マリンバの軽快な響きにピアノとドラムの音が重なる。かでる2・7(道民活動センター)の高い空間の中に昼休みのひと時、三人の若者(?)の奏でる音が響き渡った。
少し古い話題で恐縮ではあるが、去る10月24日(火)お昼、かでる2・7の1階ロビーにおいて「かでるロビーコンサート」が開かれたので楽しませてもらった。
かでる2・7では定期的に昼休みのひと時を使ってロビーコンサートを開催している。(最近は開催の機会が少なくなったようだが…)先日のコンサートは通算で121回目の開催だという。今回招請されたのは「Esperanza(エスペランサ)」というマリンバ、ドラム、ピアノのトリオによる演奏だった。
昼休みの上、無料とあってお年寄りを中心に椅子席は直ぐに埋まったようだ。私が演奏開始10分前に着いたときには空席はなく、2階の廊下から立ったままで聴く羽目になった。
トリオを構成する方々のお名前は、マリンバが石川千華さん、ドラムが白戸達也さん、ピアノが田中千帆さんという方だった。白戸さんは私の故郷オホーツク管内出身(清里町)ということで親しみが持てたのだが、ピアノの田中さんも今年前半はオホーツク管内の斜里町にお勤めだったというから、どうやらオホーツク繋がりでトリオを結成したのではないか?と勘ぐってみたのだが…。
※ 演奏中のEsperanzaのトリオの面々です。
演奏してくれた曲目は次のとおりである。
◇ D.カバレフスキー/道化師のギャロップ
◇ 黒うさP/千本桜
◇ 葉加瀬太郎/情熱大陸
◇ B.ウィーラン/リバーダンスより~キャスリー伯爵夫人~ファイヤーダンス~
以上4曲を演奏した後、アンコールでやはりオホーツク関連で「知床旅情」が演奏された。
※ ロビーコンサートの会場の様子です。
Esperanzaの演奏はやはりマリンバがリードする演奏だったので、どうしてもマリンバに注目が集まる。そのマリンバであるが石川さんのマリンバは十分にプロとして通用する技を持たれている方だと思えた。ただ、私の場合は9月18日に札幌北一条教会において「マリンバデュオ リサイタル」を聴いて間もなかったこともあり、マリンバデュオの方が一日の長があると思えた。
ただ、オホーツク管内出身の私としては、彼らがオホーツクに関係があると聞いてどこか親しみを感じながら、彼らの今後の活躍を願ったのだった…。