ある御宅の先祖附を読んでいる。大方を読み終わったのだが、八文字ばかりがどうしても読めなかった。
昨日は五時間程をかけて四文字を解読、残り四文字が持ち越しとなった。
私はこの類の文書は、読みとタイピングを並行して行う。読めない字は■で表記して置く。
これが多いとがっくりするのだが、今回は約2,600~2,700文字の内の8文字だから、一度の荒読みではそう多いとも云えないのだが、なんとしても0にしたい。
文章の流れを見ながら目星をつけて、くずし字解読辞典やくずし字用例辞典をひも解くことになるのだが、どうやらその目星が狂っている。
一休みしてタイピング原稿と先祖附とを全文照合しながら、間違いがないかをチェックしているが、ほかにも出てきそうでひやひやものである。
どうも■をつぶしてしまう事ができないのではないかと不安に駆られながら、重い気分でもう二時間を過ごしてしまった。