津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■夫婦喧嘩

2018-01-24 13:55:23 | 徒然

 宇土の殿様伯耆(名和)左兵衛顕孝公は、宇土市の名物「小袖餅」に関わる殿様で、その由来がまんが日本昔話の「孝行娘」で一躍全国区になった人である
ここで取り上げるのは、殿様の妹御のおはなし・・・

    言葉争ヒあつて

 合志伊勢守隆重の妻は、伯耆(名和)左兵衛顕孝の妹で大変な美女であるとともに、大きな茶臼をもって二三篇廻って見せる位の大力の持ち主だったそうだ。隆重とのあいだに「言葉争い」があり原因は「妬よ里」で夫婦喧嘩が起こったというわけである。

「妻女は夫たる人を捉え柱の礎石を引き揚げてこれに敷こうとしたが、隆重がわび」て決着、後に実家(宇土・伯耆家)に帰ったと記されている。
無念に思った妻女は「緑川に入其魂大蛇と成」とあるから、入水したという事だろう、その後合志家にたたり、「普(あまね)く人も知る」ことになったと伝えている。

こわいですね~こわいですね~。
御兄さんの和やかな話とは大違いです。

                    小袖餅 小袖餅本舗 -

 

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■明和繁雑帳・會所舊記から(21)

2018-01-24 12:28:40 | ご挨拶

 九ニ八

一御惣庄屋立合罷出候事
  此儀、時ニより候ては三ヶ所四ヶ所も一日ニ立合之場
  所差つとひ申儀ニ御座候、左様之節は其中ニて重立候
  方ニ立合、其餘ハ手代會所詰幷小頭共名代ニ差出、自 
  分は如何様之儀差支申候ニ付名代差出申候段、紙面も
  遣候得共、御役人ニより氣晴悪敷迷惑奉存候ニ付、願
  クハケ様/\之事ニは自分立合、又ケ様/\之場所え
  は手付之者迄ニて自分立合ニは及不申との譯筋、御立
  被下候ハヽ難有可奉存候、追年御用繁多ニ相成、自然
  と勤方届キ兼、間違も可有御座と奉存候、何レも奉恐
  入候
[上ノ付札]「此儀、御用重り候節は、入組多方え被罷出候様
   ニ加被相心得旨候事」

 九二九
百壹
一出火之節繪圖之事
  此儀、上り繪圖貮枚、御扣壹枚、御郡横目衆見分繪圖
  壹枚、幷焼家改之書付も相調申儀ニて繁多ニ御座候間、
  上り繪圖壹枚調上被下度奉存候
[上ノ付札]「此儀、卯ノ三月御達之通可被相心得候事」

 九三〇
百ニ
一人置所御仕法之事
一奉公人御根帳
一同引込帳
  右は前々より主人之名・奉公人之名・請人共迄書出來
  申候、尤在寺社・御家人・在町之抱は書出し不申候處
  近年相改、在寺社・御家人・在町出小屋共ニ抱暇之差
  出相達、奉公人根帳ニ書出、壹人限ニ給銀を付、居續新
  規之様子、或主人之暇、住所ニ至迄書載候ニ付、甚繁雑
  雑ニ御座候、其上何村何庄屋何某と帳面之内ニ一村ニて
  句限ニ、庄屋共書判印形去年より仕差上申候、且又引
  込帳之儀も、前々は手安キ仕法ニて御座候得共、近年
  之引込ハ殊之外繁雑ニ有之、しらへ方手間取申候
[上ノ付札]「此儀、人置所御仕法と申ケ條より根落奉公人之
   ケ條迄、當時ニては累敷儀も無之由ニ付、各別不及達   
   候事」

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