田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

和太鼓の迫力に圧倒される!

2025-03-10 19:35:15 | ステージ & エンターテイメント
 日本の伝統芸能である和太鼓は日本人の感性を激しく揺さぶる。太鼓の音が最高潮に達した時、私は一種のトランス状態に陥ったような感覚となってしまった。新芸能集団「乱拍子」、そして和太鼓サークル「嵐」のステージは素晴らしかった!

     

 昨日(3月9日)午前、札幌市子どもの劇場やまびこ座で開催された「東日本大震災子どもを守ろうよの会」の第15回公演に行ってきました。
 公演は大きく芸能公演と演劇公演に分かれていました。両者ともに感動が大きかったので、二日分けてレポートすることにします。

 ということで、本日は芸能公演の部についてレポします。
 芸能公演については、前述したように新芸能集団「乱拍子」、和太鼓サークル「嵐」、そしてアイヌ舞踊の「ラポラポラ」が出演しました。

 新芸能集団「乱拍子」は、和太鼓を柱にしながら、獅子舞や虎舞なども組み入れ、新しい太鼓の響きを生みだしている札幌の芸能集団だそうです。
 また和太鼓サークル「嵐」は、障害者(ダウン症の子ども達)を中心としたサークルで、「乱拍子」の指導を受けながら和太鼓の楽しさを追求しているグループだということです。
 さらに「ラポラポラ」は、リムセ(踊り)・ウポポ(歌)などを習得や、慣習、歴史などを学び、その継承と社会への発信を目的として活動している集団ということです。

    
    ※ 老若男女が相集う「乱拍子」の皆さんの舞台です。

 圧巻はやはり「乱拍子」の舞台でした。総勢18人は老人から小学生まで、あらゆる世代の方々の集団でしたが、それぞれが相当に訓練されているらしいことを窺わせてくれました。一糸乱れぬというか、ほとんど綻びを見せず、時に静かに、時に激しく、縦横にバチを操り、やまびこ座のホールいっぱいに響き渡る太鼓の響きに酔いました。

 和太鼓サークル「嵐」の皆さんのステージも見事でした。「乱拍子」の方にリードされながら、懸命にバチを振るう姿に感動させられました。一人ひとりが生き生きとした表情を見せてくれていたのも印象的でした。

    
  ※ 「乱拍子」の方(左)のリードを受けながら、バチを振るう「嵐」のメンバーです。

 私が務めていた某小学校にも和太鼓の伝統が伝わっていました。ある時、学校を巡回するAET(英語指導助手)の方が学校訪問をされた際に、「日本文化を伝えよう!」という催しをした際に和太鼓を披露したところ、AETの方に大変喜ばれた体験があり、和太鼓の魅力が外国人にも伝えられたことを実感した体験があります。                   

 二つの和太鼓の演技とは少し異質だったのが「ラポラポラ」の皆さんによるアイヌ舞踊でした。私はこれまで何度もアイヌ舞踊を観た体験がありますが、私のようなアイヌ文化を深く理解できていない者にとっては、どうも画一的に見えてしまうところがあります。実際は一つ一つの所作に意味があるのだと思うのですが、そのことを観客たちに伝えるような工夫はないものか、といつも思うのですが…。

 最後に三者が一堂に会する中で、「乱拍子」の皆さんが獅子舞を披露し、ステージ上で三者がそれぞれの技を披露し、大盛り上がりで「芸能公演の部」は終了しました。
 
 ※ なお、公演中の写真撮影はNGとのことで、残念ながら公演の様子を写真でお伝え出来ませんが、ウェブ上で公開されている写真を掲載しますので雰囲気だけを感じ取ってください。




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