たまあにはポピュラーミュージックも聴いてみたいとモエレ沼公園まで足を伸ばした。期待は裏切られなかった。出演した3組のミュージシャンそれぞれ異なったジャンルの音楽を披露してくれ、楽しいひと時を過ごすことができた。
昨日(12月24日)午後、モエレ沼公園ガラスのピラミッド内において「2022 WHITE CHRISTMAS in MOERE」が開催された。
※ モエレ山はまさにホワイト一色でした。
※ コンサートが行われたガラスのピラミッドです。
ガラスのピラミッド内のアトリウムは定員120名に抑えられていたが、用意された椅子席はほとんど埋まっていた。
※ 開場前のアトリウムの様子です。この椅子席がほぼ満杯となりました。
出演は、4人組のポップス「Stalit」、2人組のインストゥルメンタルの「H-おるがん分店」、そして3組目は大挙9人編成で新旧和洋ポップス、ラテン他という何でもありの「Moon Beans」の3組だった。
一つひとつのグループについてその概要と印象を記してみると…。
1組目の「Stalit(スターリット)」は、キーボード、ベース、パーカッション、ボーカルの4人組だったが、演奏した曲目は、「糸」、「アルデバラン」、「オン・ザ・サニー・サイド・オブ・クリスマスメドレー」、「ユー・レイズ・ミー・アップ」、「瞳はダイアモンド」、「クリスマスソング」、「グレイテスト・ラブ・オブ・オール」と40分のステージで7曲演奏した。ボーカルの方は40代はじめくらいの女性だったが、歌い慣れたベテランという味のボーカルだった。後ほど触れたいと思うが、ボーカルを中心とした場合はStalitのように4人くらいのグループが最適かな?と思えた。
※ 演奏中の「Stalit」の4人組です。
※ ボーカルを務めた女性ですが、ちょっと写真がぼけてしまいました。
2組目は2人組の「H-おるがん分店」というちょっと風変わりなグループ名のステージだった。その風変わりなグループ名について説明があった。彼らはふだん「ハモンドオルガン」を中心とするグループで活動しているグループだという。そして今回はそのグループの中の一部が出演するので「分店」と名付けたとのことだった。メンバーはウクレレと鍵盤楽器のインストゥルメンタルの二人組だった。実は彼らは当初出演予定はなかったのだが、予定されていたグループのメンバーが新型コロナに罹患したため、急遽出演が決まったという。したがって、演奏曲目もプログラムに記されなかったために全て記すことができないが「オール・アイ・ウォンと・フォー・クリスマス・イズ・ユー」、「ケ・セラ・セラ」、「ボンネットバス」などという曲が演奏された。このグループの演奏では、鍵盤楽器を担当された女性がふだんはハモンドオルガンを演奏している方で、彼女が奏でる鍵盤ハーモニカやアンデス(やはり鍵盤楽器)の演奏が相当な腕前の演奏者とみえた。
※ 「H-おるがん分店」の二人組です。
※ 鍵盤楽器を演奏する方です。アンデスを演奏しているところですが音色が独特でした。
※ ウクレレの男性の靴の踵のところにパーカッションが付いていて、その横にはその音を拾うマイクが伸びてきています。
最後の3組目は総勢9名というボリュームのあるグループだった。構成は、アルトサックス、キーボード、リードG、リズムG、ベースG、ボンゴ、ドラム、そして二人のボーカルという構成だった。演奏した曲目は、「ホワイトクリスマス」、「イエスタディ・ワンス・モア」、「12月の雨」、「糸」、「白日」、「マツケンサンバ」、「すてきなホリディ」という7曲だったが、ジャンルが新旧和洋ポップス、ラテン他という売りに負けない多様さだった。このグループのボーカルもかなりベテランといった様相の女性だったが、高音も十分に伸び相当な実力の持ち主と映ったが、なにせバックの音が相当に厚い音を出すグループである。時にはボーカルの声がかき消されてしまうところもあった。こうしたグループの場合は事前のバランスチェックを慎重に行う必要があるように思った。(慎重に行っていたようなのだが…)
※ 「Moon Beans」の9人組の演奏です。
※ 個性的なリーダー(?)兼ボーカルの男性です。
※ 実力十分とみた女性ボーカルです。
しかし、久しぶりのポピュラーミュージックのコンサートも気楽に楽しめていいなぁ…、と思ったモエレ沼ガラスのピラミッドコンサートだった。