遠い世界に 旅に出ようか
それとも赤い風船に乗って 雲の上を歩いてみようか ♪
私の世代の方たちなら知っているに違いない。
五つの赤い風船が歌う『遠い世界に』というフォークソングです。
33年前、私はピアノやオルガンをまともに弾けず、音楽の時間になるとギターを持ち出し、お茶を濁していました。
そして、時間を稼ぐ意味もあり、音楽の時間の最後には必ずといっていいほどこの『遠い世界に』をみんなで歌っていたのでした。
そのうちにこの歌はいつの間にかクラスの愛唱歌になっていました。
卒業式の日でした。
卒業式を終え、教室に戻り最後のお別れをする時に、この歌を最後に歌おうということになりました。
私のギターの演奏で歌い始めた子どもたちの中から、すすり泣きの声が聞こえ始めました。それは周りに瞬く間に伝わり、全員が泣きながら歌い終えたことが鮮明な記憶として残りました。
この会を教え子が開いてくれると知った時、私からのお願いとしてぜひこの歌を再び歌いたいとリクエストしました。
11日の宴の最後にリクエストは実現し、私の下手なギターの伴奏で全員が声高らかに歌うことができたのです。
『遠い世界に』の最後は、
若い力を体に感じて みんなで歩こう長い道だが
一つの道を力の限り 明日の世界を探しに行こう ♪
という歌詞です。
時代を感じる歌詞ですが、当時の若者がこうした歌を声高らかに歌っていたところに日本自体の若さがあったのかもしれません。
この歌を再び歌うことができ、私は33年前にプレイバックし、教師冥利を感じた瞬間でした。
それとも赤い風船に乗って 雲の上を歩いてみようか ♪
私の世代の方たちなら知っているに違いない。
五つの赤い風船が歌う『遠い世界に』というフォークソングです。
33年前、私はピアノやオルガンをまともに弾けず、音楽の時間になるとギターを持ち出し、お茶を濁していました。
そして、時間を稼ぐ意味もあり、音楽の時間の最後には必ずといっていいほどこの『遠い世界に』をみんなで歌っていたのでした。
そのうちにこの歌はいつの間にかクラスの愛唱歌になっていました。
卒業式の日でした。
卒業式を終え、教室に戻り最後のお別れをする時に、この歌を最後に歌おうということになりました。
私のギターの演奏で歌い始めた子どもたちの中から、すすり泣きの声が聞こえ始めました。それは周りに瞬く間に伝わり、全員が泣きながら歌い終えたことが鮮明な記憶として残りました。
この会を教え子が開いてくれると知った時、私からのお願いとしてぜひこの歌を再び歌いたいとリクエストしました。
11日の宴の最後にリクエストは実現し、私の下手なギターの伴奏で全員が声高らかに歌うことができたのです。
『遠い世界に』の最後は、
若い力を体に感じて みんなで歩こう長い道だが
一つの道を力の限り 明日の世界を探しに行こう ♪
という歌詞です。
時代を感じる歌詞ですが、当時の若者がこうした歌を声高らかに歌っていたところに日本自体の若さがあったのかもしれません。
この歌を再び歌うことができ、私は33年前にプレイバックし、教師冥利を感じた瞬間でした。