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今朝も早起きしてMTBで静まり返った里山へ。
桜も満開を迎えているが街の公園のような場所取り合戦もなく穏やかな景色。しかし宴会好きの私にとっては実はちょっと寂しい。
夜明け前に小雨がパラついたようだが木々の下のトレイルは乾いていた。ここのところ里山へはフルリジッドのパスハンでばかり来ていたので太いブロックタイヤとフロントサスペンションの感覚が新鮮だ。それでものんびりシングルトラックを下りちょっとした広場で一休み。
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雑草や花も続々と顔を出していてまさに新しい季節。桜にばかり気をとられがちだが季節はどんな動植物にも均等にやってきているようだ。ベンチで熱いコーヒーでも飲みたくなったが持ってきてなかったので諦め再びMTBに跨る。
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この坂の先にはどんな花が咲いているだろうか?そんな気持ちにさせる季節が里山にもやってきた。
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先日の花見の時、参加していたフランス人S氏(綴りがSかどうかは不明)が手土産に手料理のクスクスを持参した。こういう時にクスクスを持ってくるあたり、さすがと思いつつも私はどんな味付けをしているか興味深々。何せ私の山登り用食事メニューの中でも新進気鋭の食材として自らスポットライトを当て工夫して美味しくいただこうとしているからだ。
↓因みに私のとある山での昼食「クスクスのレトルトカレーがけ」↓
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そしてこの食材、料理をする上で私が克服しきれていない点がある。それは「臭い」ということ。もちろん食べ物なので食えないほどクサいというワケではないのだがどうにも油脂の臭いが鼻をかすめ、「毒には毒を持って制す」とばかりにバターやごま油などで隠そうとしているのだが「カンペキ!」という状態ではない。
そんな思いを胸に秘め、さっそくその本場仕込(?)のクスクスをいただくことに。
↓S氏作のクスクス↓
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見た目はパプリカやトマト、そして何かの葉っぱが見えヘルシーな雰囲気。そしてひと口いただき「うはっ!」とも「おおっ!」ともとれる感嘆の声を出した。
葉っぱは多分セロリの葉。その香りとトマトの酸味が見事に油クサさを消している。毒には毒…という我が戦法とは一線を画すやり方が正しいようだ。
う~んスバラシイ。トレビア~ン!