津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

「おもだか」咲く

2013-09-25 11:17:02 | 徒然

もうずいぶん以前の事だが、東京のY様から「沢潟」の球根をわざわざお送りいただいた。2009-12-27 10:22:51 
実は家紋の「おもだか」の デザインの素晴らしさに心打たれ、園芸店に出かけたとき「沢潟」を見付けたのだが、残念ながら手に入れることが出来なかった。
ちょうど四年ほど前、その事をブログで書いたらわざわざ送って下さったのである。(感謝)
処が植えっぱなしで手入れの仕方も判らず一向花がつかない。のちにY様から肥料がたらないのだろうとのご教示をいただいた。
そして今年ようやく蕾が付き、花が咲いた。頂戴してから3年9か月の快挙である。嬉しい・・・・・

田んぼでは嫌われ者の「おもだか」だが本当に愛らしく、これを家紋としてデザインした先人の目の確かさに脱帽である。

                                             

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書状を読む 伊達正宗の「白萩所望」状

2013-09-25 08:50:10 | 史料

 見事な鶺鴒の花押がある、あきる野市が所蔵する伊達正宗の書状である。私はこの書状の内容が大好きである。
宛先の大悲願寺の秀雄上人は正宗の末弟だとされるが、このお寺に見事な白萩の花が咲いていた。先に訪れた折には言い出せなかったが、この白萩を分けてほしいという手紙である。戦場では勇名をはせた武将が併せ持つ心の豊かさが伺える。

                            追而是式ニ候へ共任折
                            節小袖壱重進候
                            以上
                          態以飛脚申入候
                     先度者参遂会
                     面本望仍無心之
                     申事候へ共御庭之
                     白萩一段見事候キ
                     所望致候先日
                     兼候罷過候頂候
                     可恭候猶後音候
                     恐惶謹言
                           松平陸奥守

                          
                     八月廿一日 花押

                        彼岸寺
                               御同宿中 

 

新暦・旧暦の違いがあるが季節はちょうど今頃であろう。秋めいてきたお寺の庭先の白萩はいまを盛りと美しいことであろう。
              http://www.akirunokanko.com/index.php/hanagoyomi/191-2011-09-17-00-41-58

 (熊本のある御宅に御先祖様に送られた正宗の書状が残されている。誠に達筆であり鶺鴒の花押が見事であった。教養豊かな人物であったことが伺える文面も印象的であった)

コメント (3)
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