田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

冬まつり Ⅱ

2007-02-11 14:41:39 | その他
 昨夕、地元の冬まつりの「アイスキャンドルコンテスト」に、地域の幼稚園・保育園・小学校が一緒になって出品するために会場に出向きました。
 
 コンテストに参加していたのは4団体と少なく、ちょっと寂しい気もしました。
 私たち以外は、高等専門学校、高校生のボランティアグループ、大企業の支店の社員グループでした。
 コンテストということもあり、どのグループも色のついたアイスを制作していたり、いろいろな絵がプリントされたアイスが出品されたりと、工夫されていました。
 それに対して、我がグループは色もついてなく、デザインも「ミントくん」の下絵の上にアイスキャンドルを並べるだけというものでした。

 コンテストの入賞は、当然他のグループが獲得しました。
しかし、私たちは昨日も触れましたが、地域の幼稚園・保育園・小学校が連携して、地元のおまつりに参画することができたことに大きな意味を見出しています。
 
 昨夕は、寒い中、幼稚園、保育園、小学校の関係者が15時から集まり、まつりの会場で準備し、キャンドルに点灯し、そして出品作品を見守り、19時に撤去するまで、寒い中で互いに協力しながら一連の作業を行いました。

 それぞれの機関や組織が抱える実状の違いを乗り越えて、お互いの協力によって一つのことをやり遂げることができたことを私はとても尊く思っています。
 幼稚園・保育園の関係者も同じ思いだったようです。



 さてさて、今夜は教え子たちとの33年ぶりの集いです。
 心から楽しんでくるつもりです。



冬まつり

2007-02-10 10:58:54 | その他
  幼稚園児が、保育園児が、小学生が、地域のまつりに参画するって、なかなかいい話だと思いませんか?
 
 今日は私の住んでいる田舎の小都市の「冬まつり」です。
 札幌市のような巨大な祭りではなく、あくまでも市民による手づくりのお祭りです。
 祭りの催しの一つに、市民が出品する「アイスキャンドルコンテスト」というのがあります。
 その「アイスキャンドルコンテスト」に、私が住んでいる地域の幼稚園児・保育園児・小学生が協力し合って出品することにしたのです。

 私の住んでいる地域の幼稚園・保育園・小学校は日常からさまざまな面で連携し、協力し合う関係ができています。職員の交流や、子どもの交流も盛んに行っています。
 その交流の一環として子どもたちがアイスキャンドルづくりを行い、その作品を出品しようというものなのです。アイスキャンドルづくりは、既に8日に終わっています。

 これから会場に子どもたちが作ったアイスキャンドルを関係者と一緒に搬入し、会場で飾り付けをすることになっています。
 モチーフは小都市のマスコット「ミントくん」を浮き上がらせるように工夫しました。果たして思惑どおりにいきますか???
 寒い中、これから頑張ってこようと思います。
 



 

 


父さんの子守歌

2007-02-07 19:47:19 | その他
 「生きている鳥たちが、生きて飛びまわる空を、あなたに残しておいてやれるだろうか父さんは…」。懐かしい歌が聞こえてくる。昨年の春に父親になった長男が、子どもを寝かしつけているのだ。
 歌の題名は、通称「父さんの子守歌」と言われる「私の子どもたちへ」。子どもたちが幼いころ、私がよく歌ってあげた歌である。
 メジャーな歌ではないが、中津川フォークジャンボリーの中心人物であった笠木透さんの名作である。フォークソング全盛のころ、仲間とともに「高石ともやとナターシャセブン」を企画したときに初めて聞いて以来、そのメッセージに心を打たれたのを記憶している。
 子どもたちは、どうやらこの歌は私の自作の歌と思っていたようだ。モーツァルトも良いが、親が自分の声で歌ってあげる方が子どもの心に伝わるものがある。絵本も歌も親の声のぬくもりが、子どもの心を豊かにするのである。
 いま振り返ると、子育ての追われながら忙しく過ごしたころ、子どもたちからたくさんの喜びをもらった。子どもたちによって、親として育てられたように思える。若い親たちは、自然体で愛情を注ぎながら子育てを楽しみ、親としても育っていってほしい。

 名文である。筆者の温かな人柄をほうふつとさせる名文である。
 しかし、この文章は残念ながら私の文章ではありません。
 親しいお付き合いがあったわけではないのですが、よく知っている知人のS氏の文章です。
 S氏は定期的に新聞のコラム欄に登場するのですが、いつものその素晴らしい文章に注目し、感嘆していました。
 なぜ素晴らしいのだろうと、いつも考えていたのですが、一つは磨かれた感性というか、S氏が培ってきた素養の素晴らしさであろうと思われます。
 そして、今ひとつはS氏の温かな人柄と目線なのだろうと思います。

 私もS氏のような文章をぜひ紡ぎ出したいと念願しているのですが、そのためにはもっともっと人間修養が必要なのだと覚らされた今夜でした。

母に贈る鎮魂歌

2007-02-05 19:57:06 | その他
 念願だった小冊子「母に贈る鎮魂歌」がようやく完成しました。

 私は学生時代に大学を一年間休学して、ヨーロッパ・アジアの国々を彷徨して歩いた経験があります。
 それは遥か昔、40年前のことでした。
 事情を話すと複雑ですので省略しますが、既に父のいなかった私にとって、この旅を後押ししてくれたのが母でした。
 その母に心配かけまいと、私は旅先からせっせと便りを届けました。
 その便りの束を、母はある日私に戻してくれたのです。

 母への恩返しの意味もあり、その便りを基に、私の旅をなんとかまとめようと思い立ちました。
 しかし、怠惰な私の作業は遅々として進みません。
 そうこうしているうちに母までが他界してしまいました。
 私は私の怠惰を悔いました。私の旅を後押ししてくれた母に報いることができなかったと・・・。
 しかし、それでもやはり思いを完遂することが母への何よりの鎮魂になると考え、合間をみながら作業を進め、このほどなんとかゴールに辿り着いたのです。
 旅先からの手紙38通を掲載しながら、そこに《40年前の旅を今語る》と題して当時を想起する文章を添え、A4版、150ページの小冊子「母に贈る鎮魂歌」がこのほど印刷所から届きました。

 まえがきの最後に、母さん、今ようやく届けることができました…と書き添えました。
 近々、関係者の皆さまに届けようと思っています。

教え子???

2007-02-03 20:37:57 | その他
 教え子? … ではない。
 教え人? … そんな言葉はない。
 何と表現したらいいのだろう。

 先日、以前1年間だけ職場を共にしたことのあるN氏と二人だけで一献もった。
 N氏は、なぜか私を慕ってくれる。
 N氏とはこれまでも何度か酒席を共にしてきたのですが、私の札幌移転が近いということもあり、こちらでは最後の機会ということで先日二人でじっくりと語り合うことができた。
 N氏と私は20歳も歳が違うのです。
 しかし、彼との酒席は実に楽しいのです。
 なぜなのだろうか、と考えてみました。
 一つは、彼が実に謙虚であるということです。
 彼は拙い私から何かを学び取ろうと、いつも謙虚に私の話に耳を傾けてくれます。ですから、私は彼の期待に応えようと私の経験の成功も失敗も交えて、全てを伝えようと一生懸命話させてもらいます。
 さらに彼は、自ら伸びようという強い意志をもっていることです。
 自ら向上的に変容しようとする意志を感じさせてくれる人と話すことは、私にとっても心楽しいものがあります。

 私の経験が彼の中でどれだけ役に立つか分かりません。
 それを生かすも殺すも、彼次第だと思いますが、彼の姿勢は誰からも受け入れられ、きっと彼は伸びていってくれると信じています。

 私が彼ほどの謙虚さ、伸びようとする意志があったかどうかは、???ですが、私の話を、私の体験を聞いてくれようとする人がいてくれることは嬉しいことです。