いや~、驚きました!札幌には驚くほどたくさんのフラダンスサークルが存在していることに…。二日間にわたって次から次へと繰り出されるフラダンスチームのステージを驚きながら観ていた私だった…。
3月31日(日)、私は某コンサートのチケットを入手すべく、市民交流プラザに赴いた。そうすると1階のフロアが何やら華やいだ雰囲気に包まれていた。「何だろう?」と近づいてみると、「Ohanaになろう~ハワイアンフェスティバル~」と幟を立てて、ハワイに関する雑貨やスィーツ、ウクレレ、等々ハワイにちなんだ物販店が軒を並べていた。それらに対しては大して興味のない私は、それらをぼーっと眺めていたところ、フロアの奥の方にある「スカーツコート」でフラダンスのステージが開催されていることを知った。
※ 市民交流プラザの一階フロアで開かれていたハワイの物販コーナーです。
さっそくそちらの扉を開けてみると、立見席ができるくらいお客さんが詰めかけた中で、ステージ上ではフラダンスが披露されていた。
ワンステージに6人から多いときは10数人が登場し、フラダンスの衣装に身を包み(多くはワンピース?)、化粧もばっちりと決めて、皆が皆笑みを絶やさず、ゆったりとしたフラダンスを披露するグルーブが、次から次へと登場した。そのほとんどは中高年の女性である。
プログラムを見て驚いた。30日、31日の二日間で30を下らないグループが出演していたのである。(私が実際に観たのは5グループぐらいだったのだが…)
常夏ハワイとはまるで違う環境の札幌で、何がそんなに中高年女性を虜にするんだろうか?と考えてみた。
※ 写真のようにフラダンスを見る市民で会場はいっぱいでした。
まずは何といっても、あの緩やかに踊るフラダンス独特のゆったりしたリズム感が中高年女性にフィットしているようだ。つまり年配の方が健康を意識した時にほど良い負荷がかかった運動となっているように思われる。
そして華やかなステージ衣装に身を包むとき、女性としての自尊心がくすぐられるのではないだろうか?
さらには仲間と共に一つの踊りを創り上げていくときに感ずる一体感も魅力の一つになっているのではないだろうか?
かくして北国・北海道(札幌)に憧れのハワイがひと時実現する運びになったのではないか、と門外漢は予想するのだが…。
そうした思いで「札幌にはいったいどれくらいのフラダンス教室があるのだろう?」とネットを検索してみると、あるは!あるは!大盛況の様相である。札幌は一大ハワイランドなのかな??
※ 時にはコのような群舞もありました。
なお、フェスティバルのテーマ「Ohanaになろう」のOhanaは、広義では「家族」と訳されるが、ハワイでは血縁関係がない者も含んだ意味での「家族」という意味で使われる場合が多いそうである。したがって「仲間になろう」的な解釈ができるのかもしれない…。