「なんか分らんなぁ~」、「でもどこか心地良いなぁ~」というのが率直な感想だった。「ランチブレイク」なんていう5人組をまるで知らなかった。札幌文化芸術交流センターSCARTSが主催するライブを聴く機会を得た。
SCARTSでは札幌市内で活動する音楽やダンス、演劇などの若者に活動の場を与え、それを市民に提供する場として「SCARTSステージシリーズ」を定期的に開催しているようだ。それを私が知り、「現代のポップミュージックを聴いてみるのもいいなぁ」と思い出演者などのことは何も知らずに観覧を希望したところ、入場券が舞い込んだということである。
そのステージが一昨日、「ランチブレイクのアフターランチブレイク」(なんだか言葉遊びみたい…)と称して、札幌市民交流プラザの1階、「SCARTSコート」で行われた。
※ 演奏中の写真はもちろんNGだったので、演奏前にステージをパチリと。
入場時に渡されたパンフでは、札幌を拠点に活動するポップグループ・ランチブレイクと紹介し、彼らのことを「かたちにとらわれず自由でアグレッシブ、おしゃれなサウンドにコミカルさと哀愁を併せもつというイイトコ全部取りの音楽で、札幌にて脂ののったライブを展開している」とあった。
ステージは5人が登場するや、いきなり演奏に入った。なかなかノリの良い曲だった。ふつうならコアなファンたちが歓声を上げるところだがコロナ禍のためか静かに聴き入っている。でも手拍子もないところがちょっと不思議に思えた。グルーブの構成は、リーダーでサイドギター&メインボーカルのクソトングいのうえ、リードギター&ボーカル小松チホコ、キーボード&ボーカルのmisaki、ベースギターのスミス、ドラムスの船橋“ロリス”孝太郎の5人組だった。
※ 彼らの写真をウェブ上から拝借しました。
ステージは特別MCなどもなく、次々と彼らのオリジナルが披露された。MCもないので曲名が分からない。確かに日本語の歌詞を歌っているのだが、歌詞不明瞭でいったいどのような内容なのかも分からないまま、計9曲が披露された。途中バックに映像が流れので「温泉」、「蕎麦屋」、「ヒストリア」といって曲が歌われたらしいことは推察できたが…。
ともかく曲の内容そのものの訳は分からなかったが、聴いていて耳障りではなく、むしろ心地良さを感ずる曲が多かった。
先に手拍子もなかったと書いたが、あるいはコアなファンはわざわざ往復ハガキなどで申し込むという面倒な手続きをしてまで参加してはいなかったのかもしれない。会場はけっこう若い人たちが目立ったが、彼らは「ランチブレイクってどんなグループ?」という思いで参加していた若者が多く、あるいは彼らのパワーに圧倒されていたのかもしれない。
面白い光景に出会った。何曲か演奏が終わった時にふと横の席を見て見ると、私と世代が違わないような男性があの大音響の中で居眠りをしていた。きっと彼にとってはたとえ大音響だったとしても、それは眠りを誘うほどの心地良い音楽だったのに違いない、と私は思ったのだが…。
う~ん。彼らの音楽にのめり込むことは間違ってもないが、今どきのポップミュージックの一端を知った思いだった。
今夜はWCアジア最終予選 対サウジアラビア戦!
1月27日の対中国戦に続いて、難敵サウジアラビアとの一戦です。ここでもし敗戦となると、WC本選出場はかなり難しくなるシビアの一戦です。何としても森保ジャパンに勝利を!の願いを込めてテレビの前で声援を送ります。明日のブログで観戦記を。