田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

さっぽろラウンドウォーク 事前踏査 セクション5

2024-05-20 19:51:42 | さっぽろラウンドウォーク
 気持ち良く晴れ上がった五月晴れの中、JR拓北駅⇒モエレ沼公園間の約13キロを気持ち良く歩き、事前情報もしっかり収集できた。併せて私は札幌学院大のコミュニティカレッジの講座を受講中なので、その予習、復習まで行うことができ一挙両得の事前踏査だった。
  
※ ちょっと見にくいですが、本日歩いたコースです(青色の線)。
 先週末のJRヘルシーウォーキングの疲労がようやく解消したことと、本日特に予定が無かったために懸案の「さっぽろラウンドウォーク」の事前踏査に取り組むことにした。
 朝9時、セクション4のゴールだったJR拓北駅まで列車で移動した。そして拓北駅を9時35分にスタートしたので、だいたい本番で予想している時間帯と同じ時間帯にスタートすることができた。

    
    ※ セクション5のスタート地点のJR拓北駅です。

 コースはJR拓北駅から直ぐに「あいの里緑道」に導かれる。

    
    ※ 拓北小学校側の「あいの里緑道」の入口です。

「あいの里緑道」はあいの里地区の住宅街を取り囲むようにして、その延長距離は約6キロだそうだ。私が「あいの里緑道」に初めて足を踏み入れたのは16年前の2008年8月である。その時は「なんて素晴らしい遊歩道なんだろう!」と感激したことを憶えている。
 緑道は緑の木々に囲まれ、足元にはレンガが敷き詰められ、緑道のところどころにはベンチや東屋が配されているなど地域の方々にとっては理想的なウォーキングコースと思えた。
 それがその後何度か訪れるたびに、緑道には雑草が目立ち始めているのが気になった。本日も拓北小学校のところから緑道に入ったのだが、レンガのほとんどが雑草に覆われ人が歩く細いところだけ僅かにレンガが顔を覗かせているところがあった。私はガッカリしながら道を進んだのだが、あいの里地区の北側部分(北海道教育大学の北側)に入ると以前のように整備された道が顔を出してくれてホッとしながら歩いたのだった。なんとか全体が整備されないものだろうか…。

    
     ※ あいの里の南地区の緑道は残念ながらこのような状態でした。
    
    ※ 住宅街から離れた北側の緑道はご覧のようにすっきりとして気持ちの良い緑道でした。

 コースは「トンネウス沼」を囲む「あいの里公園」に入った。スタートして約6キロ、公園のベンチで一休みするのもいいなぁ、と思いながら公園を通過した。

    
    ※ 途中で通過したJR「あいの里公園駅」です。

 そしてコースはJRの「あいの里公園駅」に導かれる。駅を通過して線路沿いを石狩川に向かって進む。石狩川にぶつかるところでちょうど良い具合に線路の下を潜り抜けられる人道トンネルがあり、石狩川を上流に向けて遡る堤防上を歩く。この直線のように伸びる3キロくらいの広い道の両側には何もないためにとても長い距離に感じてしまった。

    
    ※ JR学園都市線を潜るように人道トンネルができていました。
    
    ※ 人道トンネルを抜けるとご覧のように広く真っ直ぐな石狩川の堤防が走っていました。
    
    ※ 途中で一か所だけ石狩川の水面が見えるところがありました。

 その広い堤防の先に札幌の山奥から流れている豊平川が石狩川に合流する地点を通過した。私は2011年の冬に豊平川の河口から河畔を上流に向かってスノーシュートレッキングをしたことがある。その際にも豊平川が石狩川に流れ込むところを観察したことがある。その際、石狩川は氷結しているのに豊平川から流れ込む水は氷結していないところを見た。後で分かったことだが、豊平川は日本でも有数の急流だということだ。そのため流れる水が凍っていなかったのだと思われた。今日も石狩川の水はやや濁っていたが、豊平川から流れこむ水は比較的青く澄んでいたようだ。(遠目なので詳細は分からないのだが…)

    
    ※ 向こうが石狩川で、手前の豊平川が合流するところです。川の色の違いが判りますか?

 豊平川の水が石狩川に流入する地点から、コースは細い道に導かれゴールの「モエレ沼」を目ざした。周辺はリサイクル業者などが集まっている地域のためかトラックが盛んに行き交う道路だった。第2の休憩ポイントを探したが適当なところを見つけることができなかった。

    
    ※ 札幌には相応しくないような田舎道に導かれました。

 疲れがかなり溜まってきたなぁ、と感じ始めた頃に「モエレ沼公園」への導入路に導かれた。そして「水郷北大橋」という橋から「モエレ沼公園」へと入った。コースはゴールである「ガラスのピラミッド」には直接向かわず、「プレイマウンテン」を遠くに望む「モエレビーチ」を通過してゴールの「ガラスのピラミッド」に到着した。疲れが完全に取れていなかったのだろうか?13キロに3時間も要してしまった。完全なる親爺ペースである。

    
    ※ 田舎道からモエレ沼公園へ導かれる導入路です。
    
    ※ 手前の白い部分は「モエレビーチ」です。休日などには水が張られていて、子どもたちで大賑わいなのですが…。その向こうの山は「プレイマウンテン」です。
    
    ※ 本日のゴール。モエレ沼公園のシンボル「ガラスのピラミッド」です。

 その後、私は持参した弁当を「プレイマウンテン」の花崗岩の階段に腰を下ろして頬張り、その後「プレイマウンテン」の近くにある「テトラマウンド」をあらゆる方向から眺め、土塁を確認して「モエレ山」に向かった。

    
    ※ 「プレイマウンテン」の花崗岩の石段は雑草に隠れていました。
    
    ※ 「テトラマウンド」の下には確かに土塁がありました。

 「プレイマウンテン」と「テトラマウンド」は、講義を受けたことによってこれまで見たものとは少し違ったものに見えたのは錯覚だろうか?
 「モエレ山」にも一応登ってみた。今週の最終講義で「モエレ山」が取り上げられる。いったいどのような話が聴けるのだろうか?
    
    ※ 東区の最高峰(高さ52m、標高62.4m)の「モエレ山」です。
    
    ※ 「モエレ山」山頂からプレイマウンテン、テトラマウンドなどを眺めたところです。

 ところで私たち「めだかの学校さっぽろラウンドウォーク踏破クラブ」の第1回目(セクション1)の本番がいよいよ23日(木)に実施することにしている。クラブ員は全員で6名なのだが、今回は4名で実施の予定である。天候がちょっと心配だが、実施できた場合は、またその様子をレポしたいと思っている。
 ◇事前踏査実施日 5月20日(月)
 ◇事前踏査距離  約13キロ

事前踏査の大切さを痛感したセクション4

2024-05-10 10:15:05 | さっぽろラウンドウォーク
 今回ほど事前踏査の大切さを痛感したことはなかった。もし事前踏査をしないで本番を迎えていたとしたら、当日は大混乱に陥ってしまったのではないかと思われた。言い出しっぺとして事前に現地の事情を把握するのは当然の配慮なのだが、改めて事前踏査の大切さを教えられた思いである。  

 一昨日(5月8日)、今夏に「めだかの学校」の有志で取り組もうとしている札幌の外縁をぐるっと一周する「さっぽろラウンドウォーク」(全行程140キロを10回に分けて実施予定)の第4回目の事前踏査を行ってきた。
 行程は上記しているように「石狩南高校 ⇒ 拓北駅」間約14キロだった。
 いきなり難問にぶち当たった。というのも、スタート地点の石狩南高校へ行くためには、地下鉄で麻生駅まで行き、そこからバスを駆って石狩南高校を目指さねばならない。このバスが難関だった。地下鉄大麻駅は地下鉄の終点のため、麻生駅からは非常にたくさんのバス便が発着している。私が数えただけでもバス乗り場が10ヵ所も麻生駅周辺に散在しているのだ。どのバスに乗ればよいのかは予め学習していったが、その乗り場に迷ってしまった。見当をつけていったところは乗り場ではなく、バスの降車場だったりして、大いに迷い、結局周りの人に助けていただきながらなんとか乗り場を見つけることができたが、予定していたバスには乗れずに、一つ後のバスを利用する羽目になってしまった。
 ふだんバスを利用していない者にとって、札幌市のような大都市で市内バスを利用することは大変なことだと改めて思い知らされた。

     
     ※ 地下鉄麻生駅からのバス停の案内図です。とても複雑です。

 そして、さらに難問が私を待っていた。スタートして2キロくらい行ったときだった。行く手で工事が行われていた。発寒川の支流の安春川に架ける橋の工事に関わる工事現場だった。そこの関係者によると、この後今年いっぱいは設定されたルートは閉鎖されるという。
 困惑顔をしている私のところに工事現場の所長さんが見え、事情を聞いてくれた上で「札幌市の方に問い合わせてみる」との返答をいただき、名刺を渡された。親切な対応に感謝した。結局、私たちの計画を実行する際に、私から改めて所長さんに問い合わせをさせていただき、通行が可能かどうかの回答をいただくことにした。
 しかし、考えてみれば私たちの遊びのような行為で工事に迷惑をかけるわけにはいかない。検討したところ別ルートの設定が可能なようなので、この問題は近くを迂回するルートで解決したいと思っている。
 
   
   ※ ルート上では写真のような機械が入っていて、通行するのは困難な状況でした。

 さらに今回は、石狩南高校前でバスから降車し、セクション3の帰路のバス便をバス停の時刻表で確認することも忘れなかった。
 そして肝心のウォークの方だが、まずは石狩市との境界線となる「発寒川」の堤防をひたすら「茨戸川」との合流点目ざしてウォークとなった。距離にすると6~7キロあったと思われるが単調なウォークとなった。休憩に適した地点も目安を付けることができた。

    
    ※ 第一の休憩ポイントと考えた「東屯田遊水池」です。

 そして「発寒川」が「茨戸川」との合流地点を通過し、シャトレーゼガトーキングダムというホテルの横目に茨戸川沿いで昼食するのもいいなぁ、と思われる場所も目安を付けることができた。(時間によっては、その先の篠路川沿いのベンチの利用も考えている)

    
    ※ こちらは昼食ポイントに適当ではと考えたガトーキングダム近くの川辺です。

 というように現地へ行ってみて、初めて分かることがけっこうたくさんある。さらには現地までの交通事情の把握も大切である。
 これからも時間を見つけて、本隊の実施前に先へ先へと事前踏査を行い万全を期したいと考えている。  

さっぽろラウンドウォーク 事前踏査 セクション4

2024-05-09 13:30:49 | さっぽろラウンドウォーク
 前半は発寒川沿いの単調な一本道、それが後半は篠路川沿いの極端に曲がりくねったコースと極端なコースの様相だった。この日は花冷えの肌寒いコンディションだったが、ウォーキングには適していて気持ち良く歩くことができた。 

 
※ 頒布されているマップをコピーしたのですが、写りが良くありません。マップの左下からスタートして、緑色の線を辿り、右中付近の「拓北駅」にゴールしました。

 昨日(5月8日)、今夏に「めだかの学校」の有志で取り組もうとしている札幌の外縁をぐるっと一周する「さっぽろラウンドウォーク」(全行程140キロを10回に分けて実施予定)の第4回目の事前踏査を行ってきた。
 行程は上記しているように「石狩南高校 ⇒ JR拓北駅」間約14キロである。
 地下鉄を駆って「麻生駅」まで移動し、そこからバスで今回のスタート地点(つまりセクション3のゴール地点)の「石狩南高校」まで移動した。

    
    ※ セクション4のスタート地点である石狩南高校の校舎とバス停です。

 「石狩南高校」はもちろん石狩市の市域である。コースは直ぐに「発寒川」を渡り札幌市の市域に移る。「発寒川」が札幌市と石狩市の境界線となっているようだ。
 「発寒川」は「一級河川」と表示されていたが、石狩南高校付近では川底から伸びる雑草のため川面が見えないほどの小さな流れだった。

    
    ※ ご覧のように1級河川と表示されているのですが、水面が見えず雑草が繁茂していました。

 札幌市側の堤防はサイクリングロードとなって伸びていたので歩きやすかったが、周りは畑作地帯のようでのんびりとした風景が続いていた。直ぐ近くまでは住宅街が迫ってきているようだったが…。

    
    ※ 発寒川堤防は写真のようにサイクリングロードとなっていました。
    
    ※ 札幌市も北の外れになるとご覧のように畑が広がっていました。

 2キロほど進むと、「安春川」が発寒川と合流することによって川幅がようやく広くなり一級河川らしい流れとなった。

    
    ※ 安春川が合流してようやく1級河川らしい流れになりました。

 「安春川」は明治時代に入植した屯田兵らが湿地地帯であった新琴似地区を農地とするために地下水位を下げるために造った人工河川である。私たち「めだかの学校」では後日に安春川の源流(? 水が出るところ)を訪れることにしている。
 コースは平坦な道が淡々と続く。時折りマラソンに励む人、サイクリングを楽しむ人と行き交うが、その数は多いとはいえなかった。
 スタートして5キロあまり「東屯田遊水池」があり、周りに椅子などはなかったが、休むのに適したところがあり、休憩ポイントに適しているかな?とチェックした。

    
   ※ 発寒川の傍に造成されていて「東屯田遊水池」です。休憩ポイントになりそう。

 スタートして2時間近くが経過し、長い長い堤防歩きも発寒川は「創成川」「伏籠川」と三つの川が合流して、茨戸川に流れ込む地点に辿り着いた。

    
    ※ 伏籠川(手前の広い流れ)、創成川(左手から流れ込む川)、発寒川(写真奥の橋の下から流れ込む川)の三つの川が合流している地点です。(三つの川の流れは、その先で茨戸川と合流します)

 そこからコースの様相は一変して、くねくねと折れ曲がりながら進むコースとなった。茨戸川沿いにベンチを兼ねたような囲いがあり、川面を見ながら弁当を楽しむには良いポイントではと思いチェックした。

    
    ※ 茨戸川沿いの手前のベンチのような腰掛、奥の階段状のコンクリートのところは昼食ポイントになりそうです。奥の建物はシャトレーゼガトーキングダムです。

 それからのコースの折れ曲がりの様はマップのとおり、「篠路川」の川の折れ曲がりに沿って歩いた。途中で見たレンガ倉庫はいかにも北海道の牧歌的風景を今に残すといった感じでポツンと建っていた。

    
    ※ 篠路川沿いに建つレンガ製の倉庫です。奥のポプラの樹も風情を誘います。

 また、時季外れでは?と思われる枝垂れザクラが満開だったのを目にすることができた。
 「篠路川」はどの河川とも繋がっていなく、名称は川だが、流れはなく池のような状態である。つまり以前は札幌市内を流れる河川の一つで周りの河川と繋がっていたのだろうが、河川改修によって取り残された河川なのだろう。川辺では鯉などを狙う太公望の姿が見られた。
 「篠路川」沿いは遊歩道としてかなり予算をかけて整備されたようだ。道端には同じ間隔で岩石が配され、ところどころにやはり椅子状に加工された岩石製の休憩所を設けるなど整備されていたが利用者が少ないのか周りは雑草だらけだった。

    
    ※ 時季外れと思われる満開の枝垂れザクラです。
    
    ※ 篠路川では太公望たちが大物を狙っていました。

 「篠路川」沿いを離れると、やがては拓北の住宅街へと導かれた。そして住宅街を巡り歩き線路を渡るとゴールの「拓北駅」に着いた。

    
    ※ 住宅街の一角にあった公園では八重桜が満開でした。

 都合資料によると行程約14キロのセクション4だった。振り返ってみるとずいぶんと多くの川と関わったセクション4だったんだなぁ、と思います。
 実はこの日、事前踏査の大切さを痛感させられることに出会った。そのことについては明日レポしたいと思っている。
 ◇事前踏査実施日 5月8日(水)
 ◇事前踏査距離  約14キロ

 

さっぽろラウンドウォーク 事前踏査 セクション2 えっ!?ヒグマと遭遇?

2024-04-24 16:30:47 | さっぽろラウンドウォーク
 えっ!?何? この獣の鳴き声は? か細い声鳴き声が聞こえた後に、野太い唸り声が続いた…。思わず足を止めて耳をそばだてると、二度、三度と同じような声が続く…。私は最悪のケースを想像し、凍り付いてしまった。

      
 ※ 本日使用したマップです。スタート地点、 ゴール予定地点。そしてクマ(?)の鳴き声を聞いた地点を表記しました。

 本日、「さっぽろラウンドウォーク」の事前踏査の第3弾として「セクション2」の区間を歩いてみることにした。コンディションは薄曇り(花曇り)暑くもなく、寒くもなく、歩くには絶好のコンディションだった。
 セクション2は「旭山記念公園」から「宮の沢ふれあい公園」までの約12キロである。
 本番を想定し、地下鉄で「円山公園駅」まで移動し、「円山公園駅」のバスターミナルから9時15分発の「旭山公園前行」のバスで移動した。

    
    ※ 旭山公園内のセクション1と2の連絡地点です。

 バスを下車し、セクション1のゴール地点、つまり本日のセクション2のスタート地点に向かった。この地点が25,000分の1のマップではいま一つはっきりしないのだが、アプリでは容易にその地点を見つけることができた。

    
    ※ 旭山公園内の木々はまだ葉を付けておらず、ちょっと寒々とした光景です。

  さっそく、旭山記念公園内の林道を抜けて円山西町方面へ抜けた。その途中に「円山西町庭園」という立派な鉄柵に囲まれた庭園が目に入った。「これは何だろう?」と思い帰宅してインターネットで調べたが良く分からなかった。市の公園緑化係にも聞いてみたがやはり分からなかった。
    
    ※ 鐘柵越しに「円山西町庭園」を写しました。
    
    ※  コース途上の「ユースの森」というところでエゾエンゴサクの群落を写しました。
    
 その後、円山西町、そしてそれに続く円山の住宅街を通り「三角山」に向かった。「三角山」は山頂には向かわず、裾野を周回するような形で一般道路に降り、今度は「琴似発寒川」沿いを上流に向かった。川沿いはちょうどエゾヤマザクラの満開に遭遇したようでたくさんのサクラを愛でることができた。

    
    ※ 琴似発寒川沿いの散策路のサクラはちょうど満開と云った感じでした。

 そして、札幌市内の散策路では私がイチオシの「西野緑道」へと導かれた。「西野緑道」はいつ行ってみても、きれいに整備されていて理想的な散策路に映るのだが、その要因をいつか探ってみたいとも思っている。

    
    ※ 私がイチオシの西野緑道の一部、シラカバ並木です。

 そしてコ―スは西区の西野地区に導かれる。西野地区の住宅街を抜け、セクション2としては最後の上りとなる「西野市民の森」へと導かれる。私はこの「西野市民の森」には何度も訪れたことがあり、かつて知ったる森林浴コースである。
 その「西野市民の森」に入ってそれほど経っていない時だった。(おそらく市民の森に入って1キロくらい行ったところである)コース脇の小高い笹藪の中から獣のか細い鳴き声が聞こえたのだ。するとその声に続いて野太いうなり声のようなものが重なって聞こえてきた。私は思わず立ち止まってしまった。すると、二つの獣の声はその後も何度も何度も繰り返された。私はその声を聞いていて、子鹿がヒグマに食べられているのではないか、と連想してしまった。そう考えると、私は凍り付いてしまい、足は一歩も前に進むことができなくなってしまった。あるいは親グマと子グマがじゃれ合っていたのかもしれないのだが…。しかし、それとても私にとって危険なことには変わりはない。私はクマ(かな?)に気付かれぬように後ずさりしながら現場から遠ざかった。

    
    ※ 西野市民の森の散策路の一部です。獣の鳴き声は左手の笹藪の中から聞こえてきました。

 事前踏査の計画は途中挫折という結果になったが、それは仕方のないことと諦めるしかない。私が聞いた獣の声がはたしてヒグマの声だったのか、どうか、真実は不明のままだが、君子(?)危うきに近寄らずである。何事もなく帰宅できたことをヨシとしなければならい。
◇事前踏査実施日  4月24日
◇踏査距離     約13キロ

さっぽろラウンドウォーク 事前踏査  セクション3

2024-04-16 20:05:43 | さっぽろラウンドウォーク
 さっぽろラウンドウォークの2度目の事前踏査を本日、薫風が吹く中を気持ち良くウォークすることができ、事前踏査の役割をそれなりに果たせたと思っている。それにしても今回はアプリの威力を十二分に感得することができた!
※ あれっ? “薫風” って、5月の風でしたっけ? 心地よい風にあたったために思わず “薫風“ などと表現しちゃいました。
      

      ※ 本日はこの「さっぽろラウンドウォーク」のセクション3を歩きました。

 このところ原因不明の腰部の痛み(いわゆる腰痛とはまた違った痛みである)に悩まされてもんもんとした日々が続いていた。整形外科に行っても原因が分からず、とりあえず様子を見るということだったので、痛みが和らいだ今日、様子見を兼ねて思い切ってラウンドウォークを試みてみた。
 本来であれば、3月11日に次いでセクション2の事前踏査をすべきなのだが、セクション2はセクション1に続いて山間部のため、例え雪は消えていたとしてもコースがまだぬかるみ状態なのでは?と考え、セクション3を先に踏査することにした。
 そこでセクション3のスタート地点である「宮の沢ふれあい公園」に近い地下鉄「宮の沢駅」まで地下鉄で移動した。

    
    ※ セクション3のスタート地点である「宮の沢ふれあい公園」です。
    
     ※ 「宮の沢ふれあい公園」の隣は「白い恋人サッカー場」です。J1のコンサドーレの選手たちがトレーニングに励んでいました。 今年はピンチです。頑張ってほしいですね。

 「宮の沢ふれあい公園」からは「中ノ沢川」沿いを下流に向かってウォークするコースだった。「中ノ沢川」はけっして大きな川ではないが雪解け水が勢いよく流れていた。

   
   ※ 「中ノ沢川」の上流部はまだ細く、川沿いの道も整備されていませんでした。

 ここでアクシデントが発生した。実は今年ウォーキングパンツを新調したのだが、それが黒色だったので、それとコーディネートしようと古い黒のウォーキングシューズを用いたのだが、古さゆえにシューズの底が剥がれてしまったのだ。そうなるともう普通にはとても歩けない。「止めようか?」と思った時、幸いにも近くにホームセンターの看板が目に入った。そこで接着剤を購入し、応急処置を施してなんとかそれ以降もウォーキングを続けることができたのはラッキーだった。
 中ノ沢川沿いは途中からはきれいに舗装され、市民のウォーキングコースともなっていて、サクラ並木ももうすぐ開花を控え、蕾が膨らんでいた。

   
   ※ 「中ノ沢川」も下流に来ると、このように散策路が整備されていました。

 スタートから1時間少々歩いたところには「富丘東公園」という小公園があり、トイレもベンチも整備されていたので小休止には最適の場所ではとチェックした。

   
   ※ JR稲積公園駅の駅舎です。
   
   ※ 駅に附設するようにJR函館線を跨ぐ跨線橋が整備されていました。跨線橋の上は道路です。

 コースは「JR稲積公園駅」のところでJR函館線を跨線橋で跨ぎ、各種運動施設が広がる「手稲稲積公園」へ導かれる。そして今度は「中ノ沢川」と同じく「新川」の支流である「軽川」沿いを歩いて「JR手稲駅」へと導かれる。

   
   ※ 跨線橋を渡ると、すぐに「手稲稲積公園」が広がっています。
   
   ※ こちらは「軽川」沿いの散策路です。

 私はここでちょっとコースから外れ、手稲駅の近くにある「手稲神社」に参って御朱印をいただいてきた。(後日レポします)

   
   ※ 「手稲駅」の北口です。

 手稲駅からは駅の北側に広がる住宅街を横断し「新川」に向かうのだが、住宅街を通るコースは「プロムナード手稲」、そして「前田緑道」と車道から少し離れて歩道が設置されていて、どちらも市民が散策するのに適した歩道となっていて、歩いていて気持ちが良かった。この歩道にはベンチも適度に配されているので、どこかで休憩するのに適しているように思われた。

   
   ※ 手稲前田地区の住宅街に延びる「プロムナード手稲」の散策路です。ところどころにベンチも配されています。
   
   ※ こちらは「前田緑道」です。 右手の建物は「北海道科学大学」の建物です。

 二つの散策路を経て、コースはやがて「新川」に導かれる。対岸の「前田森林公園」に向かう「前田森林公園橋」を渡り対岸に出て、「新川」沿いを東に向かう。本来であれば「新川」沿いの散策路がコースなのだが、一部がまだ雪に覆われていた(冬期間の雪捨て場だったのかな?)ため、新川通沿いの歩道を歩く。
   
    ※ 新川に架かる「前田森林公園橋」です。
   
   ※ たくさんの支流の流れを集めた新川の流れです。
   
   ※ 新川沿いの一部にはこのように雪が融け残っていて、ショベルカーが融雪を進めるために出動していました。

 そして「新川中央橋」まで達したところで、新川通を跨いで住宅街へと導かれる。ここで威力を発揮したのが「さっぽろラウンドウォークアプリ」である。コースは住宅街の細い道に導かれたのだが、事務局が発行している25,000分の1のマップでは、住宅街の細かな道はどうしても読み切れない。ところがアプリだと自由にマップを拡大できるために細かな道も迷わずに進むことができる。実はこのアプリを使えるようになるため、私は何度も事務局のお尋ねしてようやく使えるようになったのだが、アプリを初めて使ってみて百万人の味方を得たような気分である。

   
   ※ 新川の北側に広がる住宅街を流れる「発寒吉川」です。なんと私は、この写真以降カメラを構えることを忘れてしまったようで、一枚も写していないというミスを犯しました。

 そして住宅街を進む中で、コースは札幌市域から石狩市の住宅街に導かれた。住宅街をしばらく進むと高校生の下校途中に出会い、ゴールの「石狩南高校」が近いらしいことが分かった。そしてちょっとした市街地に出て、やがて「石狩南高校」の前に到着した。
 ここからはバスで地下鉄「大麻駅」に向かった。
 本番では、ここのバス停「石狩南高校前」から地下鉄「大麻駅」に向かう時と、反対に地下鉄「大麻駅」からバスで「石狩南高校前」まで来なければならない場合がある。そのためバス停の時刻表を写し、地下鉄「大麻駅」のバスターミナルで「石狩南高校前」行のバス時間をチェックしてから地下鉄を駆り、我が家へと帰ってきた。
 気温の方は思っていたほど上がらず、川沿いのコースは適度な風も吹いていて、気持ち良く歩くことができた。
 腰の痛みもまったく感ずることなく歩き通すことができホッとしている。コース自体は約12キロと表示されていたが、S & Gまでの距離や、コースから離れたことも何度かあったこともあり、スマホの歩数計を確かめると19キロと出ていた。それでもそれほど疲れを覚えることなく家に帰りつけたのはちょっと自信になった。
 この後も、機会を見つけて事前踏査を継続したいと思っている。             
 ◇事前踏査実施日 4月16日
 ◇事前踏査距離  約12キロ
   

さっぽろラウンドウォーク 事前踏査 セクション1

2024-03-11 19:11:23 | さっぽろラウンドウォーク
 満を持して(?)「さっぽろラウンドウォーク」事前踏査に挑んだ。しかし、昨日は未明から朝にかけて降った雪が考えていた以上に私を苦しめることになった。なんとか予定どおりにセクション1を踏査したものの私は疲労困憊の状態で家に帰り着くとともに、ある不安が頭をもたげてきた…。

     
  ※ さっぽろラウンドウォークの全コースの概念図です。私がこの日歩いたのは
    緑線の部分、セクション1のところです。

 北大観光高等研究センターが主導する形で札幌市街地を囲むように一周するトレイルコース「さっぽろラウンドウォーク」一周140キロのコースが設定されたことは以前に拙ブログで投稿した。そしてできれば今夏に仲間と一緒に踏破したいと書いた。
 そこで言い出しっぺである私は彼らと周る前に一度コースを体験しておいた方が良いと考えていた。そしてそのチャンスをうかがっていたのだが、「今日がチャンスでは?」と考え、実行に踏み切った。
 昨日(3月10日)朝10時、セクション1のスタート地点である地下鉄「真駒内駅」に立った。私は雪の状態を見て、最初から靴には軽アイゼンを装着して歩行することにした。

     
     ※ 地下鉄「真駒内駅」(背後の黒い建物)の前です。  

 まず目指すは「エドウィンダン公園」である。幸いなことに雪が降った直後だったにも関わらず公園内の遊歩道は除雪されていた。公園内に建つ北海道酪農の産みの親と云われるエドウィンダンの立像をカメラに収めた後、マップに従い「真駒内川」堤防に向かった。

     
     ※ 「エドウィンダン公園」の中に立つエドウィンダンの立像です。

 堤防ではバズーカ砲のような望遠レンズを携えた人に多く出会った。野鳥を狙うカメラマンがとても増えているようだ。
 堤防を進むとやがて「真駒内公園」に至る。「真駒内公園」の遊歩道では散歩する人、ランニングに励む人などが雪が降って足元が悪いにもかかわらず体力づくりに励んでいた。

     
     ※ 真駒内川の細い流れです。

 「真駒内公園」を横切る「五輪通」を越え、再び「真駒内川」の堤防にコースは移ったのだが、そこは数日前に人が歩いた跡が微かに分かる程度で早朝に降った雪が積もり、私は堤防をラッセルしながら進まねばならない状況に追い込まれた。堤防上のラッセルを1キロくらい強いられただろうか?私の体力はここでかなり削られてしまった。

     
     ※ この堤防上のラッセルを強いられました。

「真駒内川」が「豊平川」に合流した地点からまもなく「豊平川」に架かる人道橋「藻岩上の橋」を渡り対岸へ出た。

     
     ※ 豊平川に架かる「藻岩上の橋」とその背後の藻岩山です。

少しの間国道沿いを歩き、藻岩山の登山口がある「藻岩山市民スキー場」を目指した。藻岩山の登山口までもかなりもかなりの上りが続いたが、軽アイゼンが効いてゆっくりではあるが一歩一歩登山口に近づき、スタートから2時間10分をかけて登山口に到達した。

     
     ※ 登山口「藻岩山スキー場口」の看板は雪に埋まっていました。

 ここからがこの日の最大の誤算だった。「藻岩山」自体には何度も登っている私だが、そのほとんどは「慈啓会口」を往復するコースだった。「スキー場口」からのコースは過去に2~3度登っているが、全て夏山だった。「スキー場口」からのコースは思っていた以上に斜度のあるコースだった。軽アイゼンの爪が効かなくなるケースが増えてきた。この日は登山の助けとなるポール(ストック)も持参していなかった。斜度がきついところでアイゼンの爪が効かずに滑ってしまうとお手上げだった。特に、「藻岩山市民スキー場」の名物「うさぎ平」の急斜面の脇を上るところでは、何度も何度も靴が滑り、その度に転倒を余儀なくされた。そうしたことを何十度繰り返しただろうか?まさに恐る恐る登り続ける登山だった。それと共に私の体力は削りに削られた。もうこの時点で私は疲労困憊の状況に陥っていた。

     
     ※ 「うさぎ平」を滑るスキーヤーと私の前を行く登山者です。

 途中、藻岩山のロープウェイの「中腹駅」を通過して、「山頂駅」に着いたのは登山を開始して1時間50分後の14時だった。

     
     ※ 藻岩山ロープウェイの「中腹駅」です。
     
     ※ こちらは「山頂駅」(=藻岩山山頂)です。

 疲労はしていたが、帰りのバス時間が気になり水分を補給しただけで、すぐに下山に取り掛かった。
 下山はかつて知ったる「慈啓会口」コースの一部である。多少アイゼンが効かないようにところがあったものの、なんとか馬の背分岐に辿り着いた。そこから私が目ざすのは「慈啓会口」ではなく、「旭山公園口」である。

     
     ※ 馬の背分岐の「旭山公園口」方向を示す看板です。
    
※ 残念ながら今回の写真はここまでです。疲労困憊の私にはカメラを構える余裕も無くなっていました。

 ここからがまた大変だった。「旭山公園口」は馬の背から何度も何度もピークを乗り越えて進まねばならないのだ。そのピークを目ざす上りも下りと急傾斜なのだ。今度は上りも下りもアイゼンが効かないために、またまた何度も何度も転倒をくり返した。私が数えたところ大きなピークが3度、それ以外に小さなピークもいくつか訪れた。
 私と出会った登山達は「お爺さん、だいぶん疲れているなぁ」と思いながら行き交ったことだろう。バス時間を気にしながら、結局1時間30分を要して、ようやく「旭山公園前」バス停留所に辿り着いた。
 「15時35分発の円山公園駅行のバスに間に合ったぁ!」と安堵したのもつかの間、バス停の時刻表を確認すると、私が記憶していたのは平日ダイヤだったのだ!日曜ダイヤは出発した後で、次の便は17時を回ってからとなっていた。
 とてもそれまで屋外で待てるはずがない。私は疲れ切った体に鞭打って、我が家まで約4キロを徒歩で帰ることを強いられてしまったのだ。家に帰り着いたときは、疲労困憊状態でようやく辿り着いたという状態だった。
 いやいや、昨日は大変な1日となってしまった。と同時に不安が頭をもたげてきた。「さっぽろラウンドウォークを一緒に歩きませんか?」などと呼びかける資格が私にあるのか不安になってきたのだ。
 冬山であったこと、さらには新雪が降ったという夏とは違うコンディションではあったが、はたして皆さんをリードしながらウォークすることなどできるのか? これは今しばらく検討しなくてはならなくなった…。う~ん??
◇事前踏査実施日 3月10日
◇踏査距離    約10キロ