津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

カテゴリーは歴史・・否

2007-06-25 12:48:28 | 徒然
 54年前のことである。数日間続いた雨は、上流部の阿蘇方面の水を集めて激流と化し、熊本市を貫流する白川をかけ下った。昭和28年6月26日の熊本大水害である。夕刻鴨居まで浸水した家を脱出して命を拾った。終戦からわずか7年余の事である。男手のない我が家では、小学校六年生ながら泥を掻きだしたり、畳や家具や布団や着物や・・・外に出したり、家に引っかかった大量の流木を処分したり・・・よくやったなーとしみじみ回顧するのである。毎年この時期を迎えると、昨日の事のように思い出される悪夢、50数年経っても単なる歴史のワンシーンとはいかない。通っていた小学校の同窓27名が亡くなった。いささかも気持ちは癒されていない。
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