「私的に’20を振り返るPart Ⅲ」では【どんなステージを堪能したか】と【どんな映画を観たか】について振り返ってみることにする。これらのカテゴリーもいつもの年とはずいぶん違った様相となってしまった。
【どんなステージを堪能したか】
◆「チャリティーコンサート さっぽろ笑えば」(アマチュアミュージシャンのライブ)新栄寺 1/04
◆「CANTOR ニューイヤーコンサート」(本格的な声楽家たちのコンサート)サンプラザホール 1/05
◆「道教育大 実験劇場 マドリガーレ・オペラ」(北海道開拓使を描いたもの)市民交流プラザ 1/08
◆「北海道高校演劇Special Day」(高校演劇最優秀校:富良野高校演劇部) かでるホール 1/09
◆「道立近代美術館コンサート」(トランペット+トロンボーン+ピアノ)近代美術館 1/11
◆「フルート&ピアノコンサート」(西区文化フェスタの一環)ことにパトス 2/04
◆「0歳からの音楽会」(西区文化フェスタの一環 ヴァイオリン他)ことにパトス 2/05
◆「マンドリン四重奏演奏会」(日本マンドリン連盟北海道支部主催のコンサート)かでるホール 2/11
◆「ウィステリアホール『ふれあいコンサート』」(コントラバスの重低音の素晴らしさに酔う)2/17
◆「かでるdeかなでるFoster Concert」(自衛隊第11音楽隊&大谷高校吹奏楽)かでるホール 2/23
◆「PMF Connects LIVE 大通公園」(PMF修了生、3組13名のライブ)大通公園野外ステージ 9/05
◆「Kitaraファミリーコンサート」(札響による慈善コンサート)Kitara 9/06
◆「PMF Connects LIVE! SCARTS」(PMF修了生による弦楽三重奏)市民交流プラザ 9/29
◆「かでるホールライブ 配信事業」(ダンディー・フォーとクラシックトリオ)かでるホール9/29
◆「PMF Connects LIVE! 豊平館」(PMF修了生による弦楽三重奏+フルート)豊平館 10/02
◆「kitara 北海道を元気にするコンサート」(札響による慈善コンサート)Kitara 10/04
◆「PMF Connects LIVE!チ・カ・ホ」(PMF修了生によるフルートカルテット)チ・カ・ホ10/31
◆「hitaruでシネマ・ミュージック!」(札響による映画音楽コンサート)hitaru 11/03
◆「PMF Connects LIVE!時計台」(いずれもPMF修了生による弦楽四重奏)札幌時計台 12/16
◆「PMF Connects LIVE!チ・カ・ホ Ⅱ」(フルート五重奏によるコンサート)チ・カ・ホ12/21
◆「札響の第九」Ⅻ(秋山和慶氏指揮、私にとって12回目となる第九の演奏会)hitaru 12/26
【どんなステージを堪能したか】振り返ってみるとステージの方はコロナ禍であったにも関わらず、それなりの数のステージを楽しむことができたが、中止になったステージもけっこうあった。振り返ると3月から8月の間がまったくの空間となっている。9月からは札響の慈善コンサートやPMFのConnects LIVEが開催されたことでかなり癒されたところがあった。ステージ、特に音楽は生でなけりゃ魅力半減である。来年はぜひとも旧来に復してほしいと願うばかりである。
【どんな映画を観たか】
◆「男はつらいよ50 お帰り寅さん」(“寅さん”映画 50周年、50作目)ユナイテッドシネマ 1/04
◆「禁じられた歌声」(イスラム過激派によって虐げられるマリ共和国の人々)エルプラザ 1/14
◆「パラサイト 半地下の家族(韓国の格差社会を描いた秀作)ユナイテッドシネマ 1/15
◆「不良少年の夢」(元北星余市高校教諭:義家弘介をモデルにした映画)ちえりあホール 1/16
◆「モダンタイム」(1936年制作、チャプリン映画の代表作)かでる試写室 1/23
◆「風の電話」(東日本大震災で被害に遭い、家族を失った少女の物語)シネマフロンティア 1/28
◆「プラスチック・チャイナ」(廃プラスチックの再資源化工場の貧しい現実)ちえりあホール 2/09
◆「東京オリンピック(前編)」(1965年開催の東京オリンピック記録映画の前編)かでる試写室 2/21
◆「グリーンブック」(2019年アカデミー賞作品賞 米国の黒人差別問題を扱った作品)自宅 3/11
◆「永遠の〇(ゼロ)」(2015年日本アカデミー賞作品賞 特攻飛行士の悲哀を描いた作品)自宅 3/12
◆「舟を編む」(2014年日本アカデミー賞作品賞 辞書編集者の実態を描いた作品)自宅 3/13
◆「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(2015年アカデミー賞作品賞)自宅3/14
◆「海街 diary」(2016年の日本アカデミー賞作品賞 三姉妹と異母妹の物語)自宅 3/16
◆「新聞記者」(2020年の日本アカデミー賞作品賞 権力の横暴を暴く記者の物語)自宅 3/17
◆「アルゴ」(2013年のアカデミー賞作品賞 在テヘラン米国大使館人質救出作戦)自宅 3/18
◆「アーティスト」(2012年のアカデミー賞作品賞 モノクロ、サイレント映画に特徴)自宅 3/19
◆「桐島、部活やめるってよ」(2013年の日本アカデミー賞作品賞 高校生たちの生態)自宅 3/20
◆「シェイプ・オブ・ウォーター」(2018年のアカデミー賞作品賞 題名の意味は水の形)自宅 3/21
◆「三度目の殺人」(2018年の日本アカデミー賞作品賞 殺人犯は自らをも殺そうとした)自宅 3/22
◆「スポットライト 世紀のスクープ」(2016年のアカデミー賞最優秀作品賞)自宅 3/25
◆「沈まぬ太陽」(2010年度の日本アカデミー賞最優秀作品賞 山崎豊子原作 日航がモデル)自宅3/26
◆「ムーンライト」(2017年のアカデミー賞最優秀作品賞 米国の人種問題がモチーフ)自宅 3/27
◆「シン・ゴジラ」(2017年度日本アカデミー賞最優秀作品賞 ゴジラ映画の新境地)自宅 3/28
◆「ハート・ロッカー」(2010年度のアカデミー賞最優秀作品賞 軍の爆発物処理班の物語)自宅3/29
◆「キリングフィールド」(カンボジア内戦を取材する記者の脱出物語。BS放送)自宅 5/19
◆「駅馬車」(名匠ジョンフォード監督による西部劇の名作。白黒映画)札幌市民交流プラザ 7/19
◆「ディープ・インパクト」(1998年製作。巨大彗星が地球に激突する)札幌市民交流プラザ 7/19
◆「終着駅」(1953年製作。白黒映画。ローマ中央駅での男女の別離物語)かでる2・7 10/28
◆「山桜」(2008年製作の藤沢周平作品の映画化。田中麗奈の着物姿が印象的)かでる2・7 11/02
◆「SING/シング」(道立女性プラザ主催。アニメ映画)かでるホール 11/14
◆「サムライ」(1969年製作のアラン・ドロン主演のフランス映画。BS放送)自宅 11/19
◆「アラン・ドロンのゾロ」(1974年製作のアラン・ドロン版の怪傑ゾロの映画。 BS放送)自宅11/19
◆「若草物語」(1964年、日活が誇る浅丘ルリ子、吉永小百合など4女優が出演。BS放送)自宅11/28
◆「ガンジー」(1982年製作のガンジーの半生を描いた映画。BS放送)自宅12/02
◆「夕陽の用心棒」(1956年製作のイタリア製マカロニウェスタン。BS放送)自宅12/04
◆「許されざる者」(1992年、クリント・イーストウッド監督・主演の西部劇。BS放送)自宅12/10
◆「愛と青春の旅立ち」(1982年、リチャード・ギア主演 空軍士官学校の青春。BS放送)自宅12/15
◆「羊たちの沈黙」(1991年、サイコサスペンス映画としてアカデミー賞総なめ。BS放送)自宅12/20
◆「シンドラーのリスト」(1993年、モノクロ映画。スピルバーグ監督。BS放送)自宅12/25
映画の方は例年と全く様相を異にした。従来このカテゴリーは周りを暗くした広い会場で観賞する映画だけを対象としてきた。しかし、映画館などに赴く勇気が持てなかったり、映画館以外での映画観賞会が軒並み中止となる中で、 DVDのレンタルやテレビ放映の映画も今年は対象とした。そうしたこともあり、今年もそれなりにたくさんの映画を観ることができた。
特に春先に DVDのレンタル店からアメリカと日本のアカデミー賞作品賞を受賞した作品を集中して観賞することができ、楽しいひと時だった。映画はもっともコストパフォーマンスに優れたエンターテイメントだと信じて疑わない私にとってこれからも積極的に楽しみたいと思っている分野の一つである。