あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

 今年モズを婆ラッチしていた。

2024-06-28 00:41:10 | 野鳥

ちょうどパソコンが使えなかった頃のことなのだけど
我が家の伸びっぱなしの庭の木に、巣でもあるんじゃないかって思うくらい
二羽のモズが朝早くから始終鳴き声が聞こえていた。
けっこう二羽で囀るとうるさいくらいだけど
それでも野鳥の囀りって良いもんだって
草むしりをしながら囀りを楽しんでいた。

 

夫が亡くなって庭の木は伸び放題


こんなに近くで囀っているのだから、写真でも撮ってみようかと
カメラ持参での農作業なのだけど、カメラから離れていると近くまで来ていたり
カメラを持つとサッと離れてしまったり…なかなかのツンデレ状態に
どうしても撮ってやるとカメラを構える婆ラッチ。

 

 

 



モズって猛禽類にしては小さくって
カエルやバッタなどはやにえにしたりして
ちょっと怖い感じがするかもしれないけど、意外と可愛い。
囀りもうるさいけど耳障りではなく可愛い感じだし。
とても猛禽類なんて思えない。
今はモズは普通は猛禽類には含まれなくて
スズメ目、モズ科に属するらしい。

 

 

 

 






ちなみに「はやにえ」を、漢字では「早贄」あるいは「速贄」と書き
これは「秋に初めての獲物を生け贄として捧げた」との言い伝えによるものらしい。
バッタやカマキリ、カエルやトカゲ、魚、小鳥やネズミ・モグラ…小動物かな?
ともあれカエルとバッタは見かけたことがある。


理由として冬のための保存食とか
ワシやタカと比べ足の力が弱く獲物をつかんで食べることができないモズが
獲物を固定する手段として枝などに刺すという話や
ただ本能的にとらえて突き刺す習性があるという説などなど。



 

 

 




しかし近年の研究で、はやにえをたくさん食べたオスほど
繁殖期の囀りの質が高まることでメスを獲得しやすくなるようで
はやにえは、オスによるメス獲得競争のための栄養源であるというのが有力説のらしい。


ともあれ、モズを追いかけて農作業半端で写真撮り
電線に止まってみたり、庭の木やハウスのパイプなど
なんとなく秋から冬の野鳥だと思っていたモズ。

 

 

 




ところが最近になってトンと姿が見えなくなってしまった。
あまりの婆ラッチにウザさにどっかへ行ってしまったのか?
なんだか…寂しいなあ。




余談だけど…。
サトウハチロー氏のモズの「小さい秋みつけた」も好きだけど
同じ作詞でも「もずが枯れ木で」が、なんとなく切なくて好きだ。



 

コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする