私の記憶に間違いなければ、作家藤本義一の愛読書は「国語辞典」である。(だと思う・・・違うか?) そんな話を聞いた時「成る程なー」と感心したものだ。作家高田宏氏は中学生の時古本屋で大槻文彦の「言海」を手に入れられたと言う。四十歳を過ぎた頃、椎間板ヘルニアに罹られ、自宅での牽引治療の時間つぶしにその「言海」完読にチャレンジされたそうだ。一日数ページ一言一句を読み、千百余ページを一年余りで読み終えたと言う。そして一年ばかり後、大槻文彦伝の「言葉の海へ」を上梓された。この作品で大佛次郎賞・亀井勝一郎賞を受賞された。言語学者の大変な努力を知ることが出来た佳作だった。
私は今毎日のように寝床の中で、一生懸命「くずし字解読辞典」を読んでいる。もちろん史料を読むためにだ。あの複雑なそしてよく似た形の文字が沢山あり、単に形を覚えるだけでは行き詰まる。それこそ一文字ずつにらみつけているが、進歩が無い。そこで書道と相成った。悪筆の文書にあきれる事しばしばだが、自分でやってみるとご同様である。さて、一年もすれば結果や如何に・・・・
・・・・・・どうも怪しい。
私は今毎日のように寝床の中で、一生懸命「くずし字解読辞典」を読んでいる。もちろん史料を読むためにだ。あの複雑なそしてよく似た形の文字が沢山あり、単に形を覚えるだけでは行き詰まる。それこそ一文字ずつにらみつけているが、進歩が無い。そこで書道と相成った。悪筆の文書にあきれる事しばしばだが、自分でやってみるとご同様である。さて、一年もすれば結果や如何に・・・・
・・・・・・どうも怪しい。