札幌に転居して15シーズン目の冬を迎えている。私の記憶では最も降雪が多いシーズンではないか?と思っている。札幌の道路は今、大変なことになっている。
先日、中心街へ歩いて向かった。私が歩いた道路(歩道)は北1条通りである。北1条通りというと、旧国道5号線(現在の国道5号線は札幌の中心街の周縁を巻くように走っている)であり、現在も札幌市と小樽市を結ぶ主要道である。その1条通り中心街に向かって歩いたのだが、西15~16丁目の知事公館前の歩道の脇の雪山がゆうに2mを超える高さまで雪が積み重なっているのを見て驚いた。これまでに初めて見た光景だった。これは道路側と歩道側からの除雪された雪が積み重なったためにうず高く積もったのだが、それにしてもこうした光景を目にするのは15年にして初めての光景だつた。ことほど左様に今冬の降雪は多く感ずる。
※ 北1条通りの歩道です。道路と歩道の間にはご覧のように2mを超える雪が積み重なっています。
※ 歩道をランニングする人と雪の高さを比べてみてください。
※ 雪の小山の向こうにはバスの屋根部分のみが覗くだけです。
そこで気象台のデータを探ってみた。すると今年の多雪はデータでもはっきりと表れていた。まず本日(1月31日現在)現在の「累計積雪量」は283cmである。ちなみに昨年の同日現在では206cm、平均では266cmだそうである。次に「積雪深」であるが、こちらは本日現在83cm、昨年は53cm、平均では55cmとこちらも昨年、平均年を上回っていることが分かる。
ちなみに「累計積雪量」は初雪から本日まで降った雪の量を合計した数字。「積雪深」は本日現在での計測値での雪の深さを表すとのことである。
降雪が多い光景は札幌市内のいたるところで見られる。この2~3日で目立ったところをカメラに収めたので、それらを列挙することにする。私が目にしないところでもっともっと凄い(深刻な)なところがあると思われる。
※ 中通りと呼ばれる通りはご覧のとおり。交差する車が交わす道幅がありません。
※ ご覧のとおり、ようやく1台が通れるのみです。
※ 通りは柔らかな雪で運転をより困難にしています。
※ 石山通の商店街一角ですが、歩道の除雪がままならず、店の入口は一段と低くなっています。
※ 札幌の中心街の歩道の特徴の一つです。ロードヒーティングがされている所と、そうでないところで大きな段差ができます。
マンション住まいの私は降雪による直接の苦労は少ないが、戸建て住宅の方々の除雪作業のご苦労がしのばれる。
今もまた、空からは雪が間断なく降っている…。
※ 昼近くの札幌市内ですが、降雪のために全体がどんよりと霞んでいます。
これらの写真は、貴重な記録になることでしょう。来年、温暖化が進んでまるで雪がなかったら、「去年はこんなに積もったのになあ」、なんて懐かしむことも?
そして道路の排雪が悪いのは、もしかしたら人手不足とか予算不足の影響があるんじゃなかろうか、と思ってしまいます。
今冬は本当に降雪が多いですね。貴ブログによると小樽の方もかなり降り積もっているようで大変ですね。歩く時にはお互い十分に気をつけねばなりませんね。
道路の除排雪が遅れているのは、間断なく降り続くために除排雪が追い付かないのではないかとみています。予算のことももちろん関係があるとは思うのですが…。