寒風吹きすさぶ中での準決勝2試合の観戦はとても厳しいものだった。札幌大谷 VS 北海、旭川実業 VS 東海大札幌、いずれも僅差のゲームだったが、寒い中での熱き戦いの模様をレポする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/62/1fde79bd856d0288fc508c79ddcfd5b2.jpg)
今日(10月29日)全国高校サッカー選手権の北海道大会準決勝2試合が厚別公園競技場で行われたので観戦してきた。
寒い!寒い!気温が低いうえ、強風が吹くというサッカーをするには厳しいコンディションだったが、見る側にとっても非常に厳しい気象条件だった。
今日の札幌の気温は、4℃から5℃の間を推移していたとか、私は完全冬装備で臨んだのだが、観戦中ずーっと寒さが堪えていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/42/d2a4de037c94b916928234f52631913f.jpg)
※ 札幌テレビ放送(STV)が中継のためにTVカメラを配置していました。
このサッカー選手権の場合、例年準々決勝までは道内の各地で行い(今年は苫小牧で開催)、準決勝からは厚別公園競技場で行われるのが通例となっている。
地方大会から勝ち抜いて準決勝に勝ち残った4チームであるから、さすがにレベルの高い戦いが展開された。コンディションの厳しい中で戦われた2試合を私の目から見てレポすることにする。
【札幌大谷 VS 北海】
高校サッカーのことについてそれほど詳しいわけではないが、現在の道内高校サッカー界においてこの二つのチームは両雄ともいえる学校ではないだろうか?
※ 大応援団を動員した北海高校の応援席です。大谷ももちろん応援団がいましたよ。
試合は非常に緊迫感のある展開となった。試合前半、風上に立った札幌大谷に何度か決定的チャンスが訪れたが、いずれも決めきれなかった。私は風上に立った前半に決めきれなかった札幌大谷は後半苦しいのじゃないかと思って見ていた。
後半は風上に立った北海がやはり攻め立てた。しかし、北海もチャンスに正直なシュートが多すぎ、これも決められずに結局両チームとも前後半を無得点で終了した。
延長戦である。延長戦というと私は15分ハーフの30分間の戦いかと思っていたが、高校の場合は10分ハーフの20分間が延長戦の時間だということを知った。
延長戦に入ってからも両校それぞれチャンスは作るものの決めきれずにいた。「これは延長戦でも決着がつかずPK戦になるな」と思っていた延長戦の後半、試合時間が2分を切ったところで、札幌大谷の中盤から北海守備陣の裏に好パスが配給された。それを大谷攻撃陣(選手名は不明)が落ち着いて決めて決勝点とした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/b6/e6df3aadfe6fa14e9d9b5b16446cc5d5.jpg)
※ 延長後半18分過ぎに待望の得点をして応援席に喜びを報告する大谷イレブンです。
どちらに転んでもおかしくない試合だった。ボールコントロールではむしろ北海が上回っていたのではないかと思われたが、報われず札幌大谷の勝利となった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/38/4f2203d5bde826d1d7fc1adc17a4dbb1.jpg)
※ 試合終了後、健闘を称えあう大谷、北海両校イレブンです。
【旭川実業 VS 東海大札幌】
第一試合に比べると、やや緊迫感に欠けた試合と私には映った。第一試合と比べると両チームともにチャンスの数が数えるほどしかなかったからだ。
チーム力としては旭川実業がやや上回っていると見ていたが、その旭川実業が風下だった前半32分、中盤から出たパスに攻撃陣が見事に反応しゴールを決めた。
その後は、風の影響もあったのだろうか、両チームとも攻めあぐねたという感じで、時間ばかりが経過し、その後の見せどころもなく旭川実業の勝利で終了した。
【決勝戦 札幌大谷 VS 旭川実業 戦を展望してみると…】
サッカーの場合は、対戦相手によって戦い方に違いがあるために、両チームの力量を本日の試合だけでは測りかねるのだが、私から見ると第1試合の札幌大谷 VS 北海の対戦の方がレベルが高いと見た。
したがって、札幌大谷の方がやや有利と見るが、はたしてどうか?
サッカーほどチームの力量と結果の間に相乗関係が働かないスポーツはないと私は思っている。だからどちらのチームにも優勝を勝ち取る可能性は十分と思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/02/0762a175c6ec2077d10dbd0af5f7dd7b.jpg)
※ 試合中、唯一ゴール前の攻防を写した一枚です。
明日の決勝もぜひ観戦したいと思うのだが、明日はコンサドーレの対熊本戦のパブリックビューイングの観戦券を入手したので、そちらを優先することにした。
コンサドーレを応援しながら、高校サッカーにも思いを馳せたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/96/d2a1a8e902cbb0d2f8820c81eaa115f3.jpg)
※ 第二試合の試合結果を映し出すスコアボードです。
【だれかのために、できること】
札幌大谷高校の応援団席に掲げられた横断幕が私の目を引いた。そこには「だれかのために、できること」と青地に白く染め抜いた横断幕がかかっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/21/64aa7dbdabab1ea75bfa3af00709da11.jpg)
※ 札幌大谷のこの横断幕が私の目を惹きました。
その言葉は、私が9月24日に投稿した「あなたはだれかのために、何ができますか?」というフレーズと相通ずるではないか!
札幌大谷のチームコンセプトは、チームの率いる田部監督の考え方が浸透していると私は思っている。というのも、私は3年前に田部氏の講演をお聞きして高校の指導者像がずいぶん変容したことを鮮明に記憶しているからだ。(そのときの投稿はこちらをクリックして⇒)
彼は言った。「個を伸ばす!」、「個が伸びる環境づくり」を心がけていると…。
田部氏はきっと部員に強調しているのだろう。「自分の個性を伸ばしながら、チームとして勝利するために、自分はだれかのために、何ができるか常に考えながらプレーしよう」と…。田部監督の思いと、私の思いがどこかで繋がったと思うのは、思いすぎだろうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/e2/d18d197148642a2cbe6d408ed0a45cf1.jpg)
※ 大谷イレブンに指示を与え、ベンチに戻る田部監督です。
《ファイターズ情報》
やりましたぁ! ファイターズが見事に四連勝で日本シリーズを制覇しました!
札幌での三連戦がどの試合もハラハラドキドキの接戦続きでしたが、今日の試合は最終的に10 対 4 と大差がついて、優勝の瞬間はイマイチ感動が薄かったのですが、優勝の価値には変わりがありません。
こんな素晴らしいチームが北海道に、札幌に存在していることが嬉しくてなりません。
嬉し過ぎて、今すぐにファイターズの勝利を分析することはできません。
少し時間をおいてから、ファイターズ賛歌を綴ってみたいと思います。
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今日(10月29日)全国高校サッカー選手権の北海道大会準決勝2試合が厚別公園競技場で行われたので観戦してきた。
寒い!寒い!気温が低いうえ、強風が吹くというサッカーをするには厳しいコンディションだったが、見る側にとっても非常に厳しい気象条件だった。
今日の札幌の気温は、4℃から5℃の間を推移していたとか、私は完全冬装備で臨んだのだが、観戦中ずーっと寒さが堪えていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/42/d2a4de037c94b916928234f52631913f.jpg)
※ 札幌テレビ放送(STV)が中継のためにTVカメラを配置していました。
このサッカー選手権の場合、例年準々決勝までは道内の各地で行い(今年は苫小牧で開催)、準決勝からは厚別公園競技場で行われるのが通例となっている。
地方大会から勝ち抜いて準決勝に勝ち残った4チームであるから、さすがにレベルの高い戦いが展開された。コンディションの厳しい中で戦われた2試合を私の目から見てレポすることにする。
【札幌大谷 VS 北海】
高校サッカーのことについてそれほど詳しいわけではないが、現在の道内高校サッカー界においてこの二つのチームは両雄ともいえる学校ではないだろうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/a9/72f3f365e8ef560a858eebd97bcc72d8.jpg)
※ 大応援団を動員した北海高校の応援席です。大谷ももちろん応援団がいましたよ。
試合は非常に緊迫感のある展開となった。試合前半、風上に立った札幌大谷に何度か決定的チャンスが訪れたが、いずれも決めきれなかった。私は風上に立った前半に決めきれなかった札幌大谷は後半苦しいのじゃないかと思って見ていた。
後半は風上に立った北海がやはり攻め立てた。しかし、北海もチャンスに正直なシュートが多すぎ、これも決められずに結局両チームとも前後半を無得点で終了した。
延長戦である。延長戦というと私は15分ハーフの30分間の戦いかと思っていたが、高校の場合は10分ハーフの20分間が延長戦の時間だということを知った。
延長戦に入ってからも両校それぞれチャンスは作るものの決めきれずにいた。「これは延長戦でも決着がつかずPK戦になるな」と思っていた延長戦の後半、試合時間が2分を切ったところで、札幌大谷の中盤から北海守備陣の裏に好パスが配給された。それを大谷攻撃陣(選手名は不明)が落ち着いて決めて決勝点とした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/b6/e6df3aadfe6fa14e9d9b5b16446cc5d5.jpg)
※ 延長後半18分過ぎに待望の得点をして応援席に喜びを報告する大谷イレブンです。
どちらに転んでもおかしくない試合だった。ボールコントロールではむしろ北海が上回っていたのではないかと思われたが、報われず札幌大谷の勝利となった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/38/4f2203d5bde826d1d7fc1adc17a4dbb1.jpg)
※ 試合終了後、健闘を称えあう大谷、北海両校イレブンです。
【旭川実業 VS 東海大札幌】
第一試合に比べると、やや緊迫感に欠けた試合と私には映った。第一試合と比べると両チームともにチャンスの数が数えるほどしかなかったからだ。
チーム力としては旭川実業がやや上回っていると見ていたが、その旭川実業が風下だった前半32分、中盤から出たパスに攻撃陣が見事に反応しゴールを決めた。
その後は、風の影響もあったのだろうか、両チームとも攻めあぐねたという感じで、時間ばかりが経過し、その後の見せどころもなく旭川実業の勝利で終了した。
【決勝戦 札幌大谷 VS 旭川実業 戦を展望してみると…】
サッカーの場合は、対戦相手によって戦い方に違いがあるために、両チームの力量を本日の試合だけでは測りかねるのだが、私から見ると第1試合の札幌大谷 VS 北海の対戦の方がレベルが高いと見た。
したがって、札幌大谷の方がやや有利と見るが、はたしてどうか?
サッカーほどチームの力量と結果の間に相乗関係が働かないスポーツはないと私は思っている。だからどちらのチームにも優勝を勝ち取る可能性は十分と思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/02/0762a175c6ec2077d10dbd0af5f7dd7b.jpg)
※ 試合中、唯一ゴール前の攻防を写した一枚です。
明日の決勝もぜひ観戦したいと思うのだが、明日はコンサドーレの対熊本戦のパブリックビューイングの観戦券を入手したので、そちらを優先することにした。
コンサドーレを応援しながら、高校サッカーにも思いを馳せたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/96/d2a1a8e902cbb0d2f8820c81eaa115f3.jpg)
※ 第二試合の試合結果を映し出すスコアボードです。
【だれかのために、できること】
札幌大谷高校の応援団席に掲げられた横断幕が私の目を引いた。そこには「だれかのために、できること」と青地に白く染め抜いた横断幕がかかっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/21/64aa7dbdabab1ea75bfa3af00709da11.jpg)
※ 札幌大谷のこの横断幕が私の目を惹きました。
その言葉は、私が9月24日に投稿した「あなたはだれかのために、何ができますか?」というフレーズと相通ずるではないか!
札幌大谷のチームコンセプトは、チームの率いる田部監督の考え方が浸透していると私は思っている。というのも、私は3年前に田部氏の講演をお聞きして高校の指導者像がずいぶん変容したことを鮮明に記憶しているからだ。(そのときの投稿はこちらをクリックして⇒)
彼は言った。「個を伸ばす!」、「個が伸びる環境づくり」を心がけていると…。
田部氏はきっと部員に強調しているのだろう。「自分の個性を伸ばしながら、チームとして勝利するために、自分はだれかのために、何ができるか常に考えながらプレーしよう」と…。田部監督の思いと、私の思いがどこかで繋がったと思うのは、思いすぎだろうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/e2/d18d197148642a2cbe6d408ed0a45cf1.jpg)
※ 大谷イレブンに指示を与え、ベンチに戻る田部監督です。
《ファイターズ情報》
やりましたぁ! ファイターズが見事に四連勝で日本シリーズを制覇しました!
札幌での三連戦がどの試合もハラハラドキドキの接戦続きでしたが、今日の試合は最終的に10 対 4 と大差がついて、優勝の瞬間はイマイチ感動が薄かったのですが、優勝の価値には変わりがありません。
こんな素晴らしいチームが北海道に、札幌に存在していることが嬉しくてなりません。
嬉し過ぎて、今すぐにファイターズの勝利を分析することはできません。
少し時間をおいてから、ファイターズ賛歌を綴ってみたいと思います。