二人は一見どこにも繋がりなどないように見える。ところが私の中では突然のように二人が繋がって見えてしまったのである。そんな “とんでも話” を綴ってみたい。お付き合いください。
大谷翔平…、今や飛ぶ鳥を落とすほどの勢いでアメリカ大リーグのドジャースで大活躍中である。彼の一打一打(今シーズンは一投一打と記せないが、来シーズンはそれも可能となる?)に日本中が一喜一憂していることはテレビの報道からも伝わってくる。もちろん私も彼がヒットを打った、ホームランを打った、と見たり、聞いたりしたときは心から嬉しくなってくる。彼の活躍は間違いなく私たち日本人を幸せにしてくれていると思う。
※ エンゼルスレッドも良かったが、ドジャースブルーがよく似合う大谷翔平です。
今や大谷翔平という名は、日本ばかりでなく、アメリカにおいても最も有名な日本人となっているのではないだろうか?それは、彼が野球人として超一流というだけではなく、人間としても素晴らしい振る舞いが誰からも愛される大きな要因だろう。例の水原通訳の問題で大ピンチに陥ったが、今やそれすらも乗り越えて大活躍中である。
※ 昨年のWBCでもサムライジャパンの主力として大活躍の大谷翔平でした。
一方の山口百恵であるが、彼女が光輝いたのは1970年代の8年間だけであり、結婚と同時に芸能界をスパッと引退したので、彼女と同時代を生きたのは我々おじさん・おばさん(いや、お爺さん・お婆さん)世代しか知らないかもしれない。
彼女はその生い立ちもあり、他のアイドルようにキャピキャピした明るさだけではなく、どこか翳のある表情が魅力的だった。そんな彼女の主なヒット曲を並べてみると、「としごろ」でデビューし、その後「ひと夏の経験」、「横須賀ストーリー」、「イミテーションゴールド」、「秋桜」、「プレイバックPart2」、「いい日旅立ち」などが思い浮かぶ。
※ デビュー当時のまだあどけない表情の山口百恵です。
特に私は「秋桜」以降の後半に出された曲目に注目した。「秋桜」のしっとりとした情景を歌ったと思うと、「プレイバックPart2」では暴走族のお姉さんが突っ張り少年とやり合うという真逆のキャラクターを何の違和感もなく歌いこなす彼女の力量に驚いたものだ。おそらく当時の山口百恵を見る日本人の多くは彼女のことを好ましく見ていたのではないか?ちょうど今、私たちが大谷翔平を見るように…。
彼女の「秋桜」を歌うユーチューブのコメント欄に次のようなコメントが載っていた。
「彼女はある領域やジャンルを超越していた人なので、大人っぽいとか綺麗だとか歌が上手いとかそういう評価を遥か超えて、神々しい感じです」まさに当時の日本人の山口百恵を見る目を代表するような言葉である。
※ すっかり女性の魅力もそなえた後半(といっても20歳前後)の山口百恵です。
彼女が結婚を機に一切マスコミの前に姿を現さなかった潔い生き方も、また多くの日本人の共感を呼んだのではないか?彼女は間違いなく、歌手という領域にとどまらず多くの日本人にある種の幸福感を与えてくれた人だった。
対して、現代を生き、今の日本人に幸福感を与え続けてくれている大谷翔平はどこまでその活躍の幅を広げるのだろうか?彼の一挙手一投足を追い続けたいと思う。
昨日投稿した「市民バンドフェスティバル」の合同演奏で聴いた「ジャパニーズ・グラフティⅨ~いい日旅立ち~」から恐ろしく発想が飛んでしまった。しかし、本日の投稿は私にとっては幸福感を感ずることのできたひと時だった…。
実際に彼が身近にいたら野球バカ(←褒めてます)過ぎる言動に、あるいは「え?」と思うこともあるかもしれません。
それを補ってあまりあるのが、彼の武者人形のような完璧なベビーフェイスだと思います。
あの笑顔を向けられたら、たいていのことは「まあ、いいか」と認めざるをえません!
対する山口百恵については、彼女が現役で活躍していたころ(ぼくは中学生くらいか)に無関心だったので、なんとも。
きれいサッパリ未練なく引退して、しかもカムバックなどもせず、自身を伝説にしてしまう演出の巧さに、「潔さ」が大好きな日本人がノックアウトされた、ということかな……。
ああ、相変わらず皮肉なものの見方ですこと!
それにしても山口百恵の大人っぽさと言ったら、今どきの30~40代でもなかなか出せない色香やあだっぽさですね~。
スポーツ嫌い(?)のしろまめさんでも、大谷選手の魅力は今や誰をも虜にするほどの実績、魅力を備えていますから、語り継がれる人となるでしょうね。
対する山口百恵さんについては、しろまめさん世代では実感が沸かないのは分かるような気がします。
また、私自身も言及しているようにあくまでコンサートで聴いていて、あの時代に突然タイムスリップしたということでして、それがある種突然に大谷選手に対する今の人たちの思いと、私自身がダブって見えてしまったということですね。
この件に関しては私世代の人たちでも異論反論激論があるんじゃないでしょうかねぇ。
いい~んですんです。私ひとりが勝手にそう思ったのですから…。