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前回のつづき。
昼食を済ませ暫くのんびりと過ごした後、ひそかに楽しみにしていた雪上散歩に出かけることにした。
山小屋までの登山道も今回持ってきた輪カンジキを途中から履いて登って来ていたが、二月の大雪の時に自宅で試しその楽しさを雪山で味わってみたいと思っていたのだ。
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普段ははっきりと分かるえぐれた山道も雪ですっかり周囲と同化している。膝丈ほどの草木も埋もれ、なだらかな雪の丘陵だ。大雪から一か月以上経っているので地面が露出している場所も結構あるが、雪原トレッキングを堪能し見晴らしのいい場所まで行くと富士山がうっすら見える。
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すっかり満足し小屋に戻っていつもの昭和歌謡などのレコードを聴きつつ宴会。さすがに宿泊客もいないので時間を忘れのんびりと夜を過ごし、翌朝帰宅した。