パエリアコンクール日本大会で優勝したという腕は本物だった!魚介類や肉をふんだんに使ったミックスパエリアは絶品である。狭い空間はスペインのバルそのままの雰囲気で楽しめた。
※ けっして気取ってはないバル・エスパーニャのエントランスです。
コロナ禍の中、ススキノに足を向けることにためらいもあったが、感染症対策が強化されていると聞き、息子も同行してくれるというので思い切って出かけることにした。
この日は、息子との久しぶりの二人会だったが(私たちはコロナ禍の前は定期的に二人飲み会をしていた)、バル・エスパーニャをはじめとして「札幌でしかできない50のこと」に掲載されているお店3軒を訪ねた。いずれも、私にとっては縁遠い店ばかりで、こうした企画でなければおそらく訪れないであろう店ばかりである。まずはバル・エスパーニャをレポすることにする。
※ バル・エスパーニャの店内です。スペイン産のお酒がずらっと並んでいます。
ガイドマップ上では№35にリストアップされている「バル・エスパーニャ」は「チャンピオンのパエリアを頼む」と題して次のような紹介文が載っている。「国際パエリアコンクール日本大会において2年連続優勝している、本格的なスペインバル。鶏肉や魚介類が入った『ミックスパエリア』に加えて、優勝した際の『山のパエリア』は、事前に予約すれば食べられる。」とある。
店内は意外に狭い感じで、細長い空間にカウンター席と背の高い椅子が用意されたテーブル席からなり、全体では25席ということだ。息子が勤務先から直行して夕食も摂っていなかったことから、迷いなく店自慢の「ミックスパエリア」を注文した。そして私は白ワイン、息子はスペイン産のスパークリングワインのCAVAを頼み、パエリアができるまでのワインのつまみに「オリーブのマリネ」を注文した。
※ オリーブのマリネです。
「オリーブのマリネ」は良く味がしみており、ワインによく合った。15分も経っただろうか、待望の「ミックスパエリア」が熱々の鉄鍋に載せられて運ばれてきた。鍋から手長海老、ムール貝、あさり、鶏肉、米を取り分けて、まず赤く(茶色く?)色付いた米を一口頬張った。するとこれが「旨い!」魚介類や鶏肉のエキスがしみ込んでやや濃い目の味ながら絶品である。その後、魚介類や鶏肉も食したが、二人とも話もせずにパエリアを堪能した。ワインとの相性も文句なしだった。
※ 真打登場です。魚介類や鶏肉が満載の「ミックスパエリア」です。
食後のワインもゆっくり楽しみたかったが、この日は後のスケジュールもあり、早々に店を出ることになった。店内を見渡すと、常連さんらしい人や、スペイン人なのだろうか?外国人の顔も見えた。いつかまた、パエリアを味わいに訪れたいと思った店だった。
《バル・エスパーニャ 概要》
〔住 所〕札幌市中央区南6条西3丁目 ニューオリンピアビル1F
〔電 話〕011-532-0001
〔開店時間〕平日・土 18:00~27:00
日・祝日 18:00~25:00
〔定休日〕 無
〔訪問日〕 令和3年3月18日