きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

1枚の履歴書

2013-11-20 | 息子keke
今日もまた鉄火巻きが半額で買えて、今日もお寿司だねなんて言いながら、ビールも買ってきたよ、と言うと、kekeはもう試験が近いからずっと飲んでいないそうだ。

「試験が終わったら結果はともあれ、仕事を探してほしい」と言うと、またあーあ、と言う。

「大変なら無理ならもういいよ、私が働けるうちは稼ぐし、それがダメになったら最悪死んでもいいんだ。」と言うと、kekeは「刑務所ならご飯が食べられる。」と言い、「生きていくなら、それも一つの方法だ。」と私も言う。

keke「(このうちは)朝食がないけど、3食食べられる。(苦笑)」
sake「kekeは真面目だから、きっと模範囚になるね。」
keke「そしたら早く出されちゃうよ。」
sake「入りたければ、また万引きでもして自首すればいいさ。」

「それに生活保護って方法もある。」と私は言った。
kekeはえー・・と言った。

「江戸時代に生まれたかった。」
「江戸時代だって、就職は大変だったらしいよ。浪人もいるんだし。」
「それじゃ鎌倉時代。」
「農業がしたいのか?それなら農家を探したらどうだろう?」

そう言うと、kekeは「違う」と言って、「いつ死ぬか分からない時代に生まれたかった」と言う。


もう苦しんでムリして生きて行くことはないんだ。

kekeは大学も中退してしまった。
これから、履歴書も何枚書いて送っても、採用されるかどうかも分かりはしない。

でもいいんだ。

たった一枚の履歴書で、本人を見ることも無く、NOをつきつける。
それを正しいと思ってしまうような人間たちの世の中で、かかとの裏でふんづけられて生きてくことなんてない。
 
何回履歴書を送っても「お前はダメだダメだ。」とつきつけられて、自分がダメ人間だと思いこんで、部屋から出られないkekeの方がこわいんだ。
何の恐れもなく、自分を受け入れられる場所で、大手をふるって生きて行けばいいんだよ。
それがどんなに短い時間だとしても。


履歴書で何が分かるのか。
学校を辞めた理由なんて、人の数ほどあるだろう。
落すために、揚げ足取りしかできない人間の、
それの何が正しいのか。

生活保護だって、いろんな理由があるだろう。

囚人だって、いろんな理由があるだろう。




昔は「切腹」って言う、しきたりがあったのだ。
恥をさらすより、死を選ぶと言う考え方だ。

ののしられ、ダメ人間と見せつけられて生きて行くより、命にかえて誇りを取る生き方だ。
日本人にはそういう魂が宿っているんじゃなかろうか。


本当に命が大切だと思うなら、どんな生き方をしてようと、どんな稼ぎ方をしていようと、
その人の生きざまに敬意を表せると私は思う。

すなおに生きる

2013-11-19 | 女だから思ったこと
許してあげたい。
自分を。


泣いてる自分も

怒っている自分も

時にねたんだりしてしまう自分も

すねてしまう自分も

うらんでいる自分も
認めてあげよう。


マイナスの感情と言うけれど、それは便宜上のことばであって
自然に生まれる気持は、「よい」でも「わるい」でもない。

そこにあるのは、ただ「そういう気持」。


「わるい気持」と決めつけてしまうと、原因を追究してしまう。

もし仮に誰かの行動でそういう気持になったとしても
その人にも事情があったかもしれない。

本当にわるいことがあるとしたら、法律が裁いてくれるから
そうでないことは裁かない。


自分は自分の気持に精一杯向き合うだけ。


だから泣きたかったら、泣いてみて。

怒りたかったら、怒ってみて。

たまにねたんだり、うらんだりしても許してみよう。
人のせいにもしないかわりに、そんな自分も受け止めてみよう。


1人で、自分のきもちを精一杯受けとめられるようになったら
また次のドアが開く。

だから、泣いてる自分も、怒ってるのも、うらんでるのも、ねたんでいるのも
全部好き。

全部キラキラかがやいている私の正直なきもちだから。


ほんとに正直に生きると気持いいよ。

私はこんなに小さくって、稼ぎも少なくって、年中マヌケなことをするおばさんさ。
離婚もしてて、割とひとりぼっち。
でも、だけども、好きなんだよ。
正直ものだから。

大きく見せることも背伸びすることも何もいらなくって
どんな気持でいても、「いいよ」って言ってあげる。
自分を全部許してあげられる。

だからすごくラクチンだよ。


今日は家に帰ったら、何しようかな。
おいしいものを食べようって思うんだ。

まぐろづくし

2013-11-18 | 息子keke
去年の今頃のブログには、「来月から配るカレンダーも包んでないし、伝票も9月で止まっている」と書いてあり、休日出勤までしていたようだ。
今もそれとまったく同じ状況なのに、危機感が無い。困ったものだ。忙しいのに慣れてしまったのかもしれない。

それでも、誰かが残業しているなら一緒に少しでも仕事を片付けようと思ったのに、社長が帰ると、nanuさんも何となくトイレに入り、これから帰ります的な感じなので、私も帰ろうかなと着替えに立つと、nanuさんは秀クンに「帰らないのか?帰るんだったらもう帰っちゃおうぜ」と誘っていた。
それでも二人は、(珍しく)私が着替え終わるまで待っててくれて、3人で退社した。
私はドアのカギを閉めながら「あれ?暖房消しましたっけ?」と言うと、「オレ知らない」とnanuさんが言うので、1人戻って確かめて、カギを掛けた。
もう、二人は車を出す所だった。


私はどうしよう?と思って、今日は何となく図書館に寄って、ちょっと遠いスーパーに行ってみた。

すると、今日はお寿司の「まぐろづくし」(まぐろばかりの寿司)が半額になっていた。
このまぐろばかりの寿司、と言うのは近所のスーパーでは無いので、しかも半額なんてめったにお目にかかれない代物なのだ。さすがに半額なので色はもうイマイチだったのだけど、「kekeに食べさせたい!」と思って、すぐにカゴに入れた。

そして自分は昨日の残りのスパゲティや、半額のお惣菜の小パックで済まそうと思ったのだけど、一回りしてもまだ半額のまぐろづくしは売り切れておらず、残っている。
う~ん・・と考えて、「これ1パックだけkekeに買って行っても、kekeは私のために半分残すだろうな。」と思い、「二つ買って今日は二人で思いっきりまぐろ寿司を食べよう!」と思って、2パックにした。

道のりが遠いので、ビールも買って冷やしながら持って帰った。

そしてkekeに「まぐろづくしを買ってきた」と言うと、やってきて、二人で食べた。
たかが半額のスーパーの寿司なのだけど、まぐろばかりと言うのがしかも2パックも買ったことはないので、うまいうまいと二人で満足しながら食べた。

私が顔を洗ったり着替えたりして後から食べたのに、kekeはゆっくり食べて、終わるのはほぼ同時で、私はマグロ寿司が無くなった後も、物足りなくてクラッカーを食べたりして、kekeに「これ食べる?」と言うけれど、kekeは「寿司の味を失いたくない」と言って、決して食べることは無かった。

こんなことがしあわせだなぁーと思う。

最近のカレー事情

2013-11-17 | ぶきっちょさんの家事一般
やはり何かあるとカレーである。

子供の頃のように、外食するたびに「カレー」を注文する事はないのだけど、ここぞと言う時はカレーなのである。
例えば、体調不良によるとか、今日は食べられないとか、病み上がりとか、何かあるとカレーに頼る私なのである。

そんな私の最近のカレー談である。


ここ半年~1年ぐらい私はカレーを作る際にだいたいルーが決まっていた。
S&B「こいとろけるカレー濃厚デミグラス(中辛)」で作って、最後に「横浜舶来亭BLACK辛口」を少々入れて辛さをきかすカレーである。


お勧めはエビカレーである。
玉ねぎ1個~1個半(割と多めかなぐらいで)をみじんきりして炒め、エビ(8匹200円程度の安いもの)を殻と背ワタを取って炒め、水を入れ、こいとろける濃厚デミグラス↑のルー3~4カケぐらいを入れ、最後に横浜舶来亭BLACK辛口を大さじ1ぐらい入れる、と言うカレーである。(2~3人前)

ルーはあれこれ味見をしてこれに落ちついたわけではなく、安売りのを買ってみたらまあまあだった、だからいつもこれ、みたいな感じである。中辛だけだと辛さが物足りないので、横浜舶来亭の辛口を最後に入れて調整している。

そんな私が先月、つい浮気をしてしまった。
スーパーに行ったら、グリコの「香味カレー」と言うのが大量に置いてあって、しかもフレーク状で裏を読むと、「玉ねぎと牛肉を炒めて10分煮込めば出来上がり」と書いてあり、この「10分」と言う言葉にフラフラとなり、ついカゴに入れてしまった。


そして早速裏を読んで、その通りに作ってみたら、うまかった。
どんな風にうまかったかは、すぐにブログに書くつもりで写真まで撮ったのだが、あれよあれよと言う間に日時が経ってしまい、もうどんな風においしかったか、忘れてしまった。ただ、もう一度作ろうかなと思ったことだけは間違いない。
たしか値段も178円ぐらいだったと思う。(2~3人前)

そしてまた1ヶ月ぐらいが過ぎ、明らかにカレー中毒(もうカレーが食べたくてたまらない)のような感じであった。もう絶対に今日こそはカレーを作らねばと思って、またあの10分カレーを買おうと思ってスーパーに行ったら、その隣にはこのビーフペッパーカリーと言うものがあった。


これはフレーク状ではなく、既にレトルトになっているのだ。
裏を読むと、牛肉と玉ねぎと炒めて、これをそのまま入れて2分煮込むとできあがり、と書いてある。

「2分でカレー!!」
レトルト温めるより早いじゃんみたいな感じで、またまたよろめきそうになったが、このカレー、278円もするのである。

「それなら、普通に100円のレトルト2つでいいじゃんか。。」と思いながらも、単純に温めるだけのレトルトだと、子供から手抜きと揶揄され自分も罪悪感がつきまとう。
しかし、これなら手作りと見栄を張れる・・・と思いカゴに入る。


そして・・・裏に書かれたとおりに材料を集めて作ってみたところ・・・

うまい!
感想を言うと、インド屋さんのカレー、みたいな感じである。
(私はインドカレー専門店に行った事がないが、行けばきっとこんなカレーが出てくるんだろうなと言うイメージ。)ほどほどにスパイシー、香辛料あれこれ使ってる的で、しかも日本人のカレー感覚の許容範囲にある。
普通、外で食べれば700円、800円するものを、家で手軽に食べちゃっていいのかしら?みたいな感覚である。

278円もするならレトルト二つでいいじゃんと思いもしたが、やはり具が(玉ねぎ半分+牛肉150グラム)しっかり入っていると満足する。
どうしても煮込み時間が少ないので、あの「翌日のカレー」みたいな具とルーのなごんだまろやかさはどうして欠けてしまうのだが、ルーをしっかりかけて食べるとあれこれのスパイシーさで補ってくれる。
水をまったく入れないので、裏の記述通りに作れば誰が作っても失敗がなくインド料理店のカレーを食べることができる。
分量も二人家族の我が家では、二人で食べて、もう少しお代わりできるぐらいの丁度いい分量である。


今までカレーを作るとつい作りすぎてしまい、3日ぐらい自分で食べていたが、これらは最初から2~3人前なので、飽きる前に無くなる。また近いうちに作って食べたい。

寝たままの父

2013-11-16 | 父の記録と母の思い出
今日は父の面会に行く。

昼食を介助するつもりで来たのに、まだ父は部屋で休んでいて、看護士さんが起こしてくれた。
車椅子に移動するのにも、前に骨折した足が痛いようで、顔をひきつらせたまま。

食事も口に入れたままダランと眠ってしまう。
声を掛けても起きる様子が無い。
車椅子に移動したり、痛かったりで、もう疲れてしまったのだろうか。
看護士さんが「このままだと誤飲の可能性があって危ないから」と口の中に残った食べ物を手袋をはめた指でかき出した。
また後でスタッフで食事をさせます、と言うことになった。

父の苦しそうなひきつった顔を見ると、亡くなった叔母に似ていたんだな、と気がつく。
それまで父と叔母の顔が似てるとは思わなかった。

どちらかと言うと、父は色黒でどっしりした感じで、叔母は色が白くてすました感じ。
並んで歩いても、兄弟だとはあまり見られなかったようだ。

でも、ここで急に二人の顔つきが似ていたことに気がつく。
もしかしたら、苦しい表情が似ているのかもしれない。

人生の終わりで、体が思うように動かず「あなたのためだから」と言われて、足の位置も固定され、痛くて顔がひきつって、食べたものをかき出され、そんな風になっている自分も確かには認識できなくって。
人はこんな風に終わって行くのか・・・と思うと、自分の父が、と言うより、人間が、生きとし生けるものが、切ない。
いったい私達は何の為に生きているのだろう。
そんな感じで。


いつか自分もそんな姿になって、kekeはそれを見ることになるのだろうか。

最後の親バカ。
そんな姿見せたくないなぁ、と思ってしまう。

その時にkekeが大人になって、そんなことにも向き合えるような精神力がついているといいけれど。
とても今はそんな想像できないや。

先週の父のことを思いだそう。
先週は、とてもよくご飯を食べていたこと。
お肉も野菜も、今ではもうそぼろみたいに細かくなっているけれど、よく食べて、最後にリンゴのすりおろしも、プリンも食べていたっけ。

一時期全然口を開けなかった時期があったのに、また元気になったんだと思ったんだっけ。

来週は、また食事ができるようになっているといいな。

開かないパソコン

2013-11-15 | 今の会社
会社のある人のパソコンが開かなくなった。
途中までは立ち上がるのだが、「パスワードを入力してください」と言うのがでてきて、それがちゃんと合わないとデスクトップが開かないのである。

私は「エー?」と言って、「いつもパソコン使ってたじゃありませんか。」と言うと、「メールを携帯やタブレットに転送するのでずっと電源を入れっぱなしにしてた。誰かがパソコンの電源切ったからパスワードが分からないと開かない。」と言う。

「自分で決めたパスワードだから、ある程度推測がつくのでは?」と言うも何を入れても開かない開かないと言う。

「あ、そうだ!大文字小文字が逆になってるのかも?シフトを押しながら入力してみてはどうでしょう?」と言ってもダメ。近くにいた秀クンが「会社の名前じゃなかったでしたっけ?」と言うと、最初はそうだったけど、その後で変えた、名前とかそんなものなのに開かないと言う。

「それじゃ、ネットで方法を検索してみましょう。」と言うと、「sakeさん、調べておいて・・」と言い残して出て行った。

(いやぁ、この私でもそこまでマヌケなことはやらんわ。。)と思いつつ「同類相憐れむ」みたいな気持で検索してみたが、なかなか名案はないようである。リカバリーして初期状態に戻すのが一般的のようだ。

もうダメかも・・と思いつつ、パソコンに詳しい業者さんに電話してみた。
いつも困った時に相談に乗ってくれるそこのおじいさんはフンフンと聞き、「それはパソコンのリカバリーになってしまいますね。」と言う。

「リカバリーになってしまいますか。」
「そうですね、そのPCはウィンドウズの何ですか?」
「XPです。」
「XPまでなら解析ソフトがあります。ソフト屋さんなら持ってますから呼ぶこともできますよ。有料になりますが。」
「幾らぐらい掛かりますか。」
「そんなに掛かりませんよ、出張費用で1~2万ぐらいです。」
(えぇ・・・・(+o+))

たったこれだけのことで、1~2万とは。。。。


翌日の朝。

私はいつもより5分早く家を出ることができ、会社についた。
一人着替えると、その「開かない」パソコンをじっとにらみ、つかつかつかと近寄ってみた。

開かないはずがない、と信じて、キーボードを叩いた。
すると、二回目でデスクトップが現れた。

「開いちゃった・・・・・(@_@;)」


男はどうしてこう言う時に、ありきたりな誰でも分かるようなものにしておくのだろう。
よく「女の浮気はばれない」と言うけれど、男の詰めが甘いだけなのではないか。。。

携帯のロックもはずされるのはたいていが男の方である。
女のロックがはずされるなんて聞かないじゃないか。

私はできれば自分だと正体がばれないように、そのままにしておいて、黙っていた。
しかし、ばれた。
何故なら、その場に私しか居なかったからである。

その人からは一応喜ばれたが、ちょっと気まずくなった。

やさしい一日

2013-11-14 | 今の会社
OROからの請求書がまた遅れてる。
毎月締切日から3~4日ぐらい遅れているのだ。

なので最近は、メールで「請求書出してください」と催促している。
秀クンは冗談で「払わなければいいじゃん」と言うが金額がそこそこあるので、払わなければ困るだろうと思うのだ。
 
それでも今月はまだ来ないので電話もした。
すると「今、オタクに向ってるトコ~w」とOROが言う。
(なかなか来ない出前みたい。)

そうかと思うと、明日の午前中はnanuさんの所の引渡しなのに、その時の書類も何も頼まれて無い。
何も言われて無いから放っておこうかと思ったけれど、ギリギリになって作れと言われても困るのは自分なので、「何も頼まれてませんけど大丈夫ですか?」とメールを送ったところ、彼もこちらに向っていて、あちこちのカギや取説を全部置いてまた出て行った。

こうして私はどんどん仕事が増える。
でも、増えているうちは、ご飯が食べられる。
 
仕事があることで、誰かから頼まれていることで、自分が生きていることを確認する。

ちょっと昔だったら「自分ばっかり仕事を押し付けられて」と思っていたところを、「私って、みんなから仕事を頼まれてエライ。」と褒めてあげる。
自分ひとりの世界で褒めてあげる。
 
sakeさん、今日もみんなを助けてあげてエライ、と言ってあげる。

事実なんてどうでもいい。
私がそう思えていることが事実なのだ。
 
私は明日もあさっても働く。
仕事がある。

課長と秀クンは先に帰ってしまって、また1人で残ってしまった。
社長が帰ってきた。
真面目に仕事をしていて良かった、と思う。
空気がなごむ。


家に帰って、カルボナーラを作る予定の、ソースを買いに行く。
そして、ついでにまた半額のものを買い込んでしまった。

余計な物をレジ袋に押し込んで、それが幸せなのだ、と確認する。
こんなささやかな贅沢が幸せなのだ、と確認する。


毎日が、喜びであふれている。
いつかこの気持を、kekeにも感じてほしい。

判決

2013-11-13 | 息子keke
「まだ22だったっけ。」
とkekeが言う。

「来年は24になってしまうのかと思ってた。1年若かった。」
と言う。
そしてまたベッドにひっくり返っていた。


そう言えばたしかにこの年頃って1年がやたら大きくて

私が就職したのは23だったけど、仲のよかったMEGUちゃんは24で、
短大卒の子から私達は「おばさん」と言われていて、MEGUちゃんは
「あの時24だったのに、まだ24だったのにオバサンだと思い込まされてしまった。」
と、今だに必ずその話をするぐらい、貴重な年なのだった。

いいよ、keke。
もうそんなに頭を抱えてまで仕事を探さなくっても。


心理学の本によると、私のような小心者はこう言う時に「最悪の事態」を想定して、それでもどうにかなるさと思えばいいらしい。

私は最悪の事態を考えて、kekeが働けなくても、私が働いて、あと20年ぐらいは最悪乞食でも何でもしてみたとして、あと20年しても私もkekeも稼げなくなったら、二人で死のう。
あぁなんだ、死ねばいいのか。

「死ぬと言うことを体験して無いからさ」とAさんは言うけれど、それも事実なんだろうけど
小さい時で言えば、逆上がり。

クラスで5人ぐらいできない子が居たとして、チャイムが終わって残されても、そのうちの4人は最後の最後にどうにかできる子で、私はゼッタイできない。何故なら、足を地面から離すのが怖いから。
うんていも同じ。
3つめからどうしても手が届かない。足が離せないから。

運動能力じゃない、精神科だよ!
今ならそう分かるけど、あの頃は何も言えなくて親にも言えなくて、先生になんぞ分かるはずも無く、死刑判決だとしたら大げさだろうけど、絶対できないのが分かってて迫りくる、判決を待っている、そんな心境だった体育の時間。
そして、ボールが見えてくると今日は死刑じゃなかったとホッとする。

あの頃の気持を思い出すと、「死ぬ」ってことが、「あぁそうか死ねばいいのか」と思ってしまう。
こんな年になっても。


明るくて
学歴があって
社交的で活発な

体育会系の

そんな子だけが、企業からも社会からも必要とされるなら
そんな子達だけが生きて行けばよいじゃない。
今の世の中はそんな感じでしょうから。


だからいいよ。もう。
ムリなら働かなくたって。
どうしてもだめなら、二人で死ねばいい。
それだけのことさ。

そう言ってやりたいけど、「親」と言う最後の砦が、まだ言わせない。
また今日も。

夕方の残業仕事

2013-11-12 | 今の会社
週明けになってまた忙しくなってしまった。

パトロールの人のためにヘルメットやジャンバーを用意していたり、注文書だの請求書を作れだの言われて、午前中は終わってしまった。

さて午後から支払の請求書をまとめようと思ったら、社長から電話が掛かって来て、「登記しなきゃならないから謄本と印鑑証明とってきて。」と言う。

「F社からも謄本と印鑑証明とってきてもらうようにメール送って。」
「お客さんの書類はnanuに頼んでるから、持ってきたら全部まとめて登記お願いするトコに送って。」
「登記するトコから必要な図面が連絡来るから、探して送って。」

F社に連絡をして、謄本と印鑑証明を取りに行く。帰るともう夕方。

それじゃ夕方残り1時間でも経理の仕事を・・・と思う時に、秀クンは「これから道路使用とりに行って、そのまま戻らないから。」と言う。
課長も「あ!オレもそのために戻ったのに忘れてた」と言って、もうギリギリだよ、とか言って出て行った。

二人もそれきり会社には戻ってこない。


何となくくそぉ・・と思いながら、1人で残りの事務仕事。

ひたすら請求書の金額を打込みをしていると、プルプルプルと携帯が振動する。

かなり長い間プルプル振動しているので、「はて、G子からの電話だろうか」と思って画面を見てみると、「非表示」さんからの着信である。

まったくどこの誰だろう気持悪いなぁ、折り返し掛けることも無く、でも気持悪いので非表示はプルプルすらしないように設定しようとしたら、何か間違えてマナーモードになってしまった。

「もしや」と思って、会社の目の前の電話から自分の携帯に掛けたが、ただプルプルするだけ。
(G子以外の人からは、掛かるとちゃんと電話音が鳴るはずなのに。)

「これは一大事!大切な電話も、もう鳴らなくなってしまった!!」
と私は焦り、あちこちの設定を見てみるが「マナーモード解除」の設定箇所がない。
どうしょうどうしよう、もう一生掛かってきた電話に気がつかないかも、みたいな大げさモードに陥り、しかも時間は無駄にしたくないので、いいからドコモショップに電話して、「こちらで買った携帯のマナーモードが解除されない。困った。やり方教えてください」と電話した。

すると電話口の人は真面目に、「右下のマナーと言うボタンを長押ししてみてください」と言い、その通りにしてみた。マナーモードのマークは消えた。
御礼を言って電話を切り、もう一度会社の電話から自分の携帯に掛けると、たしかに着信音が鳴るのだった。よかったよかった、めでたしめでたし。

そんなことをしているだけで、また40分が経ってしまい、とっくに外は暗くなり私はひとり淋しくなって、玄関の鍵をしめて家に帰ることにしたのだ、仕事は相変わらずこなせてないまま、トホホ。。。


翌日になり、あとはF社からの書類だけ待ちなので、社長に「いつになるんだよぉ~」と言われないうちにF社に電話して、「いつごろ書類が用意できますか?」とこっそり尋ねると、「総務が取ってくることになっているので、訊いてみます」と言われ、折り返し掛かって来ると「今、事務員は支払の仕事で忙しいので、あさってになります」と言われ軽いカルチャーショックを受ける。

気分はららぽ

2013-11-11 | 車の練習
昨日はドライブがてら、ららぽーとに行ってみようかな、と思いつく。
たくさん店舗もあるし、見ているだけで飽きない、ウォーキングにもなるだろう。

そして、冷蔵庫に昨日の半額お惣菜の残りがいろいろあったので、弁当を持って行くことにした。
(ららぽに弁当って何やねん、と自分自身にツッコミを入れてみる。)

ちょっと余談になるが、この前牛丼屋で弁当を買っている時に、ある女性を見た。
それはイヤホンを聞きながら、ノリノリでひとり牛丼を食べている女性であった。
本当に自分のことを棚に上げてで申し訳ないが、完全に自分1人の世界に邁進しており、音楽と共に豪快な食べ方と言い、ほんとに申し訳ないが「女を捨てている」と表現しても間違ってはいないように思われる。

自分は1人ランチは基本牛丼屋のカレーなのだが、あれを見た時、またまた自分の身の程を思い知ったと言うか、「私もまさにこの姿とおんなじだろうな。」と思った。
周りが上品な食べ方だと自然にオホホホとなるかもだが、周りががさつな男に囲まれていると、自然に目から入った光景が手足に現れ、がさつにカレーをかっくらってしまっている可能性がある。と言うよりたぶんそうなっているだろう、間違いなく。

これぞ「朱に交われば赤くなる」のごとし。
これからは1人牛丼屋でカレーを食べる時にも、意識的に口を小さめにあけて「パクッ♪」と、見た目だけでも女性らしく食べることにしようと心に誓う。これも最後の悪あがきと言うか。
 

そして話は戻るが、お弁当を作ってららぽーとに行くことにした。

まさに気分はハイキングである。
しかも屋根があるので、雨が降り出す心配も無い。
そして、頂上でお弁当・・ではなくて、フードコーナーみたいなトコの片隅で手作りお弁当を広げる・・・名づけて「ひとりフードコーナー」とでも言おうか。
ちょっと面白そうだ。


そして遅くなってもいいように、kekeには夕飯分まで用意して「じゃ行って来るよ」と出掛けた。午後になれば早朝と違って車が混んでいる。
予想はしていたけれど、やはり混んでいる。車が進まない。

そしていよいよ日がナナメになってきた。
私は日差しが斜めになるのが昔っから苦手なのである。
暗くなるにしたがって、自然に家が恋しくなって帰りたくなる習性があるのだ。(だから学生時代もわりと早く帰宅していた。)

しかも、今日はまだこれから目的地。
いったい帰りはいつになるのだろう。
kekeには夕飯まで用意してあるから、夜になっても良いのだけど。。。

それでも車を走らせ、もうあと30分ぐらいかなと言う地点で考えてみたら、フードコーナーで弁当を開く間も駐車代が掛かってもったいないことに気がついた。
なので、その前に弁当を食べてしまおう、フードコーナーで食べるのも何だしと思い、某ファーストフード店でお茶だけ買って駐車場の車の中で弁当を広げる。そして一気に食べる。

(さて、これから・・)と思うが、ハテ?私はこれから何をしにららぽに行くのだろう。
洋服を見ると言う考えもあるけれど、もう3時過ぎている。
今からあちこち店内を歩いて、買うにしても買わないにしても、またそれから暗い中で家に帰るのか。。。。

そう思ったら、もう車を引き返していた。
(この気まぐれさが1人ピクニックの良いところ。)

せめて帰りは違う道を選んで充実したドライブにしようと思い、地図を見ながら違う道をみつけて戻ってきた。
そしたら、何と、帰りの方が道が早いことに気がついた。

近道も発見し、また近いうちにららぽに挑戦しよう。