それは“緑の効用”とでも表現するのが適当かもしれません。
木々の緑が癒しの効果を確かに私に与えてくれているように感ずるのです。
以前から何度か触れてきましたが、私の通勤経路にはミニ大通と称される緑に覆われた歩道があります。(添付写真)
距離的には正確ではありませんが、通勤距離全体は1,500~1,600mくらいあるようですが、そのおよそ半分にあたる700mくらいがミニ大通にあたります。
車もほとんどない(正確には3回車道と交差する)緑が鬱蒼と繁る中を毎日往復しています。
春のまだ緑がまばらだった頃から、青葉の頃、深緑の季節が過ぎ、まもなく紅葉の季節を迎えようとしています。
四季折々の表情を目で見、肌で感じながら、毎日通勤していると、感度の鈍い私にでも感ずるものがあるのです。
それは市内の他所を歩いているときとは、明らかに心の在り様が違っているように思えることなのです。
他所を歩いているときは、ただ目的地を目ざしてひたすら歩くことに専念しています。それは、ある意味目的地に達するまでただ耐える時間のようにも感じています。
それに対してミニ大通を歩くときは、けっしてそうした感覚ではなく、そこを歩いていること自体を楽しんでいる自分がいるのです。勤務を終えての帰路など、「早くミニ大通に到達したい」と思っていることさえあります。
ですから私にとって、ミニ大通を歩くことは愉悦感さえ感じるひと時なのです。
そんな私の中で憂鬱に思っていることがあります。それは、11月に転居することによってミニ大通が私の通勤路から外れてしまうのです。
距離的にはあまり違わないのですが、徒歩通勤が苦痛になるのでは、と今私はちょっと憂鬱な気分なのです・・・。