![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/4b/6c5451c83f58910821ea590a0c137acf.png)
私の自転車生活にとって冬のテーマとしてあるのが古道の峠巡り。
冬に向けての下調べでもしようかと思っているのだが、以前発見した近所の狭山丘陵南麓にある石碑を見て気分を盛り上げようと思いポタリングがてら出掛けてみた。
ポタリングとは言えその場所へのアプローチは手作りふうの階段を担ぎ上げ、林道のような道を少し行ったところ。車道から階段に行く時になぜか人目を気にしつつ山に入る。そして背丈ほどある雑草その他が切れたあたりにその石碑がある。
![多摩湖 多摩湖](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/3b/66da7e293e36b039e36b89144c0f9b6e.jpg?random=adb700412a852026f025af3437641d4a)
相変わらずの佇まい。この場所のすぐ近くには今や湖底に沈んでしまった村の伝説のような民話もあり、歴史の深さを感じるには十分だ。
そしてちょっとした段差の乗り越え石碑の文字を読む。
![多摩湖 多摩湖](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/5e/55b1a69de37e96dd6b4c4d31e5e29863.jpg?random=322ea842f645cc3ca90197b5535cadf7)
おお、左の石碑にはかすかに見える「宝暦七年七月十五日」の文字。西暦にすると1757年のようだ。江戸時代中期か?詳しいことは分らないが、ネットで調べる限り山岳宗教の何かなのかも知れない。そういえば民話も山岳宗教では信仰の対象とされる狼にまつわる話だった。
狭山丘陵でも都立公園内にある歴史的な遺物はその由来が紹介されているが、私はどちらかというとこうして人知れず鎮座しているモノに興味を持ってしまうのだ。