緊急事態宣言直後は“三蜜を避けよう”と声高に語られていたと思ったが、いつの間にか“ステイホーム”の大合唱になったような印象がある。「今が我慢の時」という声に応えようと思うのだが…。
私に事実誤認があるかもしれない。私の印象としては、緊急事態宣言直後に言われていたことは、新型コロナウィルスの感染から逃れるために「密閉」・「密集」・「密接」の“三蜜”の状態に自分の身を置かないように、というように呼びかけられていたと記憶している。ところが人々はこの呼びかけをどのように受け止めたのだろうか?大都市の都心などでは確かに人出は減ったものの、地域の商店街などはかえって人出が多くなったという。象徴的だったのは湘南の海ではサーファーなどが繰り出し大変な賑わいだったという。
こうした状況があったからだろうか?急に“ステイホーム”の声が大きくなったように私には感じられる。“ステイホーム”とは、文字どおり「家に居なさい」、「外出を控えろ」という呼びかけより、より強い表現である。
私は緊急事態宣言が発出された後、「あゝ、北海道の山やフィールドは“三蜜”の状態になることはないから、まったく問題ないな」と受け止めていた。しかし“ステイホーム”の声が大きくなるにつれて、北海道の山やフィールドに行くことにもプレッシャーを感ずるようになった。
当初計画していた「道南花と山と島を巡る旅」は早々と断念したが、それではと今月末から車中泊を伴う「歩き旅」を計画していたのだが、どうもこの計画も顰蹙を買いそうで“ステイホーム”を強いられそうな心境である。
しかし、このような未曽有の事態に遭遇した今、自らの思いをグッと我慢することがひとり一人に求められていると考えたい。ある方がテレビで言っていた。為政者たちの対策の拙さを非難するだけで解決はしない。今こそ「ひとり一人の覚悟が求められている」と…。
札幌の桜は明日開花か?
私の住まいの近くに札幌管区気象台があり、サクラの標本木も気象台の前庭に立っている。本日午後(3時近く)、ソメイヨシノの蕾がどうなっているか観察してきた。すると、蕾がほころぶ寸前ではと見た。天候と気温にもよるが、私は一両日中が開花と見たが、果たして?