津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

愛読書は辞書

2007-06-14 19:35:25 | 歴史
 私の記憶に間違いなければ、作家藤本義一の愛読書は「国語辞典」である。(だと思う・・・違うか?) そんな話を聞いた時「成る程なー」と感心したものだ。作家高田宏氏は中学生の時古本屋で大槻文彦の「言海」を手に入れられたと言う。四十歳を過ぎた頃、椎間板ヘルニアに罹られ、自宅での牽引治療の時間つぶしにその「言海」完読にチャレンジされたそうだ。一日数ページ一言一句を読み、千百余ページを一年余りで読み終えたと言う。そして一年ばかり後、大槻文彦伝の「言葉の海へ」を上梓された。この作品で大佛次郎賞・亀井勝一郎賞を受賞された。言語学者の大変な努力を知ることが出来た佳作だった。
 私は今毎日のように寝床の中で、一生懸命「くずし字解読辞典」を読んでいる。もちろん史料を読むためにだ。あの複雑なそしてよく似た形の文字が沢山あり、単に形を覚えるだけでは行き詰まる。それこそ一文字ずつにらみつけているが、進歩が無い。そこで書道と相成った。悪筆の文書にあきれる事しばしばだが、自分でやってみるとご同様である。さて、一年もすれば結果や如何に・・・・
・・・・・・どうも怪しい。
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コピー製本版の侍帳

2007-06-14 17:05:29 | 徒然
 友人が私の「肥後細川藩侍帳」をコピー(和綴じまでして)製本している。まだ間違いがゾロゾロ出てくる始末で、これは何とかお止めいただきたい処だが、「勝手たい」と言われれば返事のしようが無い。「二三文字ばかり改行されて体裁が悪いから、そうならないように気を付けてタイピングしろ」と小言まで云う。・・・勘弁してよ・・・「PCで見てくれ」というと、面倒くさいという。「利用する側の事をちゃんと考えてやれ」と口うるさい。「そんな積もりでやってる訳じゃないんだ」とちょっとへんぱくしてみた。「毎日/\書き込んでいるから、コピーしてもしょうがないだろう」といったら「又、その内にやり直す」とのたもうた。もう一年程前の話・・・多分そのままだろう(と思う)。最近は、綱利に対する松井興長の諫言の全文を、「早くUPしろ」とうるさい。予定してないんだよー。
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