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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画 劇場版 孤独のグルメ №384 

2025-01-10 17:39:42 | 映画観賞・感想
 かなり満足度の高い映画でした。それは何と云っても主演の松重豊さんの存在感です。松重さんの一見とらえどころのない独特の雰囲気が観ている私たちをスクリーンにくぎ付けする魅力に満ちたものでした。

       

 今日から三日連続で映画関連ブログになりそうです。もっともまだ全てを観ているわけではありませんが…。
 その第一弾として、本日午後、急に思い立ち札幌シネマフロンティで上映されている「劇場版 孤独のグルメ」を観賞してきました。
 というのも、昨年末でしたが普段チャンネルを合わすことのないテレビ東京(北海道では「テレビ北海道」)にチャンネルを合わしたときに、偶然松重豊さんが主演する「孤独のグルメ」が放送されていました。

 その内容を詳細には覚えてはいないのですが、松重さんがさまざまな食堂(けっしてレストランではなかったですね)に入り、黙々と独りで食事する光景が次々と映し出されました。その際の松重さんの表情は?というと、石塚英彦さんや彦磨呂さんのような食レポ芸人がいかにも美味しそうに食べるのとは違い、ただ黙々と表情も変えずに食べ、食事を終えた時に微かに満足そうな表情を浮かべるところが妙に印象的でした。

    
    ※ 美味しそうな料理を前にして、にやつく表情の松重さんです。


 その表情、仕草が妙に印象に残るところが松重さんの演技力なのでしょうか?ずーっと気になっていました。そうした中、このお正月に劇場版の「孤独のグルメ」が公開されていることを知り、さっそく駆け付けてみたということなのです。

 そんなわけでテレビ版の方はどのような構成となっているか良く知らないのですが、劇場版では一応一つのストーリーとして構成されていました。
 松重さんは輸入雑貨の貿易商である井之頭五郎役で、ある食材を求めて各地を飛び回り、訪れた街々の食事を堪能するという役どころです。
 その街々とは、フランスのパリ、長崎県の五島列島、韓国領の島(島名は?)、そして東京と…。

 ストーリーとしてはあり得ないところもあるのですが(ex.五島列島からスタンドアップパドルボードで韓国領の島に流れ着く?)、まあ原作が漫画ということから許されることでしょう。

    
     ※ 右側の韓国の入国審査官を演ずるユ・ジェミョンさんです。

 そうした突っ込みどころもありつつ、なんともいえない雰囲気を醸し出しつつ松重さんの魅力でぐいぐいと映画を引っ張ってゆくのでした。松重さんをサポートする助演人も内田有紀、杏、オダギリジョー、村田雄浩と芸達者が支え、特別出演として韓国俳優のユ・ジェミョンも協力して映画は出来上がっていました。
 細面の松重さんはグルメとしては異色にも思えるのですが、そのギャップがまたいいのかもしれません。

 映画を観ていた隣の老婦人が時折りクスッと笑いながら観ていたのですが、私もそれにつられて笑いを交えながら楽しく観ることができた「劇場版 孤独のグルメ」でした。




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