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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北翔大学ウインドオーケストラコンサート

2024-02-23 19:37:07 | ステージ & エンターテイメント
 北翔大学ウインドオーケストラは単なる部活やサークルのオーケストラではないそうだ。奏者たちは北翔大学の教育学科音楽コースの学生で、授業で「合奏」を履修している学生によって編成され、その授業の成果発表会としてのコンサートという位置付けだったが、十分にその力を発揮したコンサートだった。

    

 本日(2月23日)午後、北翔大学円山キャンパスで「第6回 北翔大学ウインドオーケストラコンサート」が開催された。当初、予定はしていなかったのだが円山キャンパスが我が家から近いことと、無料だということもあり急遽駆け付けてみることにした。
 円山キャンパスには専用のホールはないのだが、多目的のホールがあり、そこに移動階段式の客席を設置してのコンサートだった。客席は満席に近い200名程度が詰めかけていた。オーケストラは44名という本格的な編成だった。
 演奏された曲目を紹介すると、
【第1部】
 ◇西邑由紀子/Key West Pink!(キー ウェスト ピンク)
 ◇西邑由紀子/STAR SHIP(スター シップ) ―星の舟-
 ◇酒井格/たなばた
【第2部】
 ◇A.Reed/Second Century(セカンド センチュリー)
 ◇久石譲、木村弓/Spirited Away(スピリテッド アゥエイ)《千と千尋の神隠し》より
 ◇G.Gershwin/“Porgy and Bess” Selection  歌劇「ボギーとベス」セレクション

 
 ※ ウェブ上で第4回のコンサートの写真を見つけました。同じような雰囲気だったので掲載しました。

という内容で、第1部は日本人作曲家による作品を、第2部では吹奏楽に編曲されたオペラの作品を演奏したということで、いずれもが授業で取り上げ、作品の背景や歴史を調べ、さらには作曲家の意向に沿った演奏を心掛けるように留意したということだった。
 聴いていた私には伝統的なクラシック音楽とは違い、曲調が難しく感じられ演奏の巧拙を判断することが正直にいってできなかった。その中、第2部の「Second Century」はマーチ風だったこともあり聴きやすく、オーケストラの演奏技術の素晴らしさも感得することができた。
 そして、そのことを確信したのがアンコールで演奏した吹奏楽の名曲J.スーザ作曲の「星条旗よ永遠なれ」を演奏した時だった。おそらく彼らにとっては中学、高校時代に何度も演奏した曲だろう。リラックスした中で演奏したこともあったからだろうか?素晴らしい演奏を披露してくれ、彼らの演奏技術の素晴らしさを感ずることができた。
 コンサート終了後、このコンサートが 「北翔大学ウインドオーケストラコンサート」としての演奏が最後となる4年生16人に後輩から花束が贈呈された。
 卒業する彼らの今後の音楽人生にとって北翔大学で学んだことが生かされることを願いたいと思いながら会場を後にした。


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