラジオ実況中継について船岡アナ自身が企画を提出したとも聞いている。少しの乱れを見せることなく実況をやり終えたところに「プロの仕事」を見た思いだった。ラジオを実際に聴いていた人たちはどんな感じを受け、どのような感想を持ったのだろうか?気になるところである。


ダイヤモンドシート in 札幌ドーム 再び

2022-05-05 10:07:15 | スポーツ & スポーツ観戦

 昨年に引き続き札幌ドームのダイヤモンドシートで日ハム戦を観戦する機会を得たのだが、日ハムの不甲斐なさばかりが目立つゲームにストレスが溜まるばかりで、プレミアム感を堪能する気持ちさえ萎えてしまった…。

   

 昨年とは違った形で今年もまたダイヤモンドシートで観戦する幸運を得、昨日(5月4日)の対楽天戦を観戦する機会を得た。こうした機会を提供してくれたミスターX氏には本当に感謝である。

   

   ※ 5月4日 対楽天戦のダイヤモンドシートのチケットです。

 私は前回同様に試合前にプレミアム感を十分に味わおうと試合開始(午後2時)の1時間半前に札幌ドームに着いた。前回同様に一般の入場口とは違うところでチケットチェックをされ、係の方の案内で指定席に就いた。私に与えられた席はバックネット裏、やや高いところにある席だった。

   

   ※ ダイヤモンドシートなどプレミアムチケットの専用ゲートです。

   

   ※ プレミアムシートのエリアでは、赤い制服を着用したスタッフ(コンシェルジェ?)が応対してくれます。

   

   ※ ダイヤモンドシートです。座席の下に私のザックがちょっとだらしなく収納されています。

   

   ※ 入場した時、ちょうど楽天の打撃練習が行われていました。

 一息ついたところで、前回同様にプレミアムラウンジで生ビールと温製おつまみ盛り合わせで軽い昼食を摂った。(食事はPrince Hotelが運営・調理しているようだ) そしてラウンジのソファーで寛ぎ、しっかりとトイレも体験させてもらった。全てにおいてプレミアム感を演出している。私としては非日常感をしっかりと味わわせてもらった。

   

   ※ プレミアムラウンジ内での飲食のオーダー、商品の受け渡しのカウンターです。

   

   ※ こうした簡易に食事できるところもありましたが…。

   

   ※ 私が注文した「生ビールと温製おつまみ盛り合わせ」です。

   

   ※ プレミアムラウンジの一方にはこのようなソファー席があります。

   

   ※ トイレも一応撮りました。

 座席の方も申し分ない。クッションが効いた広めのシートに、引き出し式のテーブルがあって、隣席とはアクリル板で仕切られていたために安心して、ゆったりと観戦をすることができた。

   

   ※ 試合開始前、日ハムビッグボス、楽天石井監督のメンバー表交換の場面です。

 問題はゲームの方である。楽天のベテラン涌井投手(35歳、プロ18年目)にいいように弄ばされ、ヌニエスのソロ本塁打で1点を返すのが精いっぱいで完投を許し1対5で完敗を喫してしまった。チャンスがなかったわけではない。2回の無死1塁、4回の無死2塁、6回の無死3塁といったチャンスの芽をことごとく生かすことができなかったことは、選手の責任だけではなく、ベンチの責任もありはしないか?すべてに工夫が見られず、ただ凡打の山を築くだけだった…。

   

   ※ 日本ハム先発の金子投手の投球フォームです。金網にピントが合っています。

   

   ※ 完投を許してしまった楽天・涌井投手の投球フォームです。

   

   ※ 日ハムから売り出し中の今川選手です。この日は不発でした。

    

   ※ 楽天1番の西川選手が先制3塁打を放った瞬間です。  

 先発に金子投手を起用したのもどうだったのか?金子は今年38歳、一昨年頃から明らかに力の衰えを感じていたのだが…。1・2回は3人ずつで片づけてあるいは?と思わせたが、3回になるとやはり歳のせいかボールに力が無くなってきたのだろう。無死でヒットを打たれ、その後一人おいて4連打のつるべ打ちに遭い、あっという間に4点を失ってしまった。4連打もされる前に打つ手はなかったのか?チームの投手事情はもちろんあるのだろうが…。あゝ、愚痴ばかりが口を突く…。

   

    ※ 涌井投手が完投して勝利を讃えあい、ベンチに戻る楽天ナインです。

 これまでの野球界の常識にとらわれない試合指揮が注目を集めるビッグボスだが、あまりにも負けが込んでくるとファンから見放される心配はないのだろうか?幸い、昨日はゴールデンウィーク中とあって、球場のキャパの1/2いっぱいの20,184人の入場があったというが、今後も同じようにファンは球場に足を運んでくれるのか?やっぱりゲームは勝たなくちゃ。ビッグボスの勝つ采配を期待したい。

 長いシーズンはまだ序盤戦である。良い波が来ることを信じたいが、5月4日の対楽天戦はせっかくのプレミアム感が削がれてしまう思いにさせてくれた残念な一戦だった。


接戦!早明ラグビー  終了間際に明治が劇的トライ!

2022-05-01 17:59:29 | スポーツ & スポーツ観戦

 力が拮抗する早明両校の追いつ追われつの好ゲームとなった。「北海道ラグビーの日」に招待された大学ラグビーの伝統の一戦「早明戦」は思っていた以上の接戦となり、観戦した私は大いに楽しむことができた一戦だった。

    

 「北海道ラグビーの日」とは、2019年に札幌ドームでワールドカップラグビーが開催されたことを記念し、4月31日と5月1日を「北海道ラグビーの日」として、各年代のプレイヤーが集い競う機会をつくり、北海道のラグビー振興を図ることを目的として指定したそえだが、そのメインの試合として「早明戦」を招請したということのようだ。

     

 先日の拙ブログでオープン戦と私は記したが、実際には関東大学春季大会Aグループの公式戦ということだった。(両校にとって最も重視しているのは秋の「対抗戦」であることに変わりはないのだが…)したがって両校とも現時点でベストの布陣で対戦に臨んだものと思われた。

     

 得点経過を記すと次のとおりである。

◇前半10分 早大がトライ(Gは失敗)  5―0

◇前半26分 明大がトライ(Gも成功)  5―7

◇前半40分 明大がトライ(Gも成功)  5―14

  (ハーフタイム)

◇後半 6分 明大がトライ(Gは失敗)  5―19 

◇後半14分 早大がトライ(Gも成功) 12―19

◇後半38分 早大がトライ(Gも成功) 19-19

◇後半47分 明大がトライ(Gも成功) 19―26 

※試合時間が40分を経過しているが怪我などのためロスタイムが設けられていた。

 この試合経過を見ていただければ、まさに追いつ追われつのシーソーゲームだったことがお分かりいただけると思う。実は明大はこの他にPG(ペナルティゴール)を2度試みているのだが、2度とも失敗してしまい試合がもつれた要因にもなっているのだが…。

    

    ※ 早稲田大が攻撃中のところです。

    

    ※ ラインアウトは明治大に一日の長があったように思いました。

    

    ※ スクラムは両校相譲らずといった感じでした。

    

    ※ 明治のキッカー広瀬選手はこの日不調だったようです。

    

    ※ ノーサイド、健闘をたたえ合う両校フィフテーンです。

 私はこの早明戦を観戦するにあたって、どちらか一方のチームを応援するという気持ちはなかったのだが、観戦しているうちにいつの間にか明治大に肩入れしている自分に気が付いた。というのも、私は過去に明治ラグビーに心酔していた時期があったのだ。その頃に書いた一文を見つけることができたので、それを転写してみたい。文章を綴ったのは1992(平成4)年12月8日、実に30年前の文章である。題して「時にはスポーツを語ろう」と題して書いた文章である。

 明治が好きである。

 明治といっても明治製菓ではない。

 明治大学ラグビーフットボールチームが好きなのである。

 私は、無類といって良いほどテレビのスポーツ観戦が好きである。テレビでスポーツ中継が集中する日曜日など、スポーツ観戦を主にしてスケジュールを立てるほどである。なぜスポーツ観戦か、なんて深く考えたことはないけれど。今夜はちょっと考えてみようと思う。

 スポーツはよく筋書きのないドラマだと言われる。まさにその通りである。試合終了の合図があるまで勝利がどちらに転ぶかわからないスリリングさは、ありふれたドラマの比ではない。

 また、スポーツはルールのある戦争に例えられる。だからそこには、人間の知力を駆使した戦略・戦術が 展開される。そこを読むのがたまらなく楽しい。

 その他、それぞれのスポーツが固有する魅力に触れることができるのも、スポーツ観戦の大きな楽しみである。

 しかし、私が スポーツ観戦に魅かれる最大の理由は、選手たちの “ひたむき” さが伝わってくることが魅力なのだ。

 数多いスポーツの中には、その “ひたむき” さが伝わってこないスポーツもある。そんなスポーツは、私にとってはあまり魅力のないスポーツといえる。

 6日(日)、早明ラグビーを観戦した。

 むろん明治大学を応援しながらである。

 私が明治ラグビーに魅かれるのは、強いからというミーハー的な部分も確かにある。

 しかし、それ以上に明治ラグビーの底に流れる愚直なまでの戦いぶりに魅力を感じている部分が大きい。

 90歳を超えた北島監督の「前へ!」という教えを体現しようとする15人の戦士たちは、局面によっては別な戦術があるだろうと素人の私でも考えるのに、ひたすら前へ、前へと突進する愚直にも見えるその戦いぶりに共感を覚えるのだ。

 いったい、私たちの前から “ひたむき” さが消えてしまったのはいつの頃からだろうか。

 “ひたむき” な生き方を、ダサイなどと一言で片づけるようになったのはいつの頃からなのだろうか。

 うまく生きる、策略を張って生きる、……そんな生き方を否定していた若者がやがて大人になって、何の疑いも反省もせずに同じような生き方を志向しているのを見る時、私は怒りすらおぼえるのである。

 冬は、ラグビーをはじめとして、サッカー、マラソンとビッグイベントが目白押しである。彼らの “ひたむき” さに共感しながら、今冬もテレビの前から声援をおくろうと思っている。

 上記文章は前述したように30年前の文章である。明治のラグビーが当時と同じだとは思ってはいない。やはり時流に沿った戦略・戦術を採り入れているが、その底流には脈々と北島ラグビーが息づいていると私は今日そのことを再確認した思いである。

    

    ※ 試合の最終結果です。


頑張れ!北海道のプロスポーツ

2022-04-09 19:29:19 | スポーツ & スポーツ観戦

 日本ハムファイターズをはじめ、コンサドーレ札幌、レバンガ北海道と、どうも北海道のプロスポーツチームの成績が今一つパッとしない。全国の強豪チームと比べチーム力が劣っていることは否めないが、選手たちの頑張りで私たち道民に明るい話題を届けてくれないものか…。

     

 今年の北海道のプロスポーツチームの成績が振るわない。その象徴ともなってしまっているのが「北海道日本ハムファイターズ」である。本日の対楽天戦も試合前半で勝敗の帰趨が見えてしまったような戦いだった。これまでの成績はなんと2勝11敗と惨憺たる成績で、パリーグで断トツの最下位である。

   

 そして「北海道コンサドーレ札幌」も今年は今一つパッとしない。ここまで7試合を戦って、いまだ1勝もできずに対戦成績は6分1敗である。開幕以来引き分けが6試合続いていたうちは多少の希望もあったのだが、先日の対鳥栖戦では「あれっ?」と思うほど攻め込まれっ放しで0対4とサッカーの試合としては無残な負け方だった。順位もJ118チーム中16位に沈んでいる。

   

 さらに「レバンガ北海道」は今年も苦戦続きである。元日本代表で闘将とも称された佐古ヘッドコーチの就任で期待されたのだが、現在15勝29敗で東地区11チーム中9位と苦戦している。

 北海道の各チームが苦戦している要因については以前に言及したことがあるが、かなりはっきりしていることがある。それはコンサドーレ前社長だった野々村氏がいつも口にしていたことだが「資金力の差」である。プロスポーツの場合、選手たちは契約金の多寡によって所属チームを決めることが多い。ところが北海道では有力なスポンサーを見つけづらいという事情がある。そのことが特にコンサドーレやレバンガではチーム強化の足かせになっている。しかし、日本ハムの場合は少々事情が異なる。日本ハムの場合はあくまで経営の主体は親会社は(株)日本ハムである。(もちろん経営そのものは(株)「北海道日本ハムファイターズ」という形を取っているが、役員は親会社から派遣されている)その親会社が健全経営を球団に促しているようである。これまでも高い年俸となった選手たちをFAなどで放出する傾向があったが、昨年は選手間の不祥事もあって主力選手を放出したにもかかわらず、その主力選手たちに代わる補強をまったくしなかったことが、 今シーズンの大不振に繋がっているように思える。

 と愚痴ばかり述べ立てても、気分は一向に晴れない。確かにチーム力の差は認めざるを得ないが、所属する選手たちはいずれもプロを憧れた多くの人たちの中から選ばれた選手ばかりである。今は年俸が安くとも、活躍次第で年俸がどんどん上がることを励みとして、自分のため、チームのため、北海道のために頑張ってほしい。そして北海道民に明るい話題を提供してほしいと念願するのである。

   

 北海道のプロスポーツというと、旭川に本拠地をおく男子バレーボールチーム「ヴォレアス北海道」がある。国内のバレーボールチームでは初のプロバレーボールチームだという。そのヴォレアス北海道はV2リーグでは3年連続して優勝し、今日からV1昇格を目ざす入れ替え戦をV1リーグ最下位の「VC長野」と戦い、大激戦の末セットカウント3対2で勝利した。明日もう一試合戦うが、その結果次第では数年来の念願だったV1リーグ入りを果たすという夢が近づいてきた。それほどバレーボールを熱心に観ているわけではないが、今日はテレビの前で懸命に応援した。やはり北海道のチームが活躍することは道民にとって何よりの明るいニュースである。

 北海道のプロスポーツチームが明るい話題を届けてくれることを道民の一人として心から願っている。そのことが私たち道民の何よりの心のビタミンとなるのだから…。

※ 掲載写真は全てウェブ上から拝借しました。 


ビッグボスフアィターズ ピ~ンチ❣

2022-03-31 17:07:30 | スポーツ & スポーツ観戦

 開幕以来白星のないビッグボスフアィターズだが、私が参戦(観戦)することでいやな空気を変えたいと思ったのだが…。あえなく返り討ちとなってしまった。素人目線で今シーズンのファイターズを占ってみた。

     

      ※ 球場キャパの1/2の2万人余りが入った対西武第二戦の球場です。

 昨夕、今シーズン最初のファイターズ観戦のため札幌ドームに駆け付けた。昨日、格安チケットが手に入ったと書いたが、それはファイターズのオープン戦をTV観戦していた時に画面に映ったQRコードを取り込むと内野C指定席が1,000円で入手できたのだ。私はそれを手に、球場内のチケットブースでアップグレードして内野A指定席で観戦しようと出かけたのだ。ところがこの日は定員を球場キャパの1/2として開催したためにチケットは完売ということでアップグレードはならず、内野C指定席での観戦となった。C指定席だとグランドレベルからはかなり離れて球趣が削がれてしまう感があるのは否めない。カメラの望遠もあまりに遠くて選手の表情まではうかがえなかった。

 試合は1回幸先よく石井の犠飛で先制点を奪ったが、その後散発でヒットは出るものの決定打に欠けた。一方、ファイターズ先発の加藤は抜群の出だしだった。4回終了時までパーフェクトに抑える出来だった。できればこの間に追加点が生まれると理想的だったのだが…。 今年のファイターズの弱点は打線があまりにも弱いことだろう。

     

     ※ 4回までは抜群のキレで、西武打線をパーフェクトに抑えた先発加藤投手だったが…。

 好調と思えた加藤が6回になり突然打たれ始めた。なんと7連続安打を喫し、一気に5点を献上してしまった。加藤の出だしが抜群だったためにベンチも交代時期を見誤ったようだ。私にしては珍しい。なんとこの回が終了した時点でトイレに立ったのを契機に帰路に就いてしまったのだ。今年のファイターズに残り4回の攻撃で逆転できるとは到底思えなかったからだ。ましては不甲斐ない打線の様子を見続けることはストレスが増すばかりと判断したのだ。

     

     ※ ビッグボス期待の若手・清宮をこの日は4番に据えたが不発だった。

     

      ※ 同じく期待の若手万波選手も気負いが目立ち不発に終わった。      

 多くの野球評論家が、今年のパリーグの戦績を予想した時に、ダントツの最下位に予想したのがファイターズだと聞いた。残念だが納得せざるを得ない。その功罪は別としても、昨年まで在籍した、中田、西川、太田という主力選手を放出したにも関わらず代わり補強を一切しなかったのだから…。何とも頼りない打線しか組めない現状は、ビッグボスに同情するばかりである。今の望みは、昨年ある程度活躍し怪我で離脱中の野村、五十幡の両野手が戦線復帰することに期待したい。野村は二軍戦に出場し始めたということなので近い将来復帰が見込まれる。両選手が復帰した時、少しは相手チームに抵抗できる態勢ができるのではないだろうか?

     

      ※ 私の席からは西武ベンチから良く声が出ていて、西武ナインの元気が伝わってきました。

     

      ※ 西部の主砲山川選手のバッティングフォームです。前日は2本塁打と好調のようです。この日は1安打。     

 今やファイターズはビックボスのパフォーマンスだけが話題なのはあまりにも寂しい。札幌ドームでは、そのビッグボスがこれまでに話題づくり(?)のために使用した車が地下2階の展示室に披露されていた。もちろん私はそこへ駆け付けカメラに収めた。また、試合前にはファーストピッチとして北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレの5選手が登場してファーストピッチを行った。その際も、ビッグボスは受け手として捕手のレガーズやマスクを身に付けフル装備で投球を受けて、観衆から拍手喝さいを受けた。

     

     ※ ファンフェスティバルには写真の「ランボルギーニ・カウンタックLP500S」でド派手に登場しました。

     

      ※ こちらは「ランボルギーニ・ウルス」というセダンタイプ。何時使用したんですか?     

     

      ※ キャンプ中に球場間の移動に使用したと伝えられた電動キックボードです。

     

     ※ 同じくキャンプの出勤(?)で使用した「GL1800トライク Type3」という三輪車です。

     

     ※ こちらは野手の送球のアドバイスのために使用したライトバンですね。

 こうして涙ぐましいばかりにファンサービスを続けるビッグボスの思いに応えるためにも選手たちの一層の奮起を願ってやまない。

     

     ※ 球場内のオーロラビジョンに映し出されたロコ・ソラーレの五選手です。

     

     ※ そのロコ・ソラーレのファースト・ピッチの様子です。

     

     ※ そのファーストピッチを受けるビッグボス1人がフル装備でファンを沸かせました。

      

     ※ 試合前のメンバー表交換をするビックボスと西武・辻監督です。