田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキング㊲ in常盤・神楽岡公園と文学にふれる旭川ウォーク

2024-06-30 16:53:34 | JRヘルシーウォーキング
 昨日(6月29日)、旭川の気温は30℃に達したそうだ。確かに暑かったが、旭川市内の魅力あるコースは暑さを忘れさせてくれるくらい素晴らしいコース設定を楽しみながらのウォーキングとなった。

    

 昨日、JRヘルシーウォーキングの「イベントウォーク」で旭川市を、「いつでもウォーク」で深川市を巡るべく、遠路旭川市まで遠征した。
 前日、さっぽろラウンドウォーク(セクション5)をこなしていただけに、脚に張りを感じていたが、今年はJRヘルシーウォーキングにも力を入れているので棄権することは考えていなかった。この歳で二足の草鞋を履くのはなかなかチャレンジングなことだと思いながら楽しんでいる。

    
    ※ スタートの旭川駅の正面(北口)はたくさんのバスが発車を待っていました。

 さて旭川コースだが、私は次の深川コースも予定に入れていたので、午前8時に旭川駅をスタートした。まずは早朝(?)の旭川市街を「平和通買物公園」の隣の道「緑橋通」を北上する。

    
    ※ 旭川市役所の第一庁舎(右側)と左側は市民文化会館の建物です。

 約1キロ北上し、旭川市役所のところから西に伸びる「7条通緑道」を往く。まずこの通りが素晴らしかった。樹々が繁り、いたるところに東屋やベンチが配されていた。さらには通りの角々には旭川に関係がある(?)彫刻家の作品が贅沢にいくつも陳列されていた。
    
    ※ 緑濃い「8条通緑道」です。
    
    ※ 「8条通緑道」には各所にこのような彫刻作品がたくさん展示されていました。    

 緑道の先には旭川市の街中の公園「常盤公園」が待っていた。公園の入口には軍都旭川開祖の立役者である永山武四郎の立像が建っていた。

    
    ※ 「常盤公園」の入口には「永山武四郎像」が建っていました。

 「常盤公園」は「千鳥ヶ池」を配し、「道立旭川美術館」が公園内に建ち、彫像などが配されていて、札幌の「中島公園」と似たような印象だった。

    
    ※ 常盤公園内の「千鳥ケ池」です。
    
    ※ 道立旭川美術館の入口です。

 「常盤公園」の後は、市街地を「緑橋通」と飯台に南下して「忠別川」沿いの「忠別橋公園」を目ざす。マップの案内には「旭川は川のまち」とも称されているという。マップを改めてみればそのとおりで、市内を「牛朱別川」「忠別川」「美瑛川」が街中を走り、それらの川が全て旭川郊外で「石狩川」に合流している。その中でも中心街を貫いているのが「忠別川」である。
 「忠別川公園」は整備が行き届いた公園とは言い難かったが、それでも公園の随所に彫刻作品が配された公園だった。

    
    ※ 「忠別川公園」もこうした彫刻作品が数点展示されていました。

 「忠別川」を渡って(クリスタル橋)、旭川駅の南側(裏側)に導かれた。その道路沿いには「大雪クリスタルホール」、「旭川博物館」、「旭川大雪アリーナ」、「神楽市民交流センター」といった文化、スポーツの公共施設が集中的にみられた。旭川駅からほど近いところにこうした施設が集中しているのは素晴らしいことである。

    
    ※ 手前に「大雪クリスタルホール」、奥は「大雪アリーナ」だと思われます。

 そしてコ―スはさらに「美瑛川」沿いの堤防に導かれた。「三浦綾子記念文学館」に導かれるルートである。文学館の付近には「外国樹種見本林」があり、さまざまな樹種が林立していた。

    
    ※ 美瑛川沿いに広がる「外国樹種見本林」です。
    
    ※  「三浦綾子記念文学館」のエントランスです。

 「三浦綾子記念文学館」を過ぎてからはちょっと退屈な市街地を歩くが、JR富良野線の跨線橋を超えたところから「ロマンチック街道」などとロマンチック(?)な名称を付けた道路が続いていた。道路の両側には成長したプラタナスの見事な並木道が続いていた。

    
    ※ 「ロマンチック街道」と称されるプラタナス並木です。

 その後に導かれたのが、歩き終えた後に「この日のハイライトだったなぁ」と思われた「神楽岡公園」に導かれた。広大で野趣に富んだ「神楽岡公園」を縦断するようにコースが設計されていたが、公園としての各種施設も充実していたようだが、何より起伏に富んだ丘陵地に野趣豊かな大木が繁っている様が素晴らしかった。

    
    ※ 「神楽岡公園」内の遊歩道です。

 コースの最後は旭川駅近くの「忠別川」沿いに広がる「あさひかわ北彩都ガーデン」である。旭川市が「北彩都」と自称してからそれほど年月が経っていないと記憶していたので調べてみると、このガーデンは2015(平成27)年に開園した新しい公園で、河原にたくさんの花壇が配され、池(鏡池)が涼しさを呼び、もちろん市民が憩えるオシャレなベンチが配されるなど、市民が心地良く憩える理想的な公園(ガーデン)が現出していた。

    
    ※ 「あさひかわ北彩都ガーデン」の様子です。花壇を入れるべきでしたね。

 コースを一周してみて、市民が憩い、芸術的な雰囲気に浸れる素晴らしい街づくりが実現できている都市ということを実感したヘルシーウォーキングだった。 
    
    ※ ゴールり旭川駅の南口(駅裏)です。正面と同じデザインですね。                                
               
 ◇ウォーク実施日  2024年6月29日(土)
 ◇歩いた距離    12.5 km

ヘルシーウォーキング㊱ in栗山公園と美しき丘陵風景、北の錦酒蔵ウォーク

2024-06-24 14:55:16 | JRヘルシーウォーキング
 リベンジの栗山町ウォークである。それにしても栗山公園内にある小さな御大師山登山はけっこう足にきてしまった。雄大な丘陵風景と、どことなく豊かさを感じさせる栗山町の光景が印象に残った栗山町ウォークだった。

    
 昨日(6月23日)午前中に夕張市ウォークを終えた私は、すぐに隣町の栗山町ウォークをするべく移動した。
 実は栗山町ウォークは昨年に続いて2度目であり、リベンジの意味があった。というのも、昨年10月に由仁町と栗山町のコースを踏破しようとしたのだが、由仁町のウォークを終え、栗山町へ向かった時に前方が見えないほどの豪雨に見舞われてしまった。恐ろしくなった私は車を停めて豪雨が過ぎ去るのを待った。ようやく雨が止んだ時には午後もかなり遅い時間となってしまい、結局栗山町のコースは「ショートコース」を回るのが精一杯となってしまったのだ。
 私はこのJRヘルシーウォーキングでは全て基本コース(ロングコース)を歩くことを旨としている。したがって、私の中では栗山町コースはまだ未踏だと思っていたので、今回改めて「基本コース」を歩くことにしたのである。
コースは栗山駅から小林酒造、谷田製菓と栗山町の代表的な企業のところを巡り、栗山公園を周遊した後、栗山の農村地区を巡るという12.5キロのコースである。
 コースのS & GとなっているJR栗山駅は他の町でもよく見られる町商工会の事務所、コミュニティセンターなどが同居するようなモダンな建物だった。

    
    ※ 栗山町商工会やコミュニティセンターと同居したJR栗山駅です。
 
 跨線橋を超え、駅の裏側の夕張川の近くにまず「小林酒造」の今は使われていない(?)古い建物群が立ち並ぶ中を歩いた。その途中に「小林酒造北の錦記念館」があるのだが、こちらも私は以前に訪れたことがあるのでパスした。

    
    ※ 栗山駅からすぐに駅裏に移動するため跨線橋からJR室蘭線を写してみました。
    
    ※ 駅裏からほど近くを「夕張川」が流れています。
    
    ※ 小林酒造の蔵ですが現役かどうかは分かりません。一部はレストランになっていました。
    
     ※ 「小林酒造北の錦記念館」です。

 続いて「日本一のきびだんご」で有名な「谷田製菓」の前を通る。昨年も感じたのだが、この「谷田製菓」の建物が意外にもごく普通の事務所なのはちょっと腑に落ちない。「きびだんご」という希少な菓子を製造しているのだから、そのことをもっとアピールするような社屋を造っては?と思うのだが…。

    
    ※ 谷田製菓の本社事務所と思われる建物です。

 JR室蘭線の跨線橋を潜り、街中へ出る。栗山駅前通りは過疎化が進む他の町とは違い、まだまだ商店街の様相を呈してはいた。それでも私が「空知フットワーク」で訪れた12年前には商店街に音楽が流れていて驚いたのだが、今回それを聞くことはできなかった。

    
    ※ 栗山町の駅前商店街です。
    
    ※ 商店街の各商店の軒先には写真のようなシルエットの看板が掲げられていました。
    
    ※ 栗山町の物産館的役割を担う「栗夢プラザ」です。

 この商店街を栗山監督は長靴を履いて、軽トラックに乗り優勝パレードをしたのだろうか?見てみたかったなぁ…。

        
 ※ WBC優勝を記念するパレードです。確かに軽トラ、そして長靴ですね。(写真はウェブ上からお借りしました)

 商店街を抜け、栗山公園へ向かう途中に立派な「栗山天満宮」があった。この神社も小さな町にしてはかなり豪華な造りの神社に見えた。

    
    ※ とても立派に見える「栗山天満宮」の鳥居と本殿です。

 「栗山公園」は「小動物園」があるので知られている。この日も日曜だったこともあり、多くの家族連れが楽しんでいた。私はそれを横目にマップに従い「栗山公園」巡りを開始した。その公園巡りの中に公園内にある「御大師山」登山が含まれていた。「御大師山」は調べてみると標高僅か115mということなのだが、これが意外に急角度で登る山道となっていて夕張市ウォークで疲れている自分にとってはかなり辛い登山となった。

    
    ※ 「栗山公園」のエントランスです。
    
    ※ 栗山公園内の「御大師山」へはこうした階段上りがかなり続きました。
    
    ※ ここが御大師山の頂上です。特に印はありませんでした。

 山頂から少し離れたところに、栗山町市街を眺望できる「展望台」からの眺めが少しだけ私を癒してくれた。

    
    ※ 街を展望するための展望台です。
    
    ※ 展望台から見た栗山市街の様子です、(下の写真も)
    

 栗山公園を過ぎると、後は農村に多い典型的な田舎道ウォークである。約6キロの田舎道歩きはかなり応えたが、途中には前日本ハム監督で、かつWBC優勝監督の栗山英樹氏が所有する「栗の樹ファーム」の入口があった。しかし、現在は「完全休館」という看板が出ていて立入禁止となっていた。(私は過去にここを2度ほど訪れている)看板には栗山氏の自筆で「WBCではたくさんの応援ありがとうございました」というメッセージも添えられていた。

    
    ※ 「栗の樹ファーム」の入口に建つ看板です。
    
    ※ 看板の近くには写真のような断り書きがありました。

 さらには、その看板のすぐ傍に「バットの森づくり植樹」と表示された看板があり、その横には植樹された幼木(アオダモの木?)がたくさん並んでいた。これもまた栗山監督の功績なのかもしれない。

    
    ※ ちょっと異様にも映りますが、食害を防ぐために幼木に袋を被せているようです。

 コースは淡々と田舎道を進む。時々農家が姿を現すが、そこにはたくさんのビニールハウスが目立った。何を栽培しているのだろうとちょっと覗かせてもらったところ、収穫の盛期を過ぎたアスパラが栽培されていた。

    
    ※ こうした田舎道が淡々と続きました。
    
    ※ ビニールハウスではアスパラを栽培していました。

 コースは小高い丘状のところに至ったが、そこから栗山町の田園風景が目に入った。その風景からはどことなく豊かな農村といった感じに私の眼には映った。

    
    ※ 小高い丘からは栗山町の豊かな田園風景が望めました。

 さらに進むと、道路沿いに古い校舎のようなものが見えた。それは旧雨煙別小学校なのだが、そこを(株)コカ・コーラが買い取り、改修して宿泊設備を整え「雨煙別小コカ・コーラ環境ハウス」として環境教育の拠点としている。ここも私は以前に宿泊はしなかったが訪れて内部を見学させていただいた経験がある。

    
  ※ 「雨煙別小コカ・コーラ環境ハウス」の建物です。グラウンドは全面芝張りでした。

 あとは栗山町の市街地を目ざしてひたすら単調なウォーキングが続いた。かなり疲れが顕著となり、一休みするベンチがあればと思ったのだが、無情にもそのようなものは見当たらなかった。
 街中に戻り、「栗山警察署」(かなりのパトカーが並んでいたところを見ると、周辺の中心警察署なのかもしれない)を右折し、栗山駅へ向かっての直線にのびる商店街を再び通りゴールの栗山駅へ着いたのは、締め切り時間の午後4時の20分前だった。

    
    ※ 栗山警察署です。門の陰にたくさんのパトカーが並んでいました。

 過疎が続く北海道の街であるが、栗山町の場合はその過疎化が他の街に比べて進行が遅いのかな?といった印象を受けたウォーキングだった。 

    
    ※ ゴールの栗山駅前には栗山町の花 "ユリ" を象ったモニュメントが設置されていました。
                                                    
◇ウォーク実施日  2024年6月23日(日)
◇歩いた距離    12.5 km

※ 昨日の投稿では写真が未掲載でしたが、本日写真も貼付しました。昨日の投稿を再度見ていただければ幸いです。

ヘルシーウォーキング㉟ in栄華の名残に思いを馳せて、夕張・鹿の谷ウォーク

2024-06-23 21:01:15 | JRヘルシーウォーキング
 過疎の象徴とも語られる夕張市を歩いた。確かに道路に面して閉店した商店があったり、雑草に覆われた住宅が散見されたりした光景にも出会ったが、再建に向けての足音も感じられた夕張ウォークだった。

  

 本日6月23日(日)は、当初「イベントウォーク」の当別町のロイズタウン駅S & Gに参加する予定でいた。ところがコースマップが公表されたのを見ると、昨年とまったく同じコースだった。これでは「より多くの街を見て、体験したい」という私のコンセプトに反する。そこで検討した結果、ヘルシーウォーキングでは未体験の「いつでもウォーク」の夕張市と、昨年消化不良に終わった(その訳は明日レポします)隣町の栗沢町を歩くことにした。
 2市町のコースを歩くことから、早朝に出発しようと思っていたのだが出遅れてしまい7時30分に我が家を出発した。
 今回の夕張市のS & Gは、旧夕張駅の前に立つ休業中の「ホテルマウントレースイ」前だった。

    
※ スタート地点に建っていた「ホテルマウントレースイ」の立派な建物ですが、現在は休業中とのことでした。

 コースは旧JR石勝線夕張支線の脇を走る国道38号線を南下し、「幸福の黄色いハンカチ広場」から折り返し、旧JR石勝線夕張支線の反対側を走るサイクリングロードを北上し、S & Gポイントを通過し、「夕張市石炭博物館」を折り返すというルートである。
 私は10年前に「そらちフットパスウォーク」で1度夕張市を歩いた体験があった。しかし、その時は夕張市が最も栄えた時代に最も人口が多かったという「清水沢地区」を歩いたのだが、今回はその地区より奥に位置する「鹿の谷地区」(正式には「若菜地区」というらしい)を中心とした地域だった。その10年前の時には、賑やかだったという「清水沢地区」だけに、衰退ぶりも顕著に目にすることができた。

    
    ※ 廃業した酒屋さん。壁には「〇〇良い酒」とあります。〇〇にはどのような文字が入るのでしようか?

    
    ※ 家主を失った住宅の前はフキの葉が密生していました。
    
    ※ こちらは道路沿いに建っていた旧市立図書館です。窓ガラスは割れ放題でした。
    
    ※ 空き家の前や空き地には何故かマーガレットの花が目立ちました。

 今回の「鹿の谷地区」も道路沿いに閉店した商店や廃屋となった民家を目にしたが、一方で新たな街づくりを目指した真新しい公共施設や集合住宅を目にすることができ、再建へ向けての兆しも感ずることができた。

    
  ※ こちらは真新しい「夕張市立診療所/介護医療院」の看板がかかっていました。
    
    ※ 若菜地区に建つ真新しい市営の集合住宅です。

 最初の折り返し点の「幸福の黄色いハンカチ広場」は、ヘルシーウォーキングのチェックポイントだった。(駅がないので、観光協会の職員がチェックの担当をしている?)私は「幸福の黄色いハンカチ広場」は以前に体験しているので見学はパスしてチェックだけしていただき再スタートをきった。

    
    ※ 「幸福の黄色いハンカチ広場」の入口に建つ入場受付事務所です。

 この折り返しからのコースが素晴らしかった。コースマップでは特に触れてはいなかったが、そこはサイクリングロードだった。車が通らず、サクラ並木が続く素晴らしいコースが続いた。

    
    ※ 旧JR石勝線夕張支線を左手にのびるサイクリングロードです。

 廃線となった旧JR石勝線夕張支線はまだ鉄路が撤去されずにそのまま残っていたが、廃線から5年目。線路上には雑草が生い茂っていたのが痛々しかった。

    
    ※ 旧JR石勝線夕張支線は撤去されずにこのように残っていました。

 「旧夕張駅舎」はすでに改修(改築?)されてカフェのようになっていたが、途中にあった「旧鹿ノ谷駅」は、駅舎も乗降場も当時のまま保存されていた。

    
    ※ 旧夕張駅の乗降場跡です。

 S & Gを通過し、さらに北にある「夕張市石炭博物館」を目指した。すると意外にも向かう途中に「夕張市役所」があった。市域の中ではずいぶん奥まったところに市役所を建てたものである。ただ地区名だけは「本庁地区」と称しているようだ。実は私は以前に「札幌学院大学」の講座で市役所を訪れ、市役所の職員から夕張市の街づくりについてお話を伺ったことがあった。その際、大きな市役所の中に職員がまばらにいるだけでずいぶんガラーンとしていたなぁ、という印象を抱いたのだが、おそらく職員数はいまも変わらないのではないだろうか?

    
    ※ 外観はかなり立派な夕張市役所です。
    
 市役所からさらに2キロほど奥に「夕張市石炭博物館」があった。こちらも私は以前に博物館内部も模擬坑道も体験済みのためパスしてすぐに折り返しスタート地点に戻ったのは、12時30分だった。

        
        ※ 「夕張市石炭博物館」の横に立つ立坑櫓の遺構です。
    
    ※ 「夕張市石炭博物館」の入口です。

 本日は気温が20℃を超え、かなり汗もかき、疲労度もそれなりのウォーキングだった。

    
    ※ S & Gにある「夕張マウントレイスイスキー場」です。私も2度ほど滑ったことがあります。 

◇ウォーク実施日  2024年6月23日(日)
◇歩いた距離    14.0 km                                         


ヘルシーウォーキング㉞ in東大雪の山々と日高山脈に抱かれた、新得ウォーク

2024-06-16 19:35:01 | JRヘルシーウォーキング
 新得もまた小さな町である。しかし、前半は新得町の街づくりの特徴がよく分かるコースでとても興味深かった。ところが後半はやはり田舎道を延々と歩かされるコースとなってしまったのは仕方のないことか?

     

 「イベントウォーク」で清水町を歩き終え、続いて隣町の新得町に設定されている「いつでもコース」に取り組むことにした。清水町と新得町の間はわずか10キロしか離れていなく、すぐに移動できた。
 新得町の市街地は主要道の国道38号線からやや外れたところに位置していた。スタート地点のJR新得駅は町の商工会議所と併設する形の駅舎らしくないモダンな造りの駅舎だった。

    
    ※ 新得駅の駅舎です。その左側は新得商工会の事務所です。

 さっそくスタート!と思ったところが、駅の前になにやらヤジロベエの形をした記念碑のようなものが見えた。近寄って見てみると碑には「北海道の重心地」と書かれていた。そこに書かれていた説明によると「1993(平成5)年、国土地理院の調査により記念碑が立てられていた駅前から43キロ離れた山中が北海道の重心だったことが判明した」ということのようです。

    
   ※ 駅前に立てられていた「北海道の重心地」の記念碑です。駅前は整備中でした。

 駅前には「そばのマチ新得」らしく数件の蕎麦屋さんが軒を並べていたが、街自体は閑散とした感じは否めなかった。その中をまず北に向かって進んだ。

    
    ※ 新得駅の駅前通の様子です。

 マップによるとその先に「SL広場」があると表記されていた。そこへ行ってみると、なるほど往年の名高い蒸気機関車D-51が展示されていた。広場にはそのSLが展示されているだけで、他には特に何も目立ったものはなくちょっと惜しい気がしたのだが…。

    
    ※ 「SL広場」に展示されていたD-51機関車です。

 コースはそこを折り返し国道38号線を南に進むのだが、途中から佐幌川沿いに広い敷地に芝生を整備し、各種遊戯施設やスポーツ施設が整った「佐幌川公園」が広がっていた。
 
    
    ※ 広々とした「佐幌川公園」には遊具施設も整備されていました。

 ここで素晴らしい!と思ったのは、芝生が整備された公園に芝生をさらに短く刈り込んだランニングコースが整備されていたことだ。ウォーカーはこのランニングコースを進め、と指示されていたので私もその上を歩いた。 
 そのコースは行けども、行けども芝生のコースが整備されていた。調べてみると、佐幌川公園全体を周回するように全長5.1キロにわたって整備されているとのことだった。私は歩きながら「人口6,000人をきった町で、いったいどれくらいの利用者があるのか?」と心配になったが、コースのことを知った実業団や大学のランニングチームが合宿に訪れるようになったとか…。

    
   ※ 「佐幌川公園」を周回するように整備されている芝生のランニングコースです。

 芝生のランニングコースは佐幌川沿いに曲がりくねりながら続いた。すると静かな環境の中に時折り歓声が響いてきた。コースはその歓声が聞こえるところに導かれた。するとそこでは少年サッカーの試合が行われていたのだが、なんと2面あったコートはいずれも芝生が整備されたコートだった。かなりスポーツの振興に力を入れている町のように感じられた。

    
    ※ 芝生のコートでサッカーの試合が行われていました。

 そしてコースは街中に戻ってきたのだが、街中をJR根室本線が横切っている。コースは線路をアンダーパスすることで続いていた。

    
    ※  JR「根室本線」を潜る「オダッシュ通アンダーパス」です。

 そのアンダーパスには「オダッシュ通アンダーパス」と記されていた。「オダッシュ通り」とは?ちょっと珍しい命名である。不思議に思った私は、近くに庭仕事をしていた老婦人に尋ねた。するとそのとおりの先の見える山が「オダッシュ山」だということを教えていただいた。なるほどと納得しながら「オダッシュ山」というのもちょっと変わった名前である。あるいはアイヌ語由来なのかもしれない…。(そこまでは調べなかった)
 その後からが辛かった。清水町同様に淡々とした田舎道が続いたのだ。中には山の親爺さま(ヒグマ)が現れるのじゃないかという寂しい箇所もあった。

    
    ※ 後半は淡々とした田舎道が続きました。

 残り1キロを切ったころようやく街に戻ってきた。その沿線には中学校、小学校、新得神社などが次々と現われ、スタートから2時間25分かかって新得駅に到着し、駅員から完歩の証明をいただき、駅内に新得そば店が出店していたので、新得そばに舌鼓をうった。

    
    ※ 新得小学校の立派な校舎です。
    
    ※ 新得神社の鳥居です。本殿はずーっと奥の方にあるようです。
    
    ※ 新得駅の窓口でJRウォーキングの完歩照明をいただきました。
    
    ※ 駅内にあった「新得そば」のお店です。
    
    ※ 駅そばですから簡素な「天ぷらそば」でした。

 清水町同様、コースの中に田舎道が含まれてはいたが、町の特徴が表れていた子―ス設定にはそれなりに満足できるコースだった。
 ◇ウォーク実施日  2024年6月15日(土)
 ◇歩いた距離    11 .5 km

ヘルシーウォーキング㉝ in 日高山系に抱かれた、酪農王国・十勝清水ウォーク

2024-06-15 20:53:54 | JRヘルシーウォーキング
 今回は少し遠出をしてのヘルシーウォーキングだった。小さな町で距離10キロ超のコースを設定するのは難しいようだ。今回の清水町のコースの半分が田舎道という設定でいささかフラストレーションが貯まった。何とかならないものだろうか?

    
    ※ コースマップです。右斜めの部分はひたすら農地の中を往くコースでした。

 往復で350キロ、6時間をかけてわずか10数キロを歩くヘルシーウォーキングに参加してきた。(もっとも、今回はその後で隣町の新得町のいつでもウォークのコースも歩いてきたが)
 そんなバカバカしいことをよくやるな、と揶揄するなかれ。私は大まじめに取り組んでいるつもりである。このヘルシーウォーキングに参加することでこれまで知らなかった北海道内の街の様子を知りたいという思いがある。加えて、衰えゆく体力にどれだけ抵抗できるかという自己への挑戦の意味もある。そんな思いで今年いっぱい取り組んでみたいと思っている。

    
    ※ 私がスタートしたのは午前8時。担当者などはまだいませんでした。

 さて今回の清水町であるが、ご多分に漏れず過疎化が進展している町である。統計を見てみると1970年には16,000人台を数えていたが、現在は半数の8,000人台となっている。街はきれいな碁盤状を呈しているのだが、その街中を少しだけ通っただけで商店街に元気がないのが感じられた。対して少し郊外の街の人たちの住宅は立派な住宅が目立ったのは、士別市を歩いたときに感じたことと同様だった。

    
    ※ 駅前の通りです。寂しさが隠せません。

 コースは清水駅をスタートして市内をあまり巡らず直ぐに郊外へと導かれた。JR根室本線を跨線橋で跨いだところの小高いところ「清水神社」が街中を見下ろすように建っていた。

    
    ※ 清水神社の本殿は小高い丘の上に建っていました。

 続いて「清水高校」があった。「清水高校」は公立校でありながらアイスホッケー強豪校として知られている。校舎の前には全国高校大会の成績が誇らしく掲示されていた。

    
    ※ 正式名「北海道清水高等学校」の校舎です。

 さらに郊外に導かれたところに池を中心とした「清水公園」が静かに佇んでいた。

    
    ※ 水を湛えた「清水公園」です。

 ここからが大変だった。ひたすらひたすら田舎道だった。畑と牧草地以外には何も見えない道をひたすら歩くだけだった。距離にして軽く5キロは超えていただろう。

    
    ※ 「北の国から」の黒石五郎が今にも出てきそうな壊れかけた建物です。
    
    ※ このような道路が延々と続きました。

 そして残り1キロくらいになってようやく街の中へ帰ってきた。街中には立派な街路樹を配した通りもあった。文化センターや郷土資料館もあったようだ。

    
    ※ 街中にはこのように街路樹が並ぶ美しい通りもありました。

 清水町役場の壁にはテレビでも話題となった新一万円札に採用された「渋沢栄一ゆかりの地」ということで「祝 新一万円札発行渋沢栄一 ゆかりの地清水町」の垂れ幕が誇らしく掲げられていた。

    
    ※ 清水役場の壁には垂れ幕が誇らしく掲げられていました。
    
    ※ ゴールすると駅舎の前にはヘルシーウォーキングの旗が立てられていました。

 特記できるのは以上である。
 さて、ここで少しコース設定について私論を述べてみたい。JRヘルシーウォーキングのコース設定にはいつも感心していたのだが、今回は少し異論を唱えたい。
 先に述べたように今回のコース設定は10キロ超のコースを作るために無理して田舎道(農道)に導いた気がしてしまう。
 私はもっと街中を巡るようなコース設定ができなかったのかと思うのだ。碁盤状の街中をジグザクに巡るのもいい。あるいは何度か周回するようにしてもいい。
 もっともっと清水町の街の中を見てみたかった。もちろんその一部に農業の街・清水町を紹介する農道も含まれてもいいと思うが、今回のようにコースの大半が田舎道(農道)というのはどうなのだろうか?参加者の一人として率直な思いを吐露させてもらった。

    
 ※ 「イベントウォーク」の場合は、要所要所にこのような案内があるので安心してウォーキングすることができます。一方、「いつでもウォーク」では地図読みが必須事項となります。

 ただ、これで私がヘルシーウォーキングへの参加を取りやめるということではない。大半のコースは、私の興味を惹き付けるようなコース設定となっているのだから…。
 ◇ウォーク実施日  2024年6月15日(土)
 ◇歩いた距離    11 .5 km

ヘルシーウォーキング㉜ in桑園駅100周年記念特別企画!JRA札幌競馬場と円山・桑園ウォーク

2024-06-01 20:06:46 | JRヘルシーウォーキング
 “桑園” といえば私の庭のようなものである。その桑園駅をスタート&ゴールにしたウォーキングコースは主な公共施設や文化施設を網羅する素晴らしいコース設定だった。
 ※ タイトルの〇の中の数字は、昨年から取り組んでいるJRヘルシーウォーキングの延回数を表記したものです。したがって、今回は32コース目を体験したというになります。
       

 本日(6月1日)、タイトルのように桑園駅開設100周年を記念してのヘルシーウォーキングが開催され、参加した。
 桑園駅は1924(大正13)年に開業し、本年6月1日で100周年を迎えたそうである。それを記念して記念入場券が発売されたのだが、入手することはできなかった。それについては後述する。
 私は今日、いつもとは違い孫娘の運動会を応援してから参加したので、スタートが午前11時40分となってしまった。だから周りには参加者の姿はほとんど見られない中でのウォークとなった。コンディションは晴れて、気温も20℃まで上昇したが、歩いていて軽く汗をかく程度で気持ちの良いウォーキングとなった。
    
    ※ 今回のスタート&ゴールとなったJR桑園駅です。

 コースの方は前述したようによく考えられていて、コース距離11kmの中に桑園周辺に存在する主な公共施設や文化施設を網羅された素晴らしいコース設定だと思われた。
 コース沿いに点在した施設を順に列挙すると、北海道立三岸好太郎美術館、北海道立近代美術館、円山地区のショッピングモール「マルヤマクラス」、円山公園、北海道神宮、円山動物園、道内アマ野球の殿堂「円山球場」、円山陸上競技場、本郷新記念札幌彫刻美術館、北海道神宮第一鳥居、札幌場外市場(中央卸売市場)、JRA札幌競馬場、さらにはJR北海道本社ビルと、よくこれだけコースの中に取り込めたな、と思うくらい施設が網羅されたコースだった。

    
    ※ 北海道立三岸好太郎美術館です。
    
    ※ 北海道立近代美術館です。
    
    ※ 個性的な店が立ち並ぶ通称「裏参道」です。
    
    ※ 円山地区のショッピングモール「マルヤマクラス」です。
    
    ※ 緑濃い円山公園です。
    
    ※ 北海道神宮の第三鳥居です。
    
    ※ 札幌円山動物園の正面入口です。
    
    ※ 円山陸上競技場です。
    
    ※ 本郷新記念札幌彫刻美術館です。
    
    ※ 表参道の道路を跨いで立つ第一鳥居です。
    
    ※ 新鮮な海産物や農産物が並ぶ場外市場です。
    
    ※ コースの最後、桑園駅と併設して建つJR北海道本社ビルです。

 前述したように私にとってはある意味で庭のようなコースだったのだが、札幌以外からの参加者には、札幌のことを理解するうえでとても参考になったコースなのではと思われた。
 特に今回はJRA札幌競馬場とJR北海道の共同企画ということで、コース外(コース距離には入らない)とはなったが、特別に札幌競馬場内を見て回ることができた。私ももちろん競馬場に寄ってみたのだが、他所で行われた競馬が実況中継されていて、たくさんのファンが観戦したり、寛いだりしている中を歩かせてもらった。緑豊かな広々とした場内は別に競馬を楽しまなくとも、休日を過ごす場として適しているように思えた。

    
    ※ 札幌競馬場の正面入口です。
        ※ 競馬場内ではモニター画面(正面の四角いところ)に他競馬場の様子が映し出され、それをのんびりと眺める人たちがいました。馬券を購入して真剣な方は屋内にいた?     
    
    ※ 札幌競馬場の緑のターフがきれいですね。

 コース全体では、円山公園から円山動物園に向かう坂と、本郷新記念札幌彫刻美術館周辺に上り坂があるくらいで、他は平坦な地形でそれほど苦労せずに歩き通すことができた。
 近年は歩行速度が年齢故にそれなりに遅くなってきたが、11キロ+αを2時間35分で歩き通すことができた。
  
 ところで、冒頭に触れた桑園駅開業記念の「記念入場券」のことである。マップに記念入場券発売のことが記されていて、午前7時から1,000枚限定で発売されるとなっていた。
 私は別に切符マニアでもなければ、何かを収集する趣味もない。それでも記念ウォークに参加するのだから、記念入場券を購入してもいいかな?と思った。(1枚200円で販売すると予告されていた)
 購入するとなると、ウォーキングを開始しようとしていた11時過ぎでは 購入できないのではと考えた。そこで自転車で桑園駅まで10分もかからない距離に私の住まいがあるので、7時30分頃に自転車で出かけてみた。
 すると驚いた!なぁ~んと発売が始まっているというのに長蛇の列ができているではないか!その数300人くらいだという。私が列の後ろに付くと、担当のJR職員が申し訳なさそうに「あるいは購入できない場合もあり得ます」というではないか!「一人の購入枚数を10枚に限定しているのだが…」と彼は云う。並んでいる人たちを見ると、そのほとんどがマニアらしい人たちばかりである。マニアにとっては10枚2,000円なんて安いものである。
 私は諦めた。それぞれに趣味の世界があることは承知していたが、これほど多数が集まるとは!驚いてしまった…、というお話でした。

◇ウォーク実施日  2024年6月1日(土)
◇歩いた距離    11 .0 km
                                             

ヘルシーウォーキング㉛ in秀峰「駒ヶ岳」と大沼湖畔周遊ウォーク

2024-05-14 18:38:12 | JRヘルシーウォーキング
 右手に大沼の水面を見ながら、左手には湖畔に広がる深い森を眺めつつ、大沼を右回りに一周した。深い森からは鳥たちの恋のさえずりが絶えず聴こえる中、やや単調ではあったが周遊後半は木々の間から駒ヶ岳を眺めながら湖畔周遊を楽しんだ。

    

 5月12日(日)、前日の二つのウォーキングで疲れた私はぐっすりと眠ることができ、そのおかげで疲労から回復することができた私は大沼湖畔に移動して、この日のウォーキングを楽しんだ。
 天気はこの日も朝から晴れていた。観光地の大沼もまだ朝の8時30分では人の姿もまばらな中、大沼公園駅をスタートした。最初は鉄路に沿って大沼と小沼を隔てる狭い陸路を通り、湖畔一周の道路に出た。

    
     ※ 今回のS & G地点となった「大沼公園駅」です。
 
 道路は一車線の細い道路だが、歩道はしっかりと確保されていた。緑濃い中、右手に大沼、左手には大沼の深い森が続く中を歩く。深い森の中からは盛んに小鳥たちのさえずりが聴こえてきた。きっと春になって鳥たちにも恋の季節がやって来たのだろう。晴れた空から注ぐ陽の光は、小枝を通して路上に届くのだが、それが木漏れ日となって路上に模様を描いているのを見ながらのウォーキングは心楽しいものがあった。

    
    ※ スタートして直ぐに出会った大沼の水面です。
    
   ※ 同じくスタート直後の大沼の水面には写真のような小島がたくさん見えました。
    
    ※ 行く手の左側は深い森が広がっていて野鳥が盛んに鳴き声を発していました。
    
    ※ 道路の表面の模様は木漏れ日が映し出す光景でした。

 大沼の周遊するコースの中に特に目立った施設や見どころは少ないようだ。敢えて言えば「大岩園地」、「東大沼キャンプ場」くらいだろうか?あとは淡々と路上を歩むだけのコースである。

    
    ※ コース中盤近くにあった大沼に飛び出たところが「大岩園地」です。

 時おり出会うのは車がほとんどであるが、道路と並行してサイクリングロードが走っているため、ランナーが走っていたり、サイクリングを楽しんだり人とも出会った。大沼一周14キロのコースは平坦でランニングの練習コースとしては最適なのかもしれない。ただ私のように歩いている人はお目にかかれなかった。もっとも、ヘルシーウォーキングを楽しむ人は私と同様に右回りを指定されているので同方向を歩くかぎり出会えないのも道理かもしれない。

    
    ※ レンタサイクルで周遊する観光客の人たちです。
    
    ※ 周遊コースでランニングに励んでいる人たちにたくさん出会いました。

 「大沼」自体はマップで見るように紡錘形に近い形なのだが、観光客の多くが立ち寄る大沼の公園広場と全く正対するように反対側に位置するのが「東大沼キャンプ場」である。ここに立ち寄ると、この日が日曜日だったことで前日からキャンプの楽しんでいた若者のテントが立ち並んでいた。

    
    ※ キャンプ場はまだ最盛期ではないためあちこちへとテントが散在していたためこのように一つのテントしか写せませんでした。

 キャンプ場から後半の帰り道は立ち寄る施設もなく、ただただスタート地点を目ざしてのウォーキングとなった。時折り、木々の間から大沼越しに見える駒ヶ岳の雄姿がとても鮮やかだったのが疲れを一時癒してくれた。    
  
    
     ※ ウォーキングの後半、大沼の南側を歩くと湖面の向こうに駒ヶ岳の雄姿を望むことができました。

 しかし、全体としてはやや単調なコースで、歩いての一周にはやや不向きなのではと思えた。観光的に大沼の自然を感じながら満喫する手段としては、レンタサイクルでサイクリングコースを巡るのが最適かな?と思えた大沼周遊コースだった。

    
    ※ ゴール前に大沼観光の中心地の公園広場に立ち寄ると、たくさんの小さな島々を眺めることができ、その島々を周遊してきました。

 それでも私にとって2日間で、3コース37キロ+α(歩数計では48キロと出た)を歩き通せたのは大きな自信になった2日間だった。さあ、次のJRヘルシーウォーキングはどこ?
    
    
    ※ ゴールの大沼公園駅前の様子です。

◇ウォーク実施日  2024年5月12日(日)
◇歩いた距離    14 .0 km
                                           

ヘルシーウォーキング㉚ in西洋式農法発祥の地、七飯・赤松街道ウォーク

2024-05-13 18:36:06 | JRヘルシーウォーキング
 北海道新幹線の直ぐ脇を延々と歩き続け、次には田植え前の水田地帯を往き、最期は赤松街道を往くというルートはある意味で退屈だった。函館市のウォークに続いての12.5キロはお爺にはけっこう負荷のかかったものとなった。

   

 5月11日(土)、函館市のヘルシーウォーキングを午前11時過ぎに終えた私は、参加者割引を利用して函館の「ハセガワストア」の名物「焼き鳥弁当」を頬張り、七飯町に移動した。
 七飯駅からウォーキングを開始したのは12時35分だった。

    
    ※ 小ぶりながらも瀟洒に見える七飯の駅舎です。

 駅から直ぐにJR函館本線と並行するように走る北海道新幹線を目指し、新幹線のコンクリート橋の下を潜り、新幹線と並行して走る道路へ出た。そこは七飯町ではなく北斗市の市域ではないかと思われた。

    
    七飯駅からそれほどの距離でないところに北海道新幹線が走っていました。
     線路は写真のように全体がコンクリートで嵩上げされたところに走っていました。

 新幹線が走るところ(新函館北斗駅の近く)は土地が低いのだろうか、往く手の右側は見渡すかぎりコンクリートの橋脚で嵩上げされたところを走っていた。一方、左手には広大な水田地帯が広がっていた。ところがその水田と思われるところには田植え時期が近いと思われるのに水は張られていないばかりか、水田に水を引く水路にも一滴の水も見られなかった。「えっ?今年は稲作をしないのかな?」と思った私は、帰宅してから北斗市に問い合わせた。ところが担当者の回答はどうも要領を得ないものだった。「これから水を入れるのかもしれないし、他の作物を作るのかもしれない」と…。見たところ苗を育てるビニールハウスも見当たらなかった。あるいは転作するのかもしれないと思いつつも、疑問が残ってしまった。

    
    ※ 線路の反対側には水も張っていない広大な水田(?)が広がっていました。

 およそ3キロの新幹線沿いのウォークの中、新幹線が一度通過した。しかし、姿が見えたのは新幹線列車の屋根の部分のみだった。私はまだ北海道新幹線に乗ったことはないが、乗客はおそらくコンクリートの壁を見るのみではないか、と思われた。

    
    ※ コンクリート壁の上辺をよく見てください。青色の新幹線の屋根が見えます。

 「新函館北斗駅」が視界に入ってきたところから右折して、今度は七飯町の道の駅「なないろ・ななえ」を目ざしてのウォークとなる。こちらの方は視界の両側は水田地帯が広がるばかりの単調な風景がやはり3キロくらい続いた。

    
    ※ 広大な畑地帯に忽然と現われた(?)新函館北斗駅周辺を遠望しました。
      右手の建物が新函館北斗駅です。
    
    ※ 北海道新幹線の線路わきを離れ、国道5号線に向かう道路です。

 行き当たったところが札幌⇔函館間を結ぶ国道5号線である。そこに道の駅「なないろ・ななえ」があった。

    
    ※ 国道5号線沿いに建つ七飯の道の駅です。奥の黒い建物。

 今回は立ち寄ることをバスしたが、道の駅に併設するように「THE   DANSHAKU LOUNGI」という施設が建っている。私は以前に訪れた時に立ち寄っているが、七飯町の近代農業の功労者である川田龍吉男爵がアメリカから輸入した農工具などを展示し、近代農業の歴史や当時の生活様式を伝えるミュージアムになっている施設となっていてなかなか興味深い。

    
    ※ 道の駅の隣に建つ「THE   DANSHAKU LOUNGI」です。

 そしてコースは長い長い赤松街道を往くことになる。赤松街道とは、国道5号線の七飯町の町域部分に植わっている赤松の並木を指すものである。その由来は、明治9(1876)年に明治天皇が七飯町を行幸されたことを記念して移植され、並木となったそうである。

    
    ※ 赤松の並木が健在だったころの写真です。(ウェブページから拝借)

 私は以前に何も知らずにこの通りを車で走って大感激したものである。見事な赤松の並木は札幌などでは見ることのできない景色だったからである。ところが、私が歩いた七飯駅までの北半分は、すでに当時の面影を欠いたものになってしまっていた。それは赤松が街の発展の妨げとなるため一部が伐採されたり、あるいは病気のため枯れてしまったりしたのか、欠けているところが目立っていた。私が以前に目撃したところは、あるいは町の南側部分だったのかもしれない。いずれにしても往年のような見事な赤松並木を見ることはできなかったのはちょっと残念だった。

    
    ※ 私が歩いた中で、最も状態の良かったところの赤松街道の様子です。

 疲れがピークに達した赤松街道歩きはかなりきついウォークだったが、約2時間40分で完歩することができた七飯町ウォークだった。  

◇ウォーク実施日  2024年5月11日(土)
◇歩いた距離    12 .5 km

※ 昨日、PCに取り込むことのできなかった写真ですが、なんとか取り込むことができました。そこで昨日アップしたものにも写真を貼付することができましたので、できればご一覧ください。

ヘルシーウォーキング㉙ in津軽海峡の絶景と開国ロマン漂う函館ウォーク

2024-05-12 20:22:02 | JRヘルシーウォーキング
 北海道でいち早く発展した函館は異国情緒が漂う観光都市である。見どころを巧みに織り込んだコースは距離10.5キロと短めではあったが、好天にも恵まれ楽しく歩くことができた。

    

 5月11日(土)早朝、遠く函館までスタート時の午前9時に余裕をもって間に合うように我が家を午前3時に出た。
 函館駅前は外国人を含め多くの観光客で朝から賑わっていた。函館には何度も訪れているが、いつも車を使用しているため駅そのものを見ることがなかったのだが、今回訪れてみて駅舎も駅前の様子も「さすがに観光都市だなぁ」との思いを強くした。駅舎内は土産物屋さんが軒を連ね、駅前は鮮やかな花壇が観光客を歓迎していた。

    
  ※ 函館駅前の様子です。左手に見事な花壇があるのですが収められませんでした。    

 その函館駅の一角に陣取った「JRヘルシーウォーキング」の事務局で受付を済ませ、早速ウォーキング開始である。まずは駅横に展開する「函館朝市」の前を通り、それに続いてホテルや水産会社などのビルの谷間を行くと、これも函館観光の目玉の一つ「金森赤レンガ倉庫群」が見えてくる。その倉庫群の前は箱館港である。

    
    ※ 函館駅前の直ぐ横手には函館朝市の店が軒を並べていました。
    
    ※ 函館観光の目玉の一つ金森赤レンガ倉庫群です。

 そしてコースは港地区から函館山に向かうように数多くの坂があるのが有名だが、その中の「基坂」というから数ある中の坂の基本ということだろうか?その坂を上り切ったところに「元町公園」がある。その元町公園の一角には青と黄色に彩色された「旧函館区公会堂」がある。

    
    ※ 基坂を往くウォーキング参加者です。
    
    ※ 元町公園の奥に旧函館区公会堂が華麗な姿で建っていました。

 そこからコースは由緒ありそうな石畳の道を行くと教会や寺社が立ち並ぶ地区となる。昨年は改修中だった「函館ハリスト正教会」も改修を終え、その全貌を見せていた。

    
    ※ 由緒ありそうな石畳の道路です。
    
    ※ その一角に建つ函館ハリスト正教会です。

 そしてさらに進むと「函館公園」に導かれる。この「函館公園」は「五稜郭」と共にソメイヨシノの名所である。もちろん今はその季節は過ぎ去っていたが…。

    
    ※ 函館公園のエントランスです。遠くに函館山が見えます。

 コースは続いて由緒ありそうな「函館八幡宮」の鳥居の前を通過する。鳥居からは急な階段が続き本殿は目にすることができないくらい大規模な神社のようだったが、立ち寄る余裕はなかった。

    
    ※ 函館八幡宮の第一鳥居です。本殿は遠く高い森の中に鎮座しています。

 そしてコ―スは「立待岬」に向かう。「立待岬」は津軽海峡に突き出た断崖である。「立待岬」からはちょうど函館駅側とは反対の箱館市街が望見できた。

    
    ※ 津軽海峡に突き出た「立待岬」の突端です。

 その「立待岬」に向かう上り坂の途中には歌人の石川啄木一族の墓が道端に建っていた。

    
    ※ 函館に縁の深かった啄木一族のお墓です。

 「立待岬」からは函館駅側とは反対の海岸線をひたすら北へと帰り道のように歩いたが、周辺は漁業関係者の住宅が多い漁師町といった風情だった。この日は晴れていて前半は歩いているとけっこう暑かったが、海岸線に出ると浜風が気持ち良かった。そして函館市の函館港と津軽海峡を隔てる陸地の最も細くなったところを横断するようにしてゴールの函館駅に還ってきた10.5キロのウォーキングコースだった。

    
     ※ 漁師町の風情が残る海岸近くの住宅地です。
    
    ※ 好天のこの日、海岸線から吹く海風が心地良かったです。

 函館市は近年、人口減が著しいと聞いている。しかし、国道5号線で札幌方面から函館駅を目ざすと、ちょうど函館市を縦に縦断するように走る。そのかぎりにおいては、相当な大都市に見えてあまり衰えを感じないように見える。しかし、それはあくまで外からの目であって、実状は相当に厳しいのかもしれない。北海道の玄関口であり、歴史もある函館市がいつまでも魅力的であってほしいと願うのは私だけではあるまい。何度でも訪れてみたい魅力ある函館がいつまでも元気であり続けたいと願いながら、「津軽海峡の絶景と開国ロマン漂う函館ウォーク」を終えた。 

                              
    ※ ゴールの函館駅前のモニュメントですが、下を向いているのでしょうか?それとも仰向けの姿勢でしょう???

◇ウォーク実施日  2024年5月11日(土)
◇歩いた距離    10 .5 km

JRヘルシーウォーキング in 函館市 & 七飯町

2024-05-11 16:55:00 | JRヘルシーウォーキング
今日、JRヘルシーウォーキングの「イベントウォーク」が函館市で開催されたので、先週に引き続き遠路遠征して参加しました。
 函館は観光都市らしく見どころが多いコースでした。詳しくはは帰宅してからレポします。


※ 函館の観光の目玉の一つの公会堂です。

 函館まで遠征してとんぼ返りはありません。午前で函館市を終了し、午後は七飯町に移動して「いつでもウォーク」に挑みました。こちらは新幹線の脇と水田地帯を淡々と歩くウォークとなりました。


※ 新幹線の脇を黙々と歩きました。

 二つのコースを併せて39,000歩、27km強歩き、すっかり疲れました。
 今日は新函館北斗駅の近くで泊まり、明日午前に「大沼公園駅」S & G の大沼周遊コースを歩いて帰札したいと思っています。