さっぽろラウンドウォーク第3弾である。今回は小雨に見舞われたり、ルートの変更を余儀なくされたりした。しかし、大きな問題もなくこれまでよりメンバーに1人が加わり5人の仲間と予定どおりウォークキングを終えた。
昨日(6月18日)、「めだかの学校」札幌ラウンドウォーク踏破クラブとして3度目となるラウンドウォーク セクション4を実施した。
今回はいつものメンバーに加えて、これまで都合で参加できなかった1人も加えて計5人でセクション4である石狩南高校 ⇒ JR拓北駅間約14キロのウォーキングを楽しんだ。
実施にあたって一つ問題が生起した。それはルートの一部で道路工事が行われており、前日に問い合わせたところ「通行不能である」との回答だった。そこで検討した結果、本来のルートより5~600メートル回り道となるが、石狩市側に迂回することで工事現場を通らなくともルートを繋ぐ方法をとることにした。
当日は9時20分に地下鉄「麻生駅」に集合し、麻生駅からバスに乗り換えてスタート地点の石狩市・石狩南高校に向かった。
※ 今回のスタート地点となった南石狩高校の校舎です。
午前10時、用意を整えスタートした。コンディションは曇り空、雨が心配される中でのスタートだった。スタートして直ぐ、札幌市と石狩市の境界を流れる「発寒川」の右岸(つまり札幌市側)の堤防上に造成されていたサイクリングロードを往く。
※ こうした単調な道が延々と6キロも続きました。
※ 発寒川沿いのサイクリングロードを往くメンバーです。
「発寒川」は一級河川とのことなのだが、その源流近くはまるで小さな小川という感じで成長した雑草に隠れて流れも良く見えないよう川だったが、堤防を進むにつれて札幌市側から小さな川が流入することで徐々にその流量を増していくようだった。
※ 下流になってようやく一級河川らしい水面になりました。
その流入する川の中の「安春川」が流入する地点で大規模な道路工事が行われており、 ラウンドウォークで設定されたルートが通行禁止の措置が取られていたのだ。私たちは発寒川に架けられた「花川橋」を渡り石狩市に入り、下流に架かる「紅葉橋」から再び発寒川堤防を歩くこととなった。石狩市側を歩いていた時、恐れていた雨が降り出した。メンバーはそれぞれ用意した傘やポンチョで雨を避けながらウォークを続けた。
※ それぞれ雨装備をして歩くメンバーです。
その後も「発寒川」に流入する川は「屯田川」、「東屯田川」と流入するごとに「発寒川」 の流れは川幅を増していった。それでも流れそのものは緩やかで、見た目には川が流れているようには見えないほどだった。
「東屯田川」が流入するところには二つの「遊水池」があり、そこで給水休憩をとった。
雨は降ったり、止んだりをくり返していたが、大降りにはならなかった。
長い、長い(私の目測で約6キロ)「発寒川」堤防ウォークの最後は「伏籠川」への流入地点だった。この流入地点は「発寒川」、「創成川」、「伏籠川」の3川が合流する地点だった。(河川を管理する側は「発寒川」、「創成川」は、 「伏籠川」に流入する支流ということになっているようだ)こうした地形も河川改修によってできたものと推定することができた。その「伏籠川」もその先直ぐに「茨戸川」に流入するという形になっていた。
そしてコースは、「茨戸川」に面したリゾートホテル「ガトーキングダムサッポロ」の横に導かれる。幸い雨も止んでいたので、その河岸で昼食タイムとした。
※ 茨戸川沿いのベンチで昼食を摂りました。
昼食タイムを終えると、今度は「篠路川」の河岸歩きである。この「篠路川」も河川改修によって主流から切り離された川のようだった。くねくねと曲がりくねった川筋であるが流れがまったくないようで、水面にはスイレンなど水草が大量に発生していた。
「篠路川」沿いのウォークが終わると、しばらくは「伏籠川」に沿っての道路歩きが続いた。そしてまたまた別の川が顔を覗かせた。「篠路拓北川」である。この川もやはり河川改修によって切り離された川のように思えた。やはり曲がりくねった川筋には公園(いきいき公園)もあり、その中を歩いた。
※ 篠路拓北川沿いのマンションが川の曲線に合わせるように曲線を描いていたので面白く思いカメラに収めました。
そして川沿い歩きが終わり、拓北の住宅街を歩いてこの日のゴールであるJR拓北駅に着いたのは午後2時だった。総行動時間4時間、昼食時間、休憩時間を除く実質行動時間は3時間10分といったところだった。
多少雨に見舞われたものの、それほど暑くはなく、ルート全体も平坦で全員それほど疲労した表情もなく、それぞれが楽しんだウォーキングだったようだ。
※ この日のゴールとなったJR拓北駅です。
メンバーの中のベテランウォーカーの苫小牧市在住のN氏は、札幌市民でないこともあり、初めて目にする光景も多いようだ。帰りの列車内で感想を伺った時「歩くことによって、常に発見がある」と言われた。まさしく名言である。これからも新しい発見を楽しみながらラウンドウォークを続けたい。