あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

色あせてしまった思い出公園と化石の広場

2020-05-16 23:39:32 | ばあばの保育
我が家ではいつしかその公園を思い出公園と呼んでいた。

それは2年ほど前の事だったか
いや、最初に出会った頃と言えば
サクぼんがまだヨチヨチ歩きだった頃だったか
我が家の近くに住んでいた家族には
サクぼんやまる子と同じ年代の子がいて
近くに同じような年代の子がいなかったせいかどうか
いつしか仲よく遊ぶようになり家族ぐるみの付き合いとなっていた。
 
いつも土曜日とか日曜日ともなると
どちらかともなく誘い合って
地区から少し離れた公園へと散歩がてらに遊びに行く事が多かった。
こぢんまりとした公園だけど、同世代の仲良しの子と遊べば
遊具なんてどうでも良い事だったのかもしれない。
 
サクぼんよりも気持ち背が高めで
利発そうな顔をした、サクぼんをぐいぐい引っ張ってくれるような
そんな女の子で、今は保育園と幼稚園と違うけど
小学校は一緒で…ずっとずっと一緒に同じ時を過ごすものと
いつしかぼんやりと思い描いていたのかもしれない。
 
それがご両親の都合で遠くに引っ越して行き
それでも一年に一度くらいはと泊まりがけで来てくれたり
手紙が来たりと…なかなか会う事も叶わなくなって
楽しかったあの公園も今は思い出公園と呼ばれるようになってしまった。
 
先日、休校だったサクぼんと自転車に乗ってスーパーへお買い物へ行く途中
思いで公園お近くを通り、久々に思い出公園へ行きたいという。

その日は忙しかったので後でねって約束をして
思いがけず、お母さんとまる子が病院へ行く事になったので
サクぼんとチビ太とお留守番。
 
つまんなそうな二人に、そうだ!思い出公園へ行こうかって提案に
不足があろうはずもなく車で近くのドラッグストアーの駐車場の隅っこに
車を停めさせてもらい向かった思い出公園。
 
天気の良い日で、でも公園には誰もいなくて
ジャングルジムと滑り台とブランコと、それだけの公園だけど
在りし日を思いでしているのかなサクぼん。
 
 
 
 
 

そんなサクぼんは、なんとなくつまらなそうな顔をしてる。
どうした?サクぼん。
この公園こんなだったっけ?
あんまりおもしろくない…それはね、サクぼん。
きっとあの子がいたから楽しかったんじゃないのかな?そう思った。
どんなちっぽけな公園だってね。
 
そっか…そうなんだ。
 
せっかく喜ぶかと思って連れてきたのだけど
サクぼんにとって、今はもうもぬけの殻の
つまらない公園になってしまったんだねえ…。
 
 
 
 
じゃ~さ、どっか別のとこに行こうか?
とは言っても近くの運動公園では、きっとまだ遊具は使えないだろうし
大きな神社の鯉に餌やりに行こうか?
それとも白鳳山公園にでも行ってみるか?

公園とは言っても古ぼけたアスレチックがあるくらいで
普通の山だよ、そこからお家が見えるかもしれないね。
どっちがいい?
 
そういったら興味が持てたらしく山の方へ行ってみるって!
無論チビたんはどこであろうが文句があろうはずもなく
車の中でキャッキャとはしゃいでいる。
 
思い出公園から車で…10分か15分くらいか
美里町の一角から白鳳山公園入口看板を入って行くが
が…残念な事に、コロナウィルスの為か入山出来なくなっていた。

あららら、ホント残念!しょうがないよねって
途中でUターンして…おや??
 
ポツンと資料館のようなとこに大小の丸い石というか
丸い岩のようなオブジェとも違う
なんか無造作に置かれているのだけど
葉っぱの形の岩や真ん中がアボカドの種をくり抜いたような形になっているものとか
大きな岩が真ん中から割れて人が通れるようになってるものとか
とかく少年の心をくすぐるような岩ばっかり!
 
 
 
 
ご丁寧に虫食い葉っぱ
 
町中から階段を使って登って来れる。
 
すっかり魅了されてしまったようで
チビたんの手を取って上に上がらせたり
自分で岩の上に登って風を感じたり
看板を見れば「化石の広場」とあり
家に帰って、その謂れなどを調べてみたけど
特に詳しくも出ていずに、そこにそういう広場があるってだけの
何だか不思議な不思議な空間のようだった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
話を聞いたまる子も行きたがったので
近いうちにまた連れて行ってあげようと思っている。
 
 
 
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