津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

利休・最後の半年

2008-12-08 19:59:24 | 歴史
アメリカ政治学者にして茶人という著者の渾身の力作・・津々堂推薦


利休―最後の半年


内容(「BOOK」データベースより)
 千利休斬首の真相!プライド、洞察力、気配り、佗茶の本質…生きざまに見る「覚悟」「守るべきもの」とは何か。茶人の著者による新たな利休の“復活”。

出版社 発行所=彩流社
著 者 土田隆宏 (土田仙煕 本名:宏)
         現職  城西国際大学人文学部国際文化学科教授
             上智大学外国語学部英語学科非常勤講師
    ja.wikipedia.org/wiki/土田宏
税込価格 1,995円(本体1,900円+税)
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喝食なる人

2008-12-08 14:36:32 | 歴史
 資料に時折「喝食」なる人物が登場するのを承知していたが、それが誰なのかわからないでいた。「部分御舊記」に正保弐年の「御扶持方御切米御帳」なるものがあり、寺社方・御合力方・後家衆・御上衆・松之助殿方・御竹様方・真如院殿方・御六様方・御藤様方・松助殿衆に続いて「御喝食江御付衆」とあるのを見つけ出した。更にこれは、京大坂詰衆・御役者衆・御物書御算用衆・御留守居諸奉行・所々御番衆・御職人衆・河尻御船頭衆・鶴崎御船頭衆等、約三千人ほどの名前が記されている。

 松之助殿とは忠利弟の細川尚房であろうし、御竹様とは忠利妹・竹(有吉頼母佐室)であろう。御六様とは細川綱利(六丸)だろうし、御藤様は忠利妹で後松平忠弘室である。どうも「喝食」なる人物はこの周辺に居ると当たりをつけて調べてみると、後に大徳寺住持となる忠利弟・宗玄(天岩和尚)が玄喝食を名乗っていた事が判明した。寛永十二年の生まれだそうだから、此の当時は10歳と言ったところか。御乳人・舟津玄知・松木傳右衛門と草履取一人・下女一人の計五人が記されている。

 さてこの「御扶持方御切米御帳」、いつの日かご紹介したいなと心を動かされている。
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