札幌市の図書館の蔵書検索システムがとても整備されていることに、新鮮な驚きと悦びを感じています。
今では札幌市だけではなく、どの都市や地方でも優れた蔵書検索システムが整備されているのかもしれません。
しかし、これまであまり図書館を利用していなかった私のような者にとって、札幌市の蔵書検索システムは新鮮な驚きを感じさせてくれました。
私が知りえた札幌市の実状をレポートします。
札幌市内には、中央図書館をはじめとして、地区図書館が9館、区民センター図書室が7室、地区センター図書室が20室、(この他に6つの施設に図書コーナーがあるようです)都合37ヶ所の図書館、図書室があり、職員も配置され、全体でネットワークを組んでいるようです。
ある作家の、ある著書を読みたいと思ったとき、中央図書館のWebサイトにアクセスします。
そして、蔵書検索サイトに作者名、作品名を入力すると、たちどころにどの図書館、図書室に何冊所蔵しているかが一目で分かります。その上、現在の貸し出し状況、貸し出し可能数も明示されます。
ですから、どこの図書館、図書室へでも出かけることの出来る人は、貸し出し可能か否かを確認して、そこへ行き貸し出しを受けることが出来るのです。
それが無理な人は、近くの施設で予約をすることで、その施設に希望の図書を取り寄せてくれる仕組みになっています。
試みに、現在のベストセラーの一つ、宮部みゆき著の「楽園」を検索したところ、上巻が10館(室)で14冊、下巻は24館(室)で28冊所蔵していましたが、全て貸し出し中でした。そして予約件数が1,208件と出ました。(これは大都市のつらいところかもしれません)
私が愛読してやまない「沢木耕太郎」本は、全市内で92種、676冊の蔵書があることも分かりました。
先日、近く(といっても自転車で15分ほどかかります)の地区センター図書室へ出かけ、ある作家の本を予約したのですが、今日図書室より「予約の本の用意ができました」と連絡があり、夕方に借り受けてきました。