津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

「一口城主制度」再開

2008-12-27 15:01:22 | 熊本
 熊本城築城400年にあたり復元された「本丸御殿」は、日本三大名城の名を一段と高らしめ、昨年の登城者は200万人を越えたという。「一口城主制度」による募金も約12億円に達した。熊本市は更なる熊本城の整備に向け、第二次の「一口城主制度」を2009年の1月1日から再開する。更なる皆様のお力添えを給わりたい。城内「桜の馬場」の商業施設も着工の運びとなり、熊本城もより魅力的になることだろう。

 私は、細川家熊本入国400年を、又盛大にお祝いしたいと思っているが、2032年の事だから百歳迄生きねばならない。ちょっと無理だなー。その頃には皆様のお陰を以って、すばらしい熊本城になっていることだろう。

 
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有吉家VS藪家 家来の喧嘩

2008-12-27 14:13:04 | 歴史
 忠利公の代の話である。
有吉家の家来と、藪家の家来が喧嘩を仕出かした。藪家の家来が有吉家の家来を「打放」とあるが、詳細は分からない。それを聞きつけた有吉家では、藪家に使者を送り、その家来を引き渡すように申し入れる。藪家は、「事のてん末はそのとおりだが、帰り着いた者を引き渡すことは出来ない」と返事している。

 有吉家(頼母佐英貴カ)側は大変立腹、弓矢を以って受け取るとすると、藪家側も弓矢を以って拒否すると息巻く。家中の侍も両家に分かれて味方するものも現れ、「大乱の端」の状態に陥る。

 中路周防なる人物が藪家を訪ねる。忠利の意で有ったのではないか。
「一度御屋敷へ帰候者御渡被成間敷由御尤千万ニ候、誠以潔も覚候、御家来も能御家来ニ而相手を首尾能仕留被申候由、主も主家来も家来、兎角可申様も無御座候」と話し、その家来に逢いたいと申し入れると、藪氏はその申し様に感激して受け入れる。
 中路周防はその家来に対し、「此度の仕方誠以勇能事共ニ存候、藪殿御一命ニかへ御おしみ候も御尤候、とくと知人ニ罷成候ハん」と側によると、全てを察した彼の家来は首を差し伸べる。中路周防はこれを一打ちにて首を切り落とした。周防は「某如比相計候ハん為罷越候」と述べ、この始末に異議があれば自分がお相手すると申し出る。藪氏曰く「御深志忝し、此上ハ可申様も無御座候」とて、一件落着している。

 両家に別条無く事は済まされたという。両家の意地のぶつかり合いの中で起きた不幸な事件だが、中路周防の見事な事の解決振りだ。三齋は忠利家督の際「其方ニ家督ニ相添ゆつり候者有之」とした人物こそこの中路周防である。
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