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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

難聴が認知症の可能性を大きくするって?

2024-11-17 20:27:21 | 講演・講義・フォーラム等
 難聴を放っておくと認知症になる可能性が高くなるという。聴力に不安のある私には放っておけない問題である。不安を覚える私は、「これはぜひ聴かなくては!」と北海道医療大学の公開講座を受講した。

 昨日(11月16日)午後、北海道医療大学の札幌サテライトキャンパスで開催された講座「難聴と認知症のお話~聞こえづらいを放っておかない~」を受講した。講師は、札幌東徳洲会病院の看護副部長である渡邊綾氏が務めた。
 まず、難聴が認知症を引き起こすメカニズムについて二つの代表的な仮説があるということだが、そのうちでも有力とされる「カスケード仮説」について振り返ってみる。
 まず「カスケード」とは「階段状に連続しているもの」という意味があるそうだが、ある一つの事象(ここでは難聴)が要因となって次々と新たな事象を引き起こすということのようだ。下図を参照いただければお分かりと思うが、直接的に連なっている方に注目すると、「難聴」が他者との「コミュニケーション障害」を引き起こし、そのことによって「社会活動が減少」し、やがては「うつやアパシー」を引き起こして「社会的孤立」状態となり「認知機能低下」するという仮説ということだ。この説には私も納得する。

  

 さて、私が加齢による難聴の状態となっているかどうか?それを測る「聞こえチェックリスト」が配布され、チェックをしてみた。そのリストとは…、
 □ 会話中に聞き直す
 □ 後ろから呼びかけられるときざかないことがある
 □ 聞き間違いが多い
 □ 見えない所から車の接近に全くきづかないことがある
 □ 話し声が大きいと言われる
 □ 集会や会議など数人の会話でうまく聞き取れない
 □ 電子レンジの「チン」という音やドアのチャイムの音が聞こえにくい
 □ 相手の言ったことを推測で判断することがある
 □ 騒音の多い場所や大きくうるさい音のする場所で過ごすことが多い
 □ 家族にテレビやラジオの音量が大きいと言われることがよくある
以上10項目をチェックしてみたら、私は5つの項目が該当した。すると該当する項目が5項目以上の場合は「できるだけ早く耳鼻科を受診することをお勧めします」という診断結果となった。う~ん。やはり私の場合は一度専門機関に相談することが必要のようである。
 ブログを通して交流させていただいているブログ名「夢逢人かりそめ草紙」の夢逢人さんがよく「認知症だけは勘弁ねぇ」と呟かれているが、私とて同様である。
 その予防のためにも今回の講座受講を機会に、ぜひ近い機会に耳鼻科医院で診察してもらおうと思う。


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2 コメント

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難聴は…… (しろまめ)
2024-11-18 18:20:42
聞こえない、聞こえにくいことでコミュニケーション意欲が低下して、それが認知症につながるらしいですし……。
ぼくも自信があまりないですね~。
ただ、相手の声がそもそも聞き取りにくいボソボソ声だということも少なくなく、あまり自信を失うのもよくなさそうです。
実際、職場で声をかけられても気づかないことがあるのですが、それは特定の相手なんですよ。
あ~、この人の声は聞き取りにくいんだな~なんて、楽観するもの大事。

田舎おじさん様にはあまり関係ないかもしれませんが、日常的にヘッドフォンで音楽を聞いている世代は、耳への物理的な影響のほかに、周囲への注意力の問題が発生しそうですね。
あと数十年後の難聴は、どんな様子なのか……。
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しろまめさんへ (田舎おじさん)
2024-11-22 15:52:34
 たくさんのコメント、ありがとうございます。一つ一つ返信コメントしますね。
 はい。私の聞こえづらいという状況も現在はしろまめさんと似たような状況かな?あるいはもう少し進んだ状況かな?と思っていますが…。まあ、これは自分の状況と上手く付き合っていくしかないのかな?と思っています。
 ブログでは触れませんでしたが、しろまめさんがご指摘のとおり、今の若者たちは四六時中ヘッドフォンで大音量の音を聞き続けていることで若年性難聴や早期の難聴になりやすいと講師も警告していました。
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